5日より全国で放映されているauの人気CM「三太郎」シリーズの新作で、ついに、俳優・菅田将暉（24）扮する鬼ちゃんの長男が登場した。
鬼ちゃんといえば、これまでのCMの中で、年齢が156歳で、結婚25年であること。長男の赤鬼を筆頭に、青鬼、鬼子、オニオン、おにぎり、さらに三つ子と8人の子だくさん。しかも自称「育メン」ということが語られてきた。
今回は、三太郎たちの前で見せる“超々軽い”いつもの鬼ちゃんではなく、長男・赤鬼と将来について語る父親らしい“シリアス”な鬼ちゃんの姿が見られる。注目の長男・赤鬼役は、人気子役の鈴木福くん（13）が抜擢された。
一日で最も美しい時間帯と言われる、マジックアワー（日没直後）、河原でたき火を囲む鬼ちゃん親子。「お前、将来どうするんだ？」と、赤鬼（長男）の将来について話を始める。赤鬼は「お父さんの電気屋さん手伝うよ」と答えると、「雷様のことか？」と確認する鬼ちゃん。「うん」と赤鬼が答えると、鬼ちゃんは「進学しないのか？」と問いかける。
赤鬼は少しためらいながら「うち、家計大変じゃん」と話すと、「生意気言うな！」と、すかさず怒る鬼ちゃん。「金の心配ならしなくていい」と話す鬼ちゃんの迫力に、少し驚いて見つめる赤鬼。鬼ちゃんは「だってお前勉強好きじゃねーか！」と赤鬼の肩をポンと叩く。続けて、「学んだことは誰にも奪われないから」と、優しく話す鬼ちゃんは、いつもの“超軽～い鬼ちゃん”とは違って父親らしい姿でシリアスな展開に。
「さて、もう一個副業増やすか！」と、勢いよく立ち上がる鬼ちゃんに赤鬼が「お父さん…本業…なに？」と尋ねると、「…え？」と振り返る鬼ちゃん。
というオチが付き、やっぱりシリアスだけでは終わらない。
鬼ちゃんの副業と言えば、これまで、雷様を兼任し、正月はおしるこ屋、夏祭りでは雷おこし屋、バレンタイにはチョコも売っていた。しかし、本業は謎。
また、このシーンでは、赤鬼の「お父さん…本業…なに？」という質問に、「ホンギョウ？」という鬼ちゃんのアドリブに笑ってしまうという、微笑ましいNGシーンもあったとか。
撮影の合間には、菅田が「鬼ちゃんのこん棒は意外と重たいよ」「きょうだいと顔似てる？」など、福くんに優しく話しかけていたという。そんなコミュニケーションが功を奏したのか、 焚き火の前で親子2人で語り合うシーンは、まるで本当の親子のような空気だったという。グラデーション色に染まる、背景の空にも注目してみてください。
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