（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
文：水華舞
アーティスト・山本彩が7月11日に都内で『アポロ アマチュアナイト ジャパン 24‐25』開催発表会見にタレント・小籔千豊とともに登壇し、司会はDJ TAROが務めた。
ニューヨークのマンハッタン北部 ハーレム地区に位置するエンターテインメント劇場『APOLLO THEATER』（アポロシアター）の独占ライセンスを吉本興業が取得。これにあわせて、『APOLLO THEATER』で毎週水曜日に開催され、数々の世界的スターを輩出したアマチュアの歌手やダンサーなどが出演するプロへの登竜門『アマチュアナイト』の日本版を開催することとなった。
今回は、歌・ダンス・ラップ・楽器演奏など、世界に通用する実力派の音楽パフォーマーを募集。年齢・国籍は不問。エントリーは7月11日午前11時から8月31日午後11時59分59秒まで。芸能プロダクションやレーベルなどに所属したり、契約を交わしていない方が対象となることがアナウンスされた。動画審査を経て、対面オーディションを行ったのち、予選大会を11月に大阪、12月に東京で各2公演ずつ、計4公演行う予定。山本と小籔はこのメインアンバサダーに就任となったことからゲストとなった。
山本は今回のアンバサダー就任に「大役で私で良いのかな？と、思ったんです。けれどスターを届けることを間近で見ることができるおでワクワクもしています。私自身もアーティスト活動しているので、刺激になると思っています」と、不安と同時に胸弾むような気持ちなのだとか。
応募を考えている方へは、『NMB48』だった経歴を持つ山本はオーディションについて語ることもあり、「30、40オーディションに落ち続けていて落ち慣れていたりもして、何やってもダメだなと思っていたんです。けど、最後に勢いで受けて見たのが『NMB48』で。そこで受けてなかかったら違うものになっていたと思うので受けるだけでもとは思いますね」と、アピールした。
さらに、山本はアポロシアターに行ったことこそないそうだが、以前、ニューヨークで路上ライブもしたことがあるそうで「セントラルパークで好きに歌うみたいな感じでやってみました。私以外もたくさんいて自由の国だなって感じました」と、現地の雰囲気の一端を語っていた。
アポロシアターに単独で立った日本人は藤井風、和田アキ子の2人のみだそうだが、もし立つことができたら？という質問が。小籔はユニット『ジェニーハイ』として活動しておりメンバーのいいところを挙げながら、「僕はバレへんようにただただ座ってるだけけにしたいと思います」と冗談めかしたが、「ほかの4人に頼りたいと思います」と、メンバーへの信頼感を見せていた。
決勝ラウンドの優勝者は1万ドルの賞金（日本円での支払い）と『APOLLO THEATER』の出演権の獲得。出演パフォーマーのなかからユニバーサルミュージック全面バックアップで『YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.』よりメジャーデビューもあるとしている。もしメジャーデビューでアメリカに行くことになったら？という問いかけに山本は、「私だったら行っちゃいたい。本場に行ったらまた違う声がかかるかもしれないっていう気持ちです」と、チャンスへの考え方を披露していた。
どんなパフォーマンスを観たいか2人に質問。小籔は「おっさんになったので、若い人が一生懸命するのにエモく感じるようになったんです。若いときは自分も頑張ってるから、頑張ってることにそんなに思わなかったんです。でも50歳を超えると、ええなぁ、頑張ってんなぁ。親が喜んでるやろな、と、思うようになったんです。いろんな人が出て、一生懸命やってくれたらと思っています」としみじみ話しつつ、「アポロシアターって聞いたことはあっても、出たいと思っても具体的にどんな段取りを取ったらいいのか分からない人が多いと思います。そのバスガイドさんが僕らの役割という気持ちです」とも。
山本としては、「年齢制限なしなので、年齢的に諦めていた方、遠ざかっていた方も背中を押されるような気持ちになるんじゃないかなって。自分のお父さんお母さん世代が、その瞬間に懸けるというのも見ることができたら胸が熱いと思っています」とのことだった。
そして山本から「私もそうですし業界で音楽だったり、いろんなお仕事をされている方、オーディションを経て、世に出てこられた方がいると思います。そうして人生が変わってきた方々ばかりだお思いますし、オリジナルスターが誕生して、日本の音楽業界が活気づいてくれたら嬉しいと思います」と、メッセージを寄せていた。
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
