『劇場版 マジンガーZ ／ INFINITY』初日が開催！
アニメーション『劇場版 マジンガーZ ／ INFINITY』（監督：志水淳児／配給：東映）初日舞台あいさつが13日、東京・丸の内TOEIで開かれ兜甲児役の森久保祥太郎、弓さやか役の茅野愛衣、リサ役の上坂すみれ、兜シロー役の花江夏樹、『あしゅら男爵』男性役の宮迫博之、原作の永井豪氏、志水淳児監督、オープニング主題歌を歌った水木一郎が登壇した。
1970年代に一世を風びした漫画家・永井豪氏原作の巨大ロボットアニメ『マジンガーZ』。そんな同作が永井氏の画業50周年を記念し公開となる作品。物語はTVアニメの10年後を描いており、兜甲児がマジンガーZを駆り新たな戦いに臨む。
上映後に温かな拍手が場内に巻き起こる中イベントがスタート。永井氏は、「自分が観たかったのはこれだったというくらいいい作品でした」と、大満足の出来なようで森久保の「マジンゴー！」の叫びは「脳天に来るくらいしびれました」と、絶賛。
これに森久保から笑みも漏れつつ、「石丸博也さんの40年前の音声を何度も聴いてオーディションに臨んで、こうしてやらせて頂くことになって、言っちゃっていいんですかという高揚感がありました」と、しみじみ。しかも、森久保にとっては「ロボットに乗るのが初めてでして。男性声優というと1回はロボットに乗る役を演じることが多いのですが、私は初ロボットでして、感慨深い作品になりました」と、記念にもなったようだ。
茅野は本作の話を来たときのことへ、「光子力ビームが目から出そうなぐらい嬉しかったです。壊すのではないですよ（笑）」と、独特のたとえで笑いを誘う。上坂は、「高校生のときに、たまたま古本屋さんで『マジンガーZ』を手にとったのが出会いです。だから、いま永井先生と同じステージに立つことができて胸がいっぱい泣きそうと思って。いまの『INFINITY』も違った魅力があるといいますか、マジンガーを観て大きくなった子どもたちが、共感できるものがあると思います」と、感想を寄せた。
さらに上坂は自身のリサ役へ、「永井先生のアンドロイドというと、胸がパカーンと開いて変形するんじゃないかと思っていたんですけど……」と、“懸念”もあったようだがそうはならずな感じだったため「心を込めて演じさせて頂きました」と、笑顔を見せた。
一方、宮迫は「実は一番最初になりたかったのは、アニソンの歌手の方なんです。水木さんと横に並べて、超合金にも憧れて友達のロケットパンチをなくしたことまでフラッシュバックしてきて、いま感慨深すぎて泣きそうですね」と、万感の思いを伝えると、水木も、「収録で一緒になったときに彼が駆け寄ってきて『夢がかなってないんです。一番最初になりたかったのは、アニソンの歌手の方なんです』と真面目な顔でおっしゃっていて、彼は本気なんだと思いました」と、その本気度の裏話を証明していった。
そんななか花江は、宮迫の方を向き「うちも超合金のパンチの部分がなくて（苦笑）」と共感したり「僕は世代ではないですけど歌はよく聴いていたり、身近なものではあったので、演じる上でプレッシャーも感じました。あんなに格好良くなると思っていなかったので緊張していました。2、3日くらいでアフレコしたんですが、偉い人立ちが並んで、『構想から約10年くらいかかっているんです、よろしくお願いします』と言われて、頑張らなきゃなという気持ちになりました」と、背筋が伸びたという話も披露していた。
終盤には水木による本作楽曲をフルコーラスで歌唱へ。「国家のような歌ですから」と言いつつ、水木は「一緒に歌おうZ！」と会場中に呼びかけ、観客もキャストも全員歌唱。しかも、森久保は“マジンゴー”のところで“ゴー！”と合いの手を入れて手を振り上げるなど思い入れの強さも見せ、最後に森久保から「日本が世界に誇れる、その最初の作品で、昭和から平成まで世界中に発信できること嬉しく思っています。永井さんの作品であり、水木さんの歌声で、何十年も残る作品になれば」と、呼びかけていた。
アニメーション『劇場版 マジンガーZ ／ INFINITY』は絶賛公開中！
“ゴー”に合いの手を入れる森久保
