横浜流星観客へのサプライズ登場成功で「バレないかハラハラしていました」！中田秀夫監督と主演映画「嘘喰い」めぐって話し合いも結果「彼が正しかった」と言わしめる

　俳優・横浜流星が19日、東京・有楽町のヒューリックホール東京で主演映画『嘘喰い』（監督：中田秀夫／配給：ワーナー・ブラザース映画）ジャパンプレミアを佐野勇斗、白石麻衣、本郷奏多、櫻井海音、村上弘明、三浦翔平、中田監督とともに開いた。

　漫画家・迫稔雄作氏のシリーズ累計発行部数880万部突破の同名ギャンブル漫画が原作。天才ギャンブラー“嘘喰い”こと横浜演じる班目貘（まだらめばく）が、日本の政財界を支配する闇倶楽部“賭郎（かけろう）”に挑みながら一流のイカサマ師達との手に汗握る心理戦を描いた作品となる。

　騙し合いゲームを描いた本作にちなみ、豪華キャストが観客に前代未聞のイカサマを仕掛ける登場演出に。アタック映像が流れた後にステージを覆っていた巨大スクリーンがあがりキャスト陣が登壇……するかに見えたが、暗転したかと思うとその10秒後には客席の間にキャスト陣が登場するという大仕掛けとなり、観客からは黄色い歓声で沸き返ることに。

　このサプライズの成功に横浜は「バレないかハラハラしていましたが、成功してよかったです」と、笑み。そんななか、佐野は「暗い中の歩行で流星くんの足を踏んでしましました」と、壇上で謝る一幕もあった。

　役作りとして横浜は「獏の髪色の銀髪に染めて、まずは覚悟を持つことからはじめました。それと獏は絶対的な自信を持っているし、人間らしさを持っているので、そこを意識しました」と話す。

　撮影の裏話として、獏が持つ小道具のことで中田監督とぶつかったという横浜。中田監督はハーモニカを獏に持たせたかったそうだが、横浜は原作どおり勝負中に食べるカリカリ海のみを持って臨みたいそうだが、3度の話し合いを通し、結果作品ができあがったときに中田監督は「彼が正しかったということです」と、脱帽ものだったという。この話し合いにより横浜は「それが撮影初日、2日目だったので、方向を確認できてよかったです」といい、中田監督からも信頼を得られたそうだ。

　佐野からは、横浜へ「クールなイメージを持っている方がいるかも知れませんけど意外とすごいしゃべってくれますよね。仕事のこともプライベートのこともしゃべってくれます。一番僕のことを分かってくれるんじゃないかな」と、言わしめる。桜井は獏と対峙する役柄を演じており「流星さんの圧とかを感じて、それに負けたら務まらないというので本当に必死でした」というと、横浜は「勝ってましたよ。いい表情をされてました」と、返して桜井を喜ばせていた。

　そして横浜から「きょうから本格的に嘘喰いがスタートします。たくさんの方にこの作品が届くように、みなさんお力添えよろしくお願いします」と、きちっと礼儀正しいあいさつでその場を後にしていた。

　映画『嘘喰い』は2月11日より全国公開予定！