山田涼介 映画館内ランウェー闊歩!「天国でした」なセリフで原田眞人監督に感謝

山田涼介 映画館内ランウェー闊歩!「天国でした」なセリフで原田眞人監督に感謝3

 アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』山田涼介が24日、東京・丸の内ピカデリーで映画『BAD LANDS バッド・ランズ』(監督:原田眞人/配給:東映/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)完成披露試写会に、俳優・安藤サクラ、宇崎竜童、吉原光夫、天童よしみ、サリngROCK、原田監督とともに登場した。

 第151回直木賞受賞の『破門』や小説『後妻業』などで知られる作家・黒川博行氏の小説『勁草』を、『検察側の罪人』や『関ケ原』などを手掛けた原田監督メガホンで映画化。<持たざる者>が<持つ者>から生きる糧を掠め取り生き延び、特殊詐欺に加担する主人公・ネリ(安藤)と弟・ジョー(山田)。2人はある夜、思いがけず“億を超える大金”を手にしてしまう。金を引き出す……ただそれだけだったはずの2人に迫るさまざまな巨悪。2人は果たして<危険な地>から逃れられるのか……をスリリングに描く。

 会場内は通路がレッドカーペットでランウェーとなり1人1人がランウェーを歩いて登場。山田はランウェーの途中で止まると、二階席にもしっかり手を振っての闊歩を見せた。

 まずは安藤から本日山田とともにさまざまな取材を受けていたそうで、「答えれば答えるほど、なんて素敵な現場だったんだろうと、素晴らしい先輩方と一緒にこの日を迎えて感じています」と万感な思いとともに、「原田監督、素敵な作品ありがとうございます」と丁寧に頭を下げていたが、原田監督のいる方向とは逆に頭を下げて隣りにいた山田が、逆方向と教えてあげるほのぼのとした光景が。

 続く山田は、2021年公開で俳優・岡田准一主演の映画『燃えよ剣』で原田監督作品に出演している。それだけに「原田監督とは2度めの作品をご一緒できて嬉しく思いました。毎日が刺激的な日で安藤さんとこの作品で現場をともにしましたけど、安藤さんをはじめ、素敵なキャストのみさんとお芝居できて、これからの力になると思っています」と、成長を感じたそう。

 そんななか宇崎から山田へ、「いまとなって言うのは遅いんですが……」と言い出し、場内に緊張感が走る。宇崎は続けて、「2人で走るシーンがあるんです。でも、ものすごく速くて追いつけない(苦笑)。今日取材のときに年齢を知りました。47歳差でした。年寄りに忖度というものがない」と、ぼやきつつもニヤリと笑うと、山田は腰を90度に折って「すいませんでした」と、ニコニコと頭を下げ、場内は笑いにあふれた。

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腰を深く曲げてしっかりお詫びする山田

 本作へ、山田は「闇の世界の住人たちの話でありますけど、その人たちなりの考え方があって。それを広く知ってもらいたいというわけではないですけど、不器用な生き方でしか生きられないというのを、この作品に出て感じました」と、しみじみ。

 そんななかジョー役を演じて、「ポスターで見るジョーの険しい表情を見ると、自分でサイコパスですと言ってますけど、自分の中では、ただのアホだと思っているんです。でも、クールに演じると面白くないやつになってしまうので、どこか憎めいない愛くるしい弟像を出せないかと思って。四苦八苦しながら安藤さんに引っ張っていただきながら演じていました」と、安藤に感謝していた。

 キャスト陣も現場で楽しげなコミュニケーションをとっていたようで、生瀬が安藤が休憩中にいきなり叫んだのを見て「原田監督からなんか言われてどうにかなってしまったんじゃと思ったんですけど、それはセリフの練習だったんです。じゃあ今から声出すって言えよ!」と、安藤にツッコんで安藤を苦笑いさせたり、山田は吉原の背のデカさに、「また背が伸びました?」と、尋ねたり笑いにあふれるものに。

 安藤と山田は本作で初共演となり姉弟役を演じて話を聞いたときのことへ、安藤は「最初に山田くんとご一緒できると聞いて、バディですごく楽しみになりまして。なんかきっと、自分も知らない自分のお芝居が見えるんじゃないかなと思って期待を持って挑みまして。そうしたら、まあ、なんとジョーの魅力的なことでしょう!」と手応えがあったようで満面の笑みで観客もその様子にワッと沸く様子が。

 一方の、山田は「いやもう、安藤サクラさんとお芝居ができる現場で、楽しい現場になるだろうって。バディでやらせて頂いて、本当に簡単な言葉でいうと、超いい人です!!」とニッコリだったが、隣の生瀬が「へー」と生返事だったため、山田は“どういうことですか!?”とばかり詰め寄る一幕も。

 山田の安藤への思いは止まらず、「編に飾ることなく自分のペースがあって。原田監督が安藤さんと居ると安藤さんの空気になって、朗らかな感じになって。自由にやらせてくれる監督さんなので安藤さんと、やるお芝居は楽しかったですね」というと、安藤も「楽しかったね」と、2人で笑みを交わしていた。

 イベント内では作品にちなんで、天国な瞬間地獄な瞬間?はという質問が。これに山田は、原田監督の方を見ながら、「『燃えよ剣』で使っていた池田屋のセットが出てくるんですけど、そこで『懐かしい感じがする』というセリフが言えて。そのときは監督の遊び心と愛をすごく感じたシーンで、僕はあの場であのセリフを言えたのは天国でした」と、お礼していた。

 完成披露試写会というとことで、安藤はいま「どうやってみなさんい広めていくのがいいか考えているんです。より一層多くのみなさんい多くのみなさんちという気持ちが沸き上がっています」と、意気込む。

 その安藤の思いを受けるように山田も「ようやくみなさまにお届けできる日が来たんだなって。これ撮影したの2年前くらいでしたよね。ものすごい寒い時期に撮影していたので今の時期に公開するのが不思議な気持ちはあります」としつつも「この作品の持つ素晴らしさをというのを、たくさんの人に感じて頂けたら。どうかみなさんお力をお貸しください」と、続けた。

 そして安藤から「台本を手にして、この役に出会って心が震える出会いでした。この作品との出会いは、そうない全身で心が震えました。それは山田くんとお芝居をしていても、山田涼介とジョーとの出会いは映画の歴史に残るものではなかったのかなと感じました。原田監督が描く、いろんな味わいのあるエンタテインメントをたくさんの方に観て頂きたい気持ちがあります。生きざまを届けたいと感じています。きょうこの時間を共有したからには仲間だと思っています。よろしくお願いします」と、メッセージを寄せていた。

 映画『BAD LANDS バッド・ランズ』は9月29日より全国ロードショー予定!

 ※『BAD LANDS』過去記事
 ・山田涼介 安藤サクラに寄り添い真剣な表情など!「BAD LANDS」初場面写
 ・安藤サクラ、山田涼介共演 原田眞人監督作品「BAD LANDS」9月公開へ

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ランウェーを堂々闊歩の山田

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