窪田正孝 主演映画「東京喰種 トーキョーグール」キックオフイベント開催！
俳優・窪田正孝（28）が2日、東京・六本木ヒルズ内のYou Tube Space Tokyoで映画『東京喰種 トーキョーグール』（監督：萩原健太郎／配給：松竹）キックオフイベントに、萩原監督、松竹の大角正常務取締役部長と永江智大プロデューサーが登場した。
漫画家・石田スイ氏が『週刊ヤングジャンプ』累計2300万冊の発行部数を誇る人気コミック『東京喰種 トーキョーグール』が実写映画化。普通の大学生のカネキ（窪田）がある事件をきっかけにリゼという喰種の内蔵を移植され人の姿をしながらも人を喰らうことでしか生きられない半喰種（グール）化してしまったことから、人間と喰種の衝突に巻き込まれていく姿が描かれる。
今回のイベントではプロジェクトの全容が明かされるというもので、配給決定国が世界23ヶ国となったこと音楽スタッフは『マトリックス』等の音楽を務めたドン・デイヴィス氏、主題歌に『RADWIMPS』野田洋次郎のソロプロジェクト『illion』から『BANKA』という楽曲となったことが発表となった。
窪田は「キックオフで、ちょうど1年前くらいに撮影が始まったんです。すごく完成度の高いものとなりました」と、あいさつから自信を見せる。さらに、本イベントには石田氏が福岡からテキストで参加していたが「石田です」と、簡潔すぎるあいさつに笑みがこぼれることも。
石田氏によると、実写化するなら窪田を希望したそうで、「そこが自分の中で映像化する意味があったのかなと思います」と、言わしめるほどだったのだとか。そのご指名を受けた窪田は、話が来たときのことへ、「サプライズ（笑）！」と驚きだったそうだが、原作を読んでみて「すごくカネキにとっては悲劇だけれど、コミックだったり引いて見れば喜劇になる、その瞬間をすごく感じられました。人間の美しさもそうだし、正当化する心もそうだし、人間って綺麗に生きいていることを許されているんだなと言うのを、現実世界を突き詰めた問題というものをエンターテインメントの形にしていたので、その部分をぜひやらせてもらえるとなったからには誠心誠意心責任を込めてやりたいなと思いました」と、決意したという。
さらに、石田氏からのオファーへは、「やっぱり生みの親である先生にオファーをいただけるのは光栄です。決まったときに先生からコメントを出して頂いたんですが、先生がああいうコメントを出してくれるからこそ救われることもありました」と、感謝のメッセージも。
カネキの演技プランへは、「初期のカネキくんはいまどきというかすごくおとなしい青年なので、カネキ以外のキャラクターが強い。人間側、グール側それぞれに触れて彼は形成されていくので、ニュートラルに徹していきました」と、真面目に話す窪田だったが、「あとはマスクが苦しかったです（苦笑）」と、お茶目なコメントも。
そんな窪田へ萩原監督は、「窪田くんはギリギリのバランスのところをついてくるんです。想像を超えてくる。こういうことをしてくるんだというのが楽しい。ずっと観ていたくなるようなお芝居をしてくるのが楽しいですね」と、その表現力を称えていた。
最後に窪田から「たくさんの方に愛されていることは重々承知しています。たくさんプレッシャーもありましたけど、スタッフのみなさんで作った2時間の集大成を、ぜひみなさんにお届けできるように頑張っていきます」と、これからの宣伝活動へ向け気合を入れていた。
映画『東京喰種 トーキョーグール』は7月29日より世界公開！
