『新しい地図』稲垣吾郎がパーソナリティを務めるラジオ番組『THE TRAD』(TOKYO FM)の5月12日の放送に『Number_i』平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太がゲスト出演した。
番組は『上質な音楽を、じっくり味わう。』がコンセプト。稲垣は月・火曜日のメインパーソナリティーを務めている。架空のレコード店『THE TRAD』を舞台に、音楽や趣味の話題を届け、稲垣は店長、フリーアナウンサー山本里菜は専属店員という位置づけでトークを繰り広げる。
『Number_i』は冒頭、「こんにちはー」といって入ってきたが、稲垣が「平野くんが『こんにちは』というとき1回のけぞったよね?」と、さっそくツッコむと、平野は「はい、あの……躊躇しました。これマイク入ってないですよね?」と恐る恐る尋ねられると、周囲から「入ってるよ」とさらなるツッコミを受け、さっそく笑いで包むなかトークを開始。
稲垣と『Number_i』は「お久しぶりというか、ほぼほぼ、はじめましてという」という状況だそうで、稲垣によると「以前、音楽番組に出演したときに楽屋にごあいさつに来てくださって。でも、そのときは遠くから見つめてたんです。意外と人見知りなんで」という関係性だったそう。ちなみにそのとき「香取(慎吾)くんが優しいお兄さんだった」と稲垣が回想することも。
そうした距離感だっただけに、稲垣としては「きょうはゆっくりお話ができて嬉しいです」という気分という。
一方、山本アナは「3人から見て吾郎さんのイメージは?」と声をかけると、「世間のみなさまと同じようなイメージだと思います。上品で、家に生ハムの原木があって」「ワインもありそう」との挙げていき、稲垣も「生ハムの原木あることはありますよ」とイメージどおりだったといい、そこから神宮寺が平野から以前生ハムの原木をもらったエピソードを披露していた。
トーク中に稲垣はそんな3人を見ながら「僕なんか自分と重なるところが多くて。グループとしてもうちょっと多い人数でやってて、で、まあグループを終わらせてからいま3人でやってるから、いま『新しい地図』として3人でやってる僕らとも重なるのかなって親近感が湧いてて」と、しみじみ。
そこから稲垣が『Number_i』として活動を始めて1年半でお互いに新発見したものはないかと問いかけると岸は「みんなの探究心とか向上心の新しい一面が見えたかな」と返答があり、稲垣も「音楽を一緒に作っていく仲間としてね」とうなずく様子も。
稲垣は『Number_i』のフルアルバム『No.Ⅰ』を聴いたそうで「格好いいよね」と、感じ入ったそうで「好きな音楽を自由にやっているという感じで。グループの頃から聴いていたファンの方とかは最初ちょっと聴き慣れないようなHIPHOPとかもあったかもしれないけど、自分たちのやりたい音楽をやり続けて。そんな3人を見てくれているファンがいるというその関係性はいいよね」と、感想を寄せることも。
トーク後半は、5月19日にリリース予定の2nd Single『GOD_i』の話題へと移り、楽曲を流しながらトークを披露。そのなかで音楽のルーツを紐解くこともあり平野は「僕は小学校低学年のころからHIPHOPのダンスをずっとやってて。本当に中学・高校に行くぐらいまで日本の曲をほとんど知らないくらい。ほとんど洋楽で。邦楽というものを全然知らずに育ってきました」と話し、両親とあとはダンスの影響を多く受けていたという。そこで稲垣が「最初ポップな曲でデビューしたときはちょっとびっくりだった?」と投げかけると平野もそこは正直に「びっくり……しましたね(笑)」と答える様子も。すると稲垣は平野のこれまでのイメージとして「王子様だと思ってたよ。白い扇子とか」とコメントして平野を笑わせることも。
続けて岸にも同じ質問がされ「親がJ-POPだったり年齢によって聴くものが変わっていったり」といい、稲垣は「音楽が好きなんだね。ジャンル問わず」。神宮寺は「ちっちゃいころJ-POPを聴いてて、最近はメロウな曲を聴くのが好きですね」とのことで稲垣は「チルっぽさを感じる」と話していた。
さらに稲垣は「菊池風磨には影響されてない?」と振りだすことも。なぜいきなりこんな話を始めたのかへ稲垣は「さっきTVで見たことある人が来たなと思ったら、あいさつに来てくれて」と理由も付け加えていたが、神宮寺によると菊池は「めちゃめちゃ近いお兄ちゃんって感じですね」とのこと。普段頻繁に会うことはないそうだが、音楽番組では会っているとも話していた。
今後の音楽活動のことを振られ神宮寺は「僕らは“天邪鬼(あまのじゃく)”感があるんです」と切り出す。その意味を問うと「いい意味で期待を裏切っていきたい」という気持ちがあるそう。その例として稲垣が、3人が『King & Prince』として活動していた時代の2022年大晦日の『第73回紅白歌合戦』にて楽曲『ichiban』を披露したことを引き合いに、「こういうこともやりたいんだなっていう気持ちを感じて格好よかった」と、納得する部分があったようで、続けて稲垣は「親戚のおじさんみたい」と話していた。
トーク終盤は3人のプライベートでの食事の話題へ。「男気じゃんけん」なるじゃんけんで支払いする人を決めているそうだが、この前日はそれまで平野が負けがこんでいたため神宮寺が「岸くんが払ってくれました」と話すとともに、「紫耀は隠れて毎回チェックしちゃうんですよ」と、スマートな支払いをしているとも話していた。
最後に番組に出演して「楽しかった」「お会いできて嬉しかった」といい、稲垣も「同じステージにも」と、声をかけたり、もし一緒に食事することがあれば「男気じゃんけんに参加も」と参加をほのめかす。しかし、平野は「参加じゃないですよね!」と“先輩のおごり”を期待する発言をしていたが稲垣は「平野くんがおごってくれるらしいから。ワインよろしくね。ブルゴーニュしか飲まないから」と、軽口を叩いてスタジオ内が沸くなか終了となっていた。
なお、この模様は放送後1週間までradikoで無料で楽しめる(https://radiko.jp/#!/ts/FMT/20250512160000)。