藤井直樹 主演「あの夏、君と出会えて」取材会!岡﨑彪太郎と笑みや永井大超え「黒さ」も

藤井直樹 主演「あの夏、君と出会えて」取材会!岡﨑彪太郎と笑みや永井大超え「黒さ」も5

取材会が開催(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 俳優・藤井直樹が6月16日に都内で舞台『あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~』(演出:木村弥寿彦)取材会に俳優・岡﨑彪太郎、前島亜美、宮地真緒、永井大、演出の木村弥寿彦氏とともに開いた。

 高校野球の聖地“甲子園”。太平洋戦争中の東京を舞台に、高校野球の全国大会が中止されていた時期の昭和17(1942)年8月に開催されたものの、公式の記録としては認められず、「幻の甲子園」とも呼ばれた大会を題材にした作品。令和7年の現在から、昭和17年にタイムスリップした令和の青年が、当時の球児たちと共に苦境を乗り越えながら甲子園出場を目指す姿を、瑞々しさとともに描き出す。

 本作の出演が決まったときのことへ、藤井は、「出演が決まったときはマネージャーさんから『これが決まりました』とポンと来たのですが、本当に僕に来たものなのかなって思いました」と、首をかしげたそうだが「台本を読んで徐々に実感が湧いてきたんです」と、納得する部分があったという。

 けいこ以外でも取り組みたいことへは、「エース設定なので、野球の練習をまず頑張りたいと思います。全体でも練習ありますけど個人でも頑張りたいと思います!」と、意気込む。では、誰かと練習する?との問いかけには隣の岡﨑を見ると、「僕は関西ですので……」と申し訳なさげな視線を返していた。

 岡﨑は、「この作品のビジュアル撮影の前までは、髪が長かったんですけど、切ることになって戸惑いというか、どうしたら良いんだろうという気持ちで。実際に髪を切ってポスター撮影させてもらうと意外と雰囲気あるんじゃんって」と、自身でも気に入ったそう。ちなみに両親からは「小中学生に戻ったみたいだねと言われました」と言われたのだとか。野球はしてはないそうだが、「テニスもやっていたのでそのノウハウが使える場面が出ると思って」と話していた。

藤井直樹 主演「あの夏、君と出会えて」取材会!岡﨑彪太郎と笑みや永井大超え「黒さ」も1

 藤井と岡﨑のお互いの印象へは、岡﨑が「近しい感じは感じるんです。誰とでも仲良く馴染める印象です」というと、藤井は「こたちゃんと呼んでいるんです。見るからに優しくて、実際に優しいのですが、何か裏があるんじゃないかって(笑)。その部分をこの期間で見つけて行ければ」と言って岡﨑を少し驚かせつつ、「こたちゃんに仲良くできそうだと感じています」と話していた。

 夏の甲子園に出場する選手だと肌が日に焼けて黒くなっているというイメージがあるが、記者から木村氏へ肌を黒く焼かせる?との問いかけには、「練習で勝手に黒くなると思います」といい藤井は「黒さが勲章になるように頑張ります!」と意気込めば岡﨑は「日傘やめたいと思います」という。

 永井演じる役はスパルタ指導をするということだが、藤井は「怖いです」と戦々恐々としつつ、「でも優しい方なので、演技の中ではスパルタでも優しい優しい人なんだと思うようにします」と、ついていくと語っていたが、永井は「僕が肌黒いから、僕より黒くならないと駄目だよ」と、返され藤井は笑って返していた。

 ダンスあるという問いかけもされ、木村氏は「いまのところないですけど、野球がダンス的な力強さみたいなところにないればいいなと思っています」とも語っていた。

 また、本作は、日本の戦後80年ということを意識して作られた側面もあり、このことに藤井は「僕もそうですけど、生まれたときには平和な国、平和な日本という中で育って、戦争って昔の話で、でも関係がない話というのは違うといういう気がしています。平和の中で育ってこられて、そういう時代があったということは絶対に忘れてはいけないことだと思っています。経験はしていないですけど、伝えていく存在になれたらいいのかなと感じています」と、気持ちを語った。

 舞台『あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~』東京公演は8月23日から8月31日までサンシャイン劇場にて、大坂公演は9月6日から9月14日まで大阪松竹座ほかにて、石川公演は9月20日に金沢市文化ホールにて、広島公演は9月23日に広島国際会議場フェニックスホールにて、愛知公演は9月26日から9月28日まで御園座にて上演予定!

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