アイドルグループ『WEST.』濵田崇裕が6月30日に東京グローブ座で主演舞台『歌喜劇/~蘇る市場三郎 冥土の恋~』(演出:河原雅彦)ゲネプロを開催した。
劇作家・演出家・俳優としても活躍するマルチな福田転球脚本、河原雅彦氏演出で濵田主演した『市場三郎』シリーズの新作作品。初演は2016年『歌喜劇/市場三郎~温泉宿の恋』、2作目は2018年に続編『歌喜劇/市場三郎~グアムの恋』が上演されたが、7年のときを経て、『市場三郎』3作目の上演となる。2018年の上演の際には、3回目もやりたいと話していた福田×河原氏×濵田の願いが結実し、今度は冥土(?)を舞台に笑いあり、感動あり、アカペラありと舞台ならではの魅力が詰まった作品が展開される。
舞台はクスリと笑える要素がそこかしこに散りばめられているものに。コメディやコントちっくな展開もたびたび訪れるが、歌唱シーンはどれもクオリティーの高い歌声が楽しめ、大堀こういち、玉置孝匡、高木稟、前田悟、山岸門人、シューレスジョー、松之木天辺とおなじみのキャストともに朝月希和、笠松はるが圧巻のハーモニーを奏でることも。
さらには殺陣ありと、迫力のシーンなども楽しめる仕上がりを魅せた。
その後の取材会でも濱田は、「アカペラであんなに歌うのは初めて」というくらい楽曲を多く歌っているうえ、演出の河原氏によると「アカペラ指導の先生もつけています。ミュージカルのけいこ場と一緒です」と、“歌喜劇”の看板は伊達ではなさそうな雰囲気を窺わせていた。
舞台『歌喜劇/~蘇る市場三郎 冥土の恋~』東京公演は6月30日から7月27日まで東京グローブ座にて、京都公演は8月1日から8月10日まで京都劇場にて上演予定!
※取材会記事
濵田崇裕主演「蘇る市場三郎」稽古は笑顔あふれる!「音を外すとすべてが終わる」
■あらすじ
毎度毎度恋に破れ、つかみかけた幸せを逃し続けている市場三郎。
相変わらず厳しい環境の三田運送会社で働いている。
7年ぶりの慰安旅行、行先は京都大阪関西ツアー。
行く先々で実らぬ恋を経験してきたが、早速京都では懲りずに舞妓はんに声をかけたり。
そして三郎は精進料理を食べに訪れた「青福寺」で美しい僧侶・青蓮と出会う。
良い雰囲気になるものの、次の観光地へ行くため名残惜しそうに別れる二人。
次に訪れたのは大阪・通天閣。
そしてうっかりが過ぎる事故のため、三郎がたどり着いたのは「あの世・黄泉の国」。
するとそこにはあの美しい僧侶・青蓮もいて……。
温泉宿、グアムと続き、今回の舞台は冥土!?
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ