俳優・森崎ウィン、アイドルグループ『Snow Man』向井康二がW主演し10月31日より公開予定の日タイ共同制作映画『(LOVE SONG)』(監督:チャンプ・ウィーラチット・トンジラー/配給:KADOKAWA)。本作の新場面写真が8月21日に公開となった。
東京とバンコクが舞台。突然の辞令で東京から海外勤務を命じられた研究員・ソウタ(森崎)は、バンコクで学生時代に想いを寄せていたカイ(向井)と再会。タイでカメラマン兼ミュージシャンとして活躍するカイの姿に心が揺れるソウタ。一方のカイも、学生時代に歌っていた“未完成の歌”をソウタが覚えていることに驚きを隠せず……。いつしかふたりを繋ぐ歌が再び胸の奥で響き始める──という異国の地で再会した2人が次第に心を通わせていく過程を温かな視点でユーモラスに描くピュアラブストーリー。
キャラクターの背景の詳細も公開。ソウタは大学を卒業後、同期のヒカリ(齊藤京子)と共に化学メーカーに研究員として就職、それから6年が経ち、仕事一筋で、恋愛には興味がないと周囲に言い切るソウタだったが、実は心には忘れられない存在――カイがいた。ソウタにとってカイは幼馴染であり、同じ大学に通い、かけがえのない時間をともに過ごしてきた親友。密かに想いを寄せていたが、その想いはきっと届かないと胸に秘め、親友として接していた。しかし、突然、カイはソウタの前から姿を消してしまった。
ある日、会社の新プロジェクトでタイ赴任の話が持ち上がり、ソウタに白羽の矢が立つ。飛行機が苦手で海外にも行ったことがなく、強く拒んでいたソウタだったが、ふとした会話の中でカイがタイにいることを知り、学生時代のカイの姿が思い浮かぶ。「仕事なら行きます」と、期待と不安に包まれながらも覚悟を決めたソウタは自らその一歩を踏み出す。ずっと言えなかった「好き」という想い。再会へのわずかな希望を胸に、ソウタは止まっていた時間を動かし始める。そして、仕事の合間に街を散策しているとき、ソウタとカイは運命の再会を果たす――。
今回公開された場面写真は、そんな長い間止まっていた二人の“両片想い”が再び動き出し、運命の再会へと至るまでの一瞬を切り取ったもの。
ソウタとカイの表情からも、お互いに驚きを隠せない様子が伝わってくる印象的なシーンとなっている。また、別カットでは、再会直後に、カイと会えて喜ぶソウタと、どこかそっけない態度を見せるカイの姿が収められており、2人の対照的な性格が伝わってくる。さらに、ソウタが研究員として、ヒカリと働いているシーンや、バンコクでカメラマンをしているカイがモデルのワタル(藤原大祐)と話している仕事中のシーン。また、ソウタが共にバンコク勤務となったジン(及川光博)とバンコクで過ごす様子を収めたシーンもあわせて解禁。ジンやワタル、ヒカリといった登場人物たちがソウタとカイの両片想いの恋の行方にどのように関わってくるのか。
これまで解禁された映像や今回の再会時の場面写真などからも伝わってくる性格が正反対のソウタとカイだが、森崎はソウタについて、「几帳面な性格で、カイの前でしか見せない表情があったりするなど感情が表に出るのが早い人。だからすごく素直。ピュアだからこそカイが困ってしまったりする。また、真面目で勉強熱心、一つのことに入り込んだら真っ直ぐのめり込んでいくようなタイプ」と、コメント。また、向井はカイについて、「ずっと一途で愛情深いのですが、その気持ちを表現するのが少し不器用なタイプ。感情をあまり表に出さないので、周りからは『クールな人』に見えるかもしれませんが、心の中には確かな愛情を持っている人」と、明かしている。性格的には正反対の2人だが、心に秘めた想いは同じ。バンコクで運命的な再会を果たした2人の想いが、喧騒と静寂が交差するバンコクで交錯する。再会の胸の高鳴り、それでもすぐには埋まらない心の距離――。交わらなかった気持ちが今、静かに動き始める。
※記事内画像は(c)2025『(LOVE SONG)』製作委員会