グローバルボーイズグループ『INI』(アイエヌアイ)の尾崎匠海と藤牧京介が9月6日に長崎・長崎スタジアムシティ HAPPINESS ARENAで開催された屋内型大型音楽フェス『HAPPINESS JAM 2025』に出演した。
『HAPPINESS JAM 2025』は「音楽でつながる、たくさんのハピネスを詰め込んだ特別な1日」をテーマに、J-popアーティストが集結する新たなフェス。スポットライトに照らされ、白と黒の対照的な衣装に身を包んだ尾崎と藤牧がステージに登場すると会場からは歓声が。
2人でのフェス出演は初めてということで、どんなステージなるのか期待感が高まる中、『INI』の楽曲「HERO」をアカペラで歌い始め、一瞬で会場全体を引き込む。『INI』のフェス定番曲を力強く歌いあげ、熱気あふれるパフォーマンスに観客もペンライトや拳を掲げて応えていた。
勢いそのまま、「Don’t Worry」(TAKUMI)、「Pay Back」(KYOSUKE)とそれぞれのオリジナル楽曲を今回は互いにfeaturing形式で披露。今年1月に開催された『LAPOSTA 2025 Supported by docomo』のソロステージぶりのパフォーマンス、そしてお互いの曲を一緒に歌い、踊るスペシャルな演出にファンは大興奮。Amazon Primeオリジナルドラマ『私の夫と結婚して』のテーマソング「So You Can Shine」では、尾崎の高音が突き抜けるように響き渡り、藤牧の穏やかな歌声が会場を包み込んでいた。
そして、藤牧が「続いて聞いていただく楽曲は、HYの仲宗根さんが僕たちに楽曲提供してくださった曲です」と紹介し「Unrequited Love」へ。叶わない恋をリアルに描いたバラードで、異なる声質が重なることで切なくも美しいハーモニーが生まれ、聴く人の心に寄り添います。「蕾」(コブクロ)のカバーでは、目を合わせながら互いの声を引き立て、圧巻の歌唱力で歌いあげていた。
ライブ初披露の「プロポーズ」は多田慎也氏が作曲を手掛け、尾崎・藤牧が作詞を担当した楽曲。愛する人と未来を重ねる強い想いを映し、人生の特別なシーンに寄り添う、純粋で幸福に満ちた“約束のラブソング”です。先日MVが公開され、ストーリーやダンスシーンが話題になっており、待望のダンスパフォーマンスも初披露となった。大切な人を想い、未来を願う気持ちを歌声に込め、会場もあたたかなムードに包まれます。「最後はこの曲で一つになって終わりたいと思います!声聞かせてください!」と煽ると、ラストはINIの楽曲「Party Goes On」。テンポの良い軽快なメロディーに乗せて観客も手を挙げ、尾崎が「みなさん今日はありがとうございました!最後に一番大きな声、聴かせてほしいです!」とさらに煽り、「Party!Party!」と声を出し、ハッピーなムードでステージを締めくくり。オリジナル楽曲のほか、『INI』の楽曲やカバー曲など多彩なセットリストで魅せ、初めて訪れた長崎の地で圧巻の歌声で観客を魅了していた。
新たな挑戦としてオリジナル楽曲を制作し、路上ライブやMV制作などさまざまな形で“歌”と向き合っている尾崎と藤牧。Spotifyのバイラルチャートで「So You Can Shine」 「Unrequited Love」が首位を獲得し、「プロポーズ」も現在上位にチャートイン。真摯に“歌”と向き合い、たくさんの人に歌声を届けている。今後は、9月20日に滋賀県で開催予定の『イナズマ ロックフェス 2025』への出演が決定している。
写真クレジット:勝村祐紀