俳優・阿部寛主演で芦田愛菜、藤原大祐、『なにわ男子』長尾謙杜、夏川結衣らが共演し9月26日より全国公開を予定している映画『俺ではない炎上』(監督:山田篤宏/配給:松竹)。本作の長尾に公式がインタビューした模様と新規場面写真が9月21日に公開となった。
作家・浅倉秋成氏の小説『俺ではない炎上』を実写映画化。大手ハウスメーカーに務める山縣泰介(阿部)が、ある日突然、彼のものと思われるSNSアカウントから女子大生の遺体画像が拡散され、殺人犯に仕立て上げられ、ネットで“炎上”し、日本中から追いかけ回されることになる。そこに彼を追う謎の大学生・サクラ、大学生インフルエンサー・初羽馬、取引先企業の若手社員・青江、泰介の妻・芙由子といったさまざまな人物が絡み合っていく。
長尾は泰介の取引先企業の若手社員・青江役を演じる。解禁された場面写真は、青江が泰介から資料の細かい指摘を受けて悲しげにうつむく姿を切り取ったカット。そんな青江を演じた長尾は「現代の若者の態度や考え方を“表現”している青年です。最初のシーンでは、修正できていない書類を山縣さん(阿部寛)に怒られて、一生懸命やったのにしょんぼりしてしまう。そんな姿や不貞腐れる態度も、『あるよね!』と思えるキャラクターだと思います」と、自身の演じた役柄を。
本作の台本を読んだ感想について長尾は「タイトルを見た時は『どういうことなんだろう?』と思いましたが、読み進めるとまるで現代を表現しているかのようで。ひとつのSNSのつぶやきがどんどん大きくなって拡散されていく事件なので、今この作品が日本で描かれることの大切さを感じました」と魅力を語った。
さらに、青江が暗闇の中で何かに視線を向けるシーンも解禁。先行して行われた一般試写の感想では、全てがネタバレで物語の鍵を握る青江を演じた長尾の演技に「長尾くんの表情で訴えかける目の演技が素晴らしかった」「長尾謙杜くんの演技に引き込まれて…」「全部がネタバレになっちゃうから何も書けない」など演技を絶賛するコメントの数々が投稿された。長尾自身も本作の見どころについて「もちろん、僕が演じる青江を含め、それぞれの登場人物が物語のキーマンになっています」とアピールした。
※記事内画像は(C)2025「俺ではない炎上」製作委員会 (C)浅倉秋成/双葉社