オリジナルTVアニメーション『さよならララ』AnimeJapan 特別ステージが3月28日に東京ビッグサイト KADOKAWA ブース(東6ホール J-52)KADOKAWA LIVE STATIONで開催。ララ役の菱川花菜、大津茉里役の川石奈奈、ルカ役の村瀬歩、小出卓史監督が登壇した。
アニメ制作会社『キネマシトラス』の15周年記念作品として発表された、TVアニメで2026年7月に放送予定の本作。童話『人魚姫』を題材としており、200年後に琵琶湖に蘇った人魚姫ララの物語が展開される。
以下、公式レポート部分。
人魚姫・ララを演じる菱川花菜、滋賀県に暮らす女子高生ボクサーの大津茉里を演じる川石奈奈、ララが滋賀の街で出会う少年・ルカを演じる村瀬歩、そしてララのぬいぐるみを抱えた小出卓史監督が登壇。会場の観客と生配信を見ているファンに向けて「みなさん、こんにちララ~!」(菱川)「こんにちララ~!緊張していたのですがみなさまのお顔を拝見して少し落ち着いてきました。楽しい時間にしていけたらと思います!」(川石)「おはようございまララ~!」(村瀬)「お越しくださいましてありがとうございまララ!」(小出監督)と四者四様の作品らしい挨拶を披露し、温かな拍手と笑いに包まれながらイベントは幕を開けた。
はじめに、菱川、川石、村瀬から本作のイントロダクションを紹介。イントロダクションと作品にまつわる3つのキーワードをもとに作品の世界観を紐解くトーク企画に。
1つ目のキーワード“人魚”と書かれたパネルを見せた菱川は「イントロダクションにもありますが、『さよならララ』は童話「人魚姫」をモチーフにした作品になっています」と説明すると小出監督は「オリジナルアニメーションで作品を綺麗に作ろうとするとうまくいかないこともあるんです。「人魚姫」は素晴らしい作品ですしそういうものをアニメにしたかった」と本作で“人魚姫”をモチーフにしたきっかけと理由を明かした。約200年の時を経て“本当の愛”を探しに滋賀県・琵琶湖に蘇る人魚姫のララ。そんな物語のキーとなるプリンセスを演じた菱川は、本イベントでララを意識したレッドカラーのドレスを着用して登壇。「PV もレトロな感じが出ていますよね。今日の衣装を選ぶのも楽しかったです」と期待感を露わにした。
2つ目のキーワード“滋賀”を挙げながら「主な舞台が滋賀県で、琵琶湖はもちろん、作品の中には滋賀ならではの場所がたくさん登場します」と説明した川石。滋賀県を舞台にした理由を問われた小出監督は「ローカルな場所を出したいという欲望は元々あったんですが、実際にやろうとすると、大自然とか雄大な景色を思い浮かべがちで。でもそうじゃなくて、自分が知っている地元が良かったんです。その辺にスーパーやコンビニがあって汚れた道路があるような、質感があるのが美しいと思っていて。そういう風に描きたかったことと、私が滋賀県出身だからです」と自信が滋賀県出身であることにも触れながら本作への思い入れを語った。
大津市に住む女子高生ボクサーの大津茉里を演じた川石は、茉里のようにボクシングを始めたそうで「運動神経があまり良くないのですが(笑)すごく楽しくやらせていただいています。茉里の気持ちが分かる!」と告白。村瀬は「ボクシングをするシーンも『もう少し運動神経が良いと嬉しい』と音響監督に言われていたよね(笑)」とアフレコ現場での微笑ましいやり取りを明かした。
3つ目のキーワード“人魚と人間の関係”を挙げた村瀬は「人魚の世界では、人間とは絶対に関わってはいけない存在。そんな存在に興味をもってしまったララがどうなっていくのか、人魚と人間の関係性にもぜひ注目してみてください」と説明。ララが滋賀で出会う少年であり、200年前に恋をした王子に似た容姿を持つルカを演じた村瀬は「芸術家肌で自分の好きなものに熱を持っている。200年前の世界にルカと似ている人が、いるのかな…?というところで物語が展開していくので楽しみにしていてもらえたら」と自身が演じるキャラクターの魅力を語った。さらに、ララが人間と関わるきっかけになったのが魔女・グレイス。彼女のことを村瀬は「言えることは少ないのですが、ララを人間に変えた魔女です!かなりキーパーソンなのですが、(深見)梨加姉のお芝居が蠱惑的」と説明すると監督は「(深見の)お声を聞いて、深見さんしか考えられない、と思いましたね」とキャラクターを見事に演じ切る深見の演技力に太鼓判を押した。
トークテーマは本作の作画や設定のこだわりについて。淡いパステルカラーを基調とし、ララ・茉里・ルカの仲睦まじい様子が描かれたメインビジュアル第2弾が解禁されると会場は温かい拍手に包まれた。キャストも「かわいい!素敵!泣いちゃう!」と口を揃えて興奮の様子。ビジュアルのこだわりについて監督は「日常や幸せなひと時を切り取ったようなビジュアルです。ポイントは画が正方形であるところです!」とポスターを向けながら自信を見せると観客からは拍手が湧いた。
さらに、第1話の一部映像も世界初公開に!セル画風でどこか懐かしさを感じる風合いをしたアニメーションのタッチに菱川は「何も喋られないくらい見入っちゃいました…本当に素敵な映像を監督、ありがとうございます…」と太鼓判。惹かれたシーンについて「もう毎秒…」と言葉を失う姿を見せた。ララが水中でルカと対面する、先行きが気になるシーンまでが明かされた本映像に村瀬は「え、ここで終わり?!」と驚きつつ「こうかな?と思ったことを良い意味で裏切ってきて、没入させるみたいな作りをしているのがすでに映像にも溢れてた」と高揚感を見せ、7月から始まる放送に向けて期待感を煽った。PV について小出監督は「とにかく時間がかかっているんです。複合的な要素を組み合わせて、いい色にするためにはどうしたらいいか心掛けて作っています」と制作秘話を語った。
また、最新情報も続々公開。滋賀県在住の大人気 Vtuber「ぽこピー」甲賀流忍者!ぽんぽこ、オシャレになりたい!ピーナッツくんとのコラボ企画「ぽこピーを探せ!」が決定したことに加え、それぞれコメントも到着。さらに本作の第1話特別試写会の開催が決定するとキャスト陣からは「すごい!」と声が。
イベントが盛り上がりをみせるも終盤に。
村瀬「先程公開された1話の冒頭映像だけ観てもまだまだ色々な声優さんの声も聞こえましたが、今後いろんな情報が明らかになります。本編のクオリティーが1話見ただけでもすごく高くて面白いだろうなと。オリジナルストーリーなので展開が予測できません。監督の頭の中どうなってんねん!と思いながら楽しく収録させていただきました。7月、是非楽しみに待っていただけますと嬉しいです」
川石「海の中の映像が印象的かと思いますが、本編には滋賀県も沢山出てきますし、茉里の魅力も沢山沢山これから皆さんに感じていただけるかなと思っております。またお会いできたらとっても嬉しいです」
菱川「普段、嬉しい時も悲しい時も、ララのことを考えるとご機嫌になってしまう性格になってしまいました。皆さんにとっても、っ思い出すとなんかちょっと明日から頑張ろうと思えるようなそんな存在になってくれたらとっても嬉しいです。7月からイベントなど沢山ありますので、ついてきてください!」
小出監督「アニメーションが制作できて、放送ができて本当に嬉しいです」と7月から放送開始となるオリジナルテレビアニメーション『さよならララ』の応援を呼びかけると、キャスト・監督は「さよララ~!」とオリジナルの挨拶でイベントを締め、会場は大きな拍手に包まれながらイベントは幕を閉じました。
■イントロダクション
昔々あるところに、ララという人魚のプリンセスがおりました。
海の王である父と、姉たちに愛されて、すくすくと育ちました。
ある日、ララは地上に生きる人間の王子に恋をしてしまいます。
それは人魚たちの世界では許されぬ、禁じられた恋でした。
それでもララは地上へ旅立ちます。
魔女グレイスにもらった薬を飲み、人間の姿になったのです。
しかしそれは、“本当の愛”を見つけなければ、泡となって消えてしまう禁忌の薬でした。
人魚のプリンセスでありながら、人間との愛を望んだララ。
けれど――――その願いは叶わず、泡となって海へ消えてしまうのでした。
それから200年。
長い時を経て、人魚姫ララは琵琶湖に蘇る。
今度こそ“本当の愛”を見つけるために――――
※記事内画像は(c)キネマシトラス/「さよならララ」製作委員会


