俳優・井上小百合が6月8日に都内で舞台『リア王』(演出:井上尊晶)製作発表記者会見に、主演の歌舞伎俳優・中村芝翫をはじめ、俳優・松下由樹、三浦涼介、朝月希和、大野拓朗、村田雄浩、演出を担当する井上尊晶氏とともに出席した。
芝翫と井上氏がタッグを組んできたシェイクスピア劇シリーズの第3弾。シェイクスピア四大悲劇の中で最高峰と称される『リア王』は、老境にあるリア王が3人の娘のうち自分を最も愛するものに国土を分割して分け与えようとしたことから始まる悲劇を描いている。
リア王の末娘コーディリア役を演じる井上。「コーディリアを演じさせていただけることを光栄に思っております。コーディリアと一緒で、自分をつくろって話すことが苦手なので、きょうも緊張しております。リア王という作品は娘の愛を言葉で測ろうとして起こる悲劇ですけど、愛は言葉では測れないものではないかとこれまでの人生で感じています。そんな人間の機微を表せればと思っております」「コーディリアは愛を伝えたり、自分の思っていることを伝えるのがすごく下手くそで、ほかのお姉さん方とは違うドライさを感じるかもしれません。ですが、自分なりの正義をもって演じたいと思います」と意気込む。
また、井上といえば、2020年までアイドルグループ『乃木坂46』メンバーとして活動。芝翫の長男で歌舞伎俳優の四代目・中村橋之助と結婚した能條愛未と親交があるという間柄だ。5月30日に橋之助と能條は結婚披露宴を開催しており、井上は名前こそ出さなかったが「16歳くらいからの仲間が芝翫さんの本物の娘(義娘)になりました。その姿を見て号泣して。親友もこの作品を観劇してくれるということで、友達のお義父様の娘役を演じるというのは不思議な縁を感じます」としみじみ。リア王という役柄上、会見中に“老害”という言葉も芝翫はたびたび使っていたが、井上としては「本当のお父さんの芝翫さんは優しい方なんだろうな」という気持ちを明かした。
続けて井上は、能條が「共演するのも喜んでいて、『明後日の記者会見も楽しみにしているよ、頑張ってね』という感じでした」とやりとりしていたことも明かす。
これを聞いた芝翫は「(能條は)可愛いお嬢さんで待望の娘ができました。いま国立劇場で(6月歌舞伎鑑賞教室を)やっていますけど、愛未も着物を着てデビューしました。先日も『お義父さんがお世話になるから』と伝えてほしいと話したら、それをちゃんと電話していることを知りました」と、義理の娘がしっかり対応してくれたことに感激している様子を見せていた。
舞台『リア王』は9月6日から9月22日まで新橋演舞場似て上演予定!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ




