アニメーション『シン・エヴァンゲリオン劇場版』（企画・原作・脚本・監督：庵野秀明／配給：東宝、東映、カラー）来場御礼舞台あいさつが28日、東京・新宿バルト9で開かれ碇シンジ役の緒方恵美、綾波レイ役の林原めぐみ、式波・アスカ・ラングレー役の宮村優子、葛城ミサト役の三石琴乃、赤木リツコ役の山口由里子、渚カヲル役の石田彰、碇ゲンドウ役の立木文彦、相田ケンスケ役の岩永哲哉、洞木ヒカリ役の岩男潤子、伊吹マヤ役の長沢美樹、日向マコト役の優希比呂、北上ミドリ役の伊瀬茉莉也、多摩ヒデキ役の勝杏里、加持リョウジ役の山寺宏一が登壇し、司会は野呂陽菜が務めた。
14歳の少年少女たちが、巨大な汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなり、第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」との戦いを描き社会現象まで巻き起こしたアニメーションシリーズ『エヴァンゲリオン』。新劇場版としては、2007年に公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』からはじまり、09年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、12年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』、そして本作となっておりシリーズの完結作品となる。
山寺は作品の感想を求められ「観ていて出ていて良かったなと思いました。たくさんのスタッフが命を削って作った。世の中にたくさんエンターテインメントがあるなかで、どれとも違う唯一無二の存在で、われわれ声優は作品との出会いとか、キャラクターとの出会いがほぼすべてと言っていいくらいです。僕もこうして長く加持リョウジという役に携わらせて頂いて、代表作の欄を見ると加持リョウジとアンパンマンのチーズでその2つの作品のキャラクターに感謝しています」と、ウィットに富んだコメントが飛び出す。
ネタバレを避けてミサトへかける言葉はないかという質問が飛ぶことも。そこで隣に座っていた三石は背筋を伸ばし、山寺は加持リョウジのボイスで「葛城。本当によく頑張ったな。そして、何より俺の×××を××してくれて本当にありがとう！」と、ネタバレを避けるため×の部分を自ら規制音を入れて笑いを取りに行き三石は「もう、いま一瞬泣きそうになった私がバカでした」と、爆笑し、山寺は「いまはマスコミの方々がいらしてるから」と、釈明していた。
そんななか優希は「この作品、シーンはほとんど抜きどりだったんですけど、TVシリーズは本当にみなさん集まって、山寺さんだけが……」と、言いかけたところに山寺が「そういう話はやめろ。一緒にやったじゃないか（苦笑）」と、やんわり牽制。しかし優希は続けて「でも現場ではスタジオの入り口でお会いするって……」と続け、山寺は「そーお？一緒にやったよ！飲みにも行ったじゃないか大久保で！」と、素知らぬ顔で話をする一幕が。
ほかにも、ミサトらが乗艦しているヴンダーという戦艦のクルーが腕にしているというバンダナを三石も模してしてきたことや、長沢がエヴァカラーのネイルをしてきたと披露したり、岩男がネタバレを意識するあまりあたふたして岩永がフォローするなど、思い入れあふれる光景が広がるものとなっていた。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は公開中！
（C）カラー
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