市川染五郎 山寺宏一は「すごかった」と演技の幅広さにビックリや「気持ちが1番高まって」というシーンとは?杉咲花「明日がちょっとでも楽しいものに」と願い込める

市川染五郎 山寺宏一は「すごかった」と演技の幅広さにビックリや「気持ちが1番高まって」というシーンとは?杉咲花「明日がちょっとでも楽しいものに」と願い込める6

 歌舞伎俳優で八代目・市川染五郎(16)、女優・杉咲花(23)が22日、東京・新宿ピカデリーで劇場オリジナルアニメーション『サイダーのように言葉が湧き上がる』(監督:イシグロキョウヘイ/配給:松竹)初日舞台あいさつをイシグロ監督(41)と開いた。

 フライングドッグ10周年記念作品。人とのコミュニケーションが苦手な俳句少年・チェリー(染五郎)と、コンプレックスを隠すマスク少女・スマイル(杉咲)。何気ない日常のなか偶然に出会った2人が、言葉と音楽で距離を縮めていく、ボーイ・ミーツ・ガールの物語となる。

 上映後にキャスト陣が登壇。本来ならば昨年5月に公開を予定していたが、新型コロナウイルス拡大防止のため2度延期を超えて、この日、ついに日の目を見ることとなり、染五郎は「本来なら昨年の5月に公開を予定していたのですが、2回も延期になってしまって、とても残念な思いと、悔しい思いがありました。なんとか公開を迎えられて、率直に嬉しい気持ちでいっぱいです」と、胸の内を。

 杉咲も「1年公開が延びてしまって、私もいつお客さまのもとに届けることができるのかと思っていました。この映画にピッタリの夏に公開できて嬉しいです」と、笑みを浮かべ、イシグロ監督は「僕はポジティブに捉えています」と、語った。

 チェリーというキャラクターを演じて、染五郎は「人見知りで、自分の思っている気持ちをうまく言葉にできないのですが、それで感情をうまく表現できるのが俳句なんです。自分自身も人見知りなところがあって、チェリーと自分が似ているところがたくさんあって、ここまで似ている役を演じられるのは、ご縁を感じましたね」と、しみじみで、歌舞伎との共通点はあるかとの問いかけにも「歌舞伎のセリフも七五調という台詞回しもありますので似ている部分があって、それは通じる部分があると思います」と、解説も。

 杉咲演じるスマイルは普段はマスクで顔を隠しているが、くしくも新型コロナウイルスの影響によりマスクをする生活が日常になったということもあり、杉咲も「期せずしてこうなったのかなって」ともコメントを寄せていた。

 作品の見どころへは、染五郎は「個人的にはクライマックスのシーンは、自分も演じていて、『チェリー頑張れ!』と応援したく成るようなシーンです。それはお客さま側から観てもそう思ってもらえると思います。演じている間も、気持ちが1番高まって、感情をあふれさせるシーンなので、この作品のタイトルのように“サイダーのように湧き上がり”ました」と、1番気持ちが入ったそう。杉咲は「スマイルがチェリーをカワイイというシーンで、2人の関係性に希望を感じられるシーンでした」とのことだった。

 アフレコ時については、声優・花江夏樹や山寺宏一らと掛け合いをしながらなものだったそうで、杉咲が「プロフェッショナルなみなさんに感動しました」といえば、染五郎も「この状況なら同じブースで実際にアフレコをプロの方がやっているのは見れないと思いますので、貴重な経験でしたし、とくに山寺さんはおじいさんの役と猫の役をやられていて、猫の役をやられるというのは当日まで知らなかったので、すごかったですね」と、山寺の幅の広い演技にビックリしたそうだ。

 ほかにも本作を一言で表すと、イシグロ監督は「ハッピーエンド」と簡潔に。染五郎は「ただの青春ストーリーではない」ことと俳句という要素が入っていることから、「日本語の美しさを感じられる」ことと言い、「自分の好きなところだしほかとは違うところだなと思います」とアピール。杉咲は「とっても眩しい作品」といい、その真意としては、「チェリーとスマイルのまっすぐに進んでいくのが眩しい」と、補足していた。

 最後に染五郎から「ぜひこの作品で暑い夏を乗り切って頂ければ」と呼びかければ、杉咲は「人だったりモノだったり、何かを大切に思う気持ちは、ネガティブなものを吹き飛ばしてしまうんだなということを、この作品を観ると感じる勇気をもらえる作品になっています。明日がみなさんにとってちょっとでも楽しいものになったらいいなと思いました」と、願いとともに。イシグロ監督は「感慨ひとしおですね。予想がつかない状況ですけど、爽やかになれるような映画をご用意していますので、ポジティブな気持ちになって明日も頑張って頂ければ」と、メッセージを寄せていた。

 劇場オリジナルアニメーション『サイダーのように言葉が湧き上がる』は公開中!

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特攻で大きな音が鳴りビックリ!

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