田中圭主演作「女子高生に殺されたい」は「自信作どころじゃないですよ!!」と声張り上げる!他人に理解されないのは「サンダルからサンダルに履き替える」

田中圭主演作「女子高生に殺されたい」は「自信作どころじゃないですよ!!」と声張り上げる!他人に理解されないのは「サンダルからサンダルに履き替える」4

 俳優・田中圭(37)が2日、東京・新宿バルト9で主演映画『女子高生に殺されたい』(監督:城定秀夫/配給:日活)公開記念舞台あいさつを俳優・南沙良(19)、河合優実(21)、莉子(19)、茅島みずき(17)、細田佳央太(20)、城定監督(46)とともに開いた。

 『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』などの漫画家・古屋兎丸氏の画業20周年を記念した同名コミック。女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人(田中)の9年間におよぶ、前代未聞の“自分”殺害計画を描いた作品。一見、常識的な人間でありながら、自らに潜む衝動を抑えられない男という難しい役どころを、不気味さと色気を併せ持つ狂気をはらんだキャラクターとして体現し、見てはいけない人間の深層心理まで浮かび上がらせる。4人の女子生徒の真帆役の南、あおい役の河合、京子の莉子、愛佳の茅島、川原雪生役の細田がそろい踏みとなった。

 黒で統一したコーデで登場した田中。「面白くて、刺さって、格好いい映画になっていると思います。楽しんで帰ってください」と、さっそく呼びかける。

 公開されて、さっそく友人から感想が寄せられているそうで、「めちゃくちゃ評判良かったです!きのうも友達を連れて観に来たんです。僕の友達なので僕のことは褒めないですけど、みんながみんな全部褒めてくれたんです。監督や演出など自分以外は全部褒めてくれて最高に嬉しかったです。きのうスクリーンで観て3度めですけど、冷静に観れば観るほど、クスクス笑えるんです。簡単な言葉で言ってしまえば僕が演じたのは変態なんですけど『春人を応援したくなった』と言われたのが、僕的に嬉しかったです。『頑張れ!』『ああっ!!』ってなったというのは、僕的には凄い褒め言葉を頂いたんです」と、手応えを感じたそう。

 勢いづいた田中としては、「自信作どころじゃないですよ!!」と声を張り上げて胸を張り、「1つだけ言えるのは日本映画として傑作に入ると思います。ご本人がどう思っているかわからないですが、『女子高生に殺されたい』を勧めてもらえれば、センスがいいなと思われると思います」と、大きくアピールしていた。

 共演者たちからは田中の撮影中のエピソードが語られていくこととなり、南からは「田中さんが朝入られるときに寝癖がすごいとおっしゃられていたのですが、本当にすごい寝癖で」という話や、莉子はTikTokの始め方を聞かれたといい、田中はこれになんとかコミュニケーションを図ろうとしたという意図を。

 河合は高いところに上るシチュエーションで田中が怖がっていたと証言。これに田中はその場所は床を踏むと軋むような音が鳴り、床が抜けるのではと恐怖したそうだが、南は平気そうにしていたとのエピソードが語られていた。

 作品に絡めて自分の中で他人に理解されなかったり、人とは違うかもと思うような部分は?という質問が。これに田中は「サンダルからサンダルに履き替えることですね」と発言。これは自宅から出るときにサンダルだそうだが、撮影現場にピックアップする自動車に乗るとまた別の現場用のサンダルに履き替えるということがあるという。それは現場からちょっと買い物に行くときもまた別のサンダルに履き替えるそうで、「靴を置いておくなら分かるんです、サンダルからサンダルに履き替えてどこかに行くというのが……」と、首を傾げながら話したり、「自分のチームは慣れてますけど、慣れてない方にサンダルをあずかってくれるとなったときに『どれを!?』という反応になりますね」と、苦笑い。そこから、本日登壇のキャスト陣へ「いつかそういうことやることになると思います」と、予言していた。

 そして田中から「監督スタッフ、ここにるキャスト、みんなのいいところがギュッと詰まった格好いい映画になっていると思います。ストーリーも春人の危険な願望、自分殺害計画というなかなか見ごたえのある作品になっています。面白いサスペンスになっているので楽しんでもらえると思います」と、アピールしていた。

 映画『女子高生に殺されたい』は全国ロードショー中!

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深々とお辞儀する田中

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高いところでの床が軋むことを熱弁

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細田のやっていることを観客でもやっている人がいるかアンケートを取る

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「怖っ!」としばらく口を開けっ放しに

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結構長く口を開けっ放しにする田中

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客席に手を振って退場