『新しい地図』草なぎ剛が10日、東京・TOHO シネマズ日比谷で映画『サバカン SABAKAN』（監督：金沢知樹／配給：キノフィルムズ）完成披露舞台あいさつに原田琥之佑、尾野真千子、竹原ピストル、金沢監督とともに登壇した。
金沢監督と萩森淳氏による共同脚本の完全オリジナル作品。1986年の長崎を舞台に、“イルカを見るため”に冒険にでることになった2人の少年の友情、それぞれの家族との愛情の日々を描く「子供が主役」の青春映画。80年代という時代を通して映し出される、貧しさの中にある人の温かさと優しさに触れるエンタテインメントとなっている。撮影は2021年8月から9月にかけて長崎県にて行われた。草なぎは主人公を演じる番家一路の成長した姿を演じている。
全国153館以上でライブビューイングが行われる中でのものとなり、草なぎはオフマイクで「よろしくお願いします！」声を張ったり、「遠くから応援してくれる方々もありがとうございます」と、お礼を。
続けて、「きょう初めての真千子ちゃんと竹原さんなんです」と、2人に会釈しつつ、「素晴らしい映画ができ上がったので、共有できたらと思っています」と、意気込んだ。
撮影では「真千子さんと会えると思ったらちょうどお帰りになっていて。真千子さんは2回夫婦役をやっているので（尾野の夫役を演じた）竹原さんには嫉妬しているんです（笑）」と、感想を寄せて笑いをとりつつ、「現場に行ったらみんな真っ黒で日焼けしていて、すごくいいチーム感で。景色も良くて楽しかったです」と、のびのびと撮影できたようだった。
さらに、草なぎは5年前に金沢監督が手掛けた本作にかかわるラジオドラマの脚本を朗読したという過去があり、その読み上げが本作380秒の予告編にも使用されている。「僕がラジオドラマをやることでいい感じにできたのではないかと思っています」と話していたところ、金沢監督は「読んでいる途中で、ちょっと待ってと感情が入りすぎて泣いていたんですよ。それをみて書いて良かったと思って」としみじみ。そんな感動的な原稿を作り上げた金沢監督へ草なぎは「『#金沢監督天才だ』で拡散してください！」と、大きくアピール。
そこから草なぎによる金沢監督を熱弁が始まることに。「『半沢直樹』の脚本とかも書いているんです。『あいのり』の金ちゃという人だったり、『ネプチューン』の堀内健さんとかも知ってたり、斎藤工とかも知ってるんです。いろんな経験があいまって、波が来ているんです！周りにおもしろい方々がたくさんいる中で、そういう発想が出てきているのかなって。僕は（金沢監督を）知らなかったんですけど、だんだんそうなんだと思って、こういう作品が書けるんだなって。これから来る監督ですから！」と、激推し！
さらには、「ふざけた感じで天才と言っていますが、本当にそう思っているんです。ここまで親近感のある世界観で涙が出ることがないなと思って。それは監督の経験のリアリティがあると思って。グッと来るところがたくさんある映画です。子供を抱きしめてあげる大切さというのがグッとくるんです。それさえできていれば、お父さんお母さんはそれでいいじゃないかって。劇中でも子供を迎えるところはグッときます。シンプルで大事なことが詰まっていると思います」と、止まらなかった。
ほかにも、原田へ芸能界で生きていくためのアドバイス？なるものを伝えるコーナーも開催。尾野が「そのままでいい。そのままがいい。のびのび成長していてってください」と伝えると、草なぎも「もうそのままで。真千子ちゃんの言う通り。あとは、感謝の気持ちを忘れずに。絶対にうまくいくと思うので」と、優しく伝えていた。
また、この日は番家一路が新型コロナウイルス陽性となってしまい残念ながら参加できなかったが、番家から手紙が寄せられ、草なぎへ復帰した際には「大好きだからいっぱい話したい」と伝えると、草なぎは「僕だけ番家くんと演技する機会がなかったので寂しく感じていたんです。でも、最近仲良くなったのでお会いするのが楽しみです」と、ほほ笑んでいた。
映画『サバカン SABAKAN』は19日より全国ロードショー予定！
※映画「サバカン SABAKAN」過去記事
・草なぎ剛の感動音声！映画「サバカン」380秒予告編解禁
・草なぎ剛が子供時代を懐かしむかのように見上げるビジュアルに！映画「サバカン SABAKAN」本ビジュアル＆本予告解禁でりりあ。歌唱の「キズナ」に【ANCHOR、りりあ。大島ミチルからのコメント掲載】
・尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、草なぎ剛ら共演の映画「サバカン SABAKAN」ティザービジュアル解禁！公開は8月で「青春の、少し前の、せいしゅん」
番家くんのパネルをさらっと回収して降壇する草なぎ
一緒にお辞儀する草なぎ