タレント・西川かの子、西川きよし、西川ヘレン、西川忠志が10月6日に大阪市内で『西川家のだし』商品発表会見を開催した。
9月8日よりかの子プロデュースの『西川家のだし』が関西圏のスーパーで販売。“なにわのロイヤルファミリー”の異名を持つきよしを筆頭とした西川ファミリーの味が家庭でもお手軽に楽しめる。
まずは、本製品をプロデュースした経緯について、かの子が「10年ほど前からカフェをやっていまして、お出汁パックも作っていたんです。お店のお客さまに販売したり、吉本さんのショップで少し売ってもらっていて、自分で納品して伝票を書いてということもしていたんです。けれど、(さらに広めようと思ったときに)1人ではどうにもならんことなんやと思って、そんなときに吉本さんから、『みんなで一緒にやってみたら全国に西川家の美味しいおダシが、いつか広まるんじゃない』ってお声がけを頂いたんです。母が私達のちっちゃい頃から美味しい料理を作ってくれる元となった出汁をみなさんのご家庭にも届けられる日が来たらいいなと思って」そこで、いろいろな方のお力をお借りして、きょうの日を迎えました」と説明。
ヘレンが毎日引いている出汁を飲み続けているきよしは、医者から健康なことを感心されるそうで「お医者さんが『西川さんもう来年80歳でしょ?80歳ぐらいになると、必ずどこかが悪いってみなさんおっしゃるんですけど、西川さんはどこも悪くおっしゃいませんね』と言われるんです。それで、調べてみると、血管が強いぞ、血が綺麗や、骨が強いぞと。そういう意味ではまだまだお仕事がしっかりできます。それはなぜですか?って言ったら、家内のヘレンのダシのおかげです」と、アピール。若手の多忙な時期の深夜や早朝、家族を起こさないようにと冷蔵庫で冷えているヘレンの作った出汁を2、3杯飲んでから仕事に向かいエネルギー補給していたというエピソードも披露していた。
同製品を作り上げるために、かの子は、「塩分量、原材料の調整も何回も試行錯誤して味を確かめました。お塩も何%ぐらいがいいんだろうかとか、辛すぎても、薄すぎても駄目ということで薄口になって」と、頑張ったという。この味で育った忠志も「ほとんど100%って言ったらおかしいですが、99%うちの味です」と太鼓判。ちなみに、その再現しきれない1%の部分は忠志によると、塩が入っていることなのだそうで「普段は出汁からも塩気が出るので、塩を入れてはいないのですけど、商品として売るためには塩を入れないといけないらしくて」とのことだった。
この開発によりヘレンとしても「私も80歳になりますので、毎朝寸胴でとるのは大変なことになりますし、よう開発してくれはりました。私もこれからはそちら(『西川家のだし』を使う)の方向に」していくそうだ。
また、会見には販売元のアイディアパッケージ株式会社の関係者も出席しており、発売後約1ヶ月の反響を尋ねると「750円(税込みだと810円)という価格で販売させて頂いていますが、それくらいの価格帯のお出汁は店舗に出すと1、2パック売れればいい方らしいのですが、『西川家のだし』は店舗ごとに10~15パック売れています」と、西川家の知名度とあいまって好評を博しているという。10月には販路もさらに拡大するといい、関西圏の生協でのデリバリーなどでも購入できるようになるそうで、さらなる広がりも窺わせていた。
西川家ではヘレンの出汁を、味噌汁をはじめ、だし巻き、おからと和えたり、ハンバーグに入れたり、高野豆腐にしたりとなんでも使っていたことも明かされ、かの子からどんな方たちに使ってほしいかへ「みなさんに、このお出汁を使っていただいて家族で食卓を楽しく囲んでいただける。もしくは1人で食べてもちょっと家族のことが思い出せるような、そういうお出汁になっていたらいいなと思ってます。『西川家のだし』ダシをどうぞよろしくお願いいたします」と、呼びかけた。
また、この日はヘレンの79歳の誕生日ということでかの子と忠志からサプライズで花束を用意。きよしからその花束をヘレンにプレゼントしたが、これにきよし、ヘレンともに感涙しかの子も忠志もその光景を笑顔で見守っていた。
■西川家のだし原材料
国産原料限定
かつお節:鹿児島県、静岡県
むろあじ節:鹿児島県、熊本県、三重県
いわし煮干し:広島県、愛媛県、香川県、山口県
食塩:岡山県
乾椎茸:大分県、宮崎県、岩手県
昆布:北海道
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ