舞台『THE BLANK! ～近松門左衛門 空白の十年～』を前に囲み会見が開催！
俳優・浜中文一（31）が13日、東京・よみうり大手町ホールで主演舞台『THE BLANK! ～近松門左衛門 空白の十年～』（脚本・演出：鈴木勝秀）公開ゲネプロをジャニーズJr.でアイドルグループ『宇宙Six』の江田剛（21）、俳優・内藤大希（31）、小林且弥（37）、細見大輔（45）、香取新一（56）、田村雄一（41）、佐藤賢一（51）、陰山泰（63）、ラサール石井（63）らとともに開いた。
近松門左衛門のベールに包まれた謎を解き明かした近松洋男氏の著書『口伝解禁 近松門左衛門の真実』（中央公論新社）を基にした舞台。浜中は戯作者として大成する20代の近松門左衛門を、江田は後の大石内蔵助である良雄と切磋琢磨し、秘密の任務である貿易 「塩の道」 と呼ばれる航路を波乱万丈に開拓していくこととなる。
ゲネプロ前には鈴木氏とともに浜中、江田、ラサール、内藤が和装で囲み会見を開催。浜中は「近松門左衛門を演じます。初めて実在の人物を演じるのでどう演じようかなと」と、とくに気負った様子はないようで、近松門左衛門については「多少調べましたけど、でも調べてもすぐ忘れちゃうんです。調べた事実はありますけど結果、忘れてる（苦笑）」と、マイペースに話して報道陣を沸かせる。
けいこを通して学んだものへ「学んでないっすね。終わってからですよ。いまはまだ……」と、最初は話していた浜中だが、「新しいことっていいんだなって」と、劇中の物語から学ぶものはあったよう。所作も勉強になったといい、「先生が非常に丁寧に教えてくださって、先生と僕とは非常に深い絆になりました」というほど、熱心な指導を受けたのだとか。
本作劇中では歌舞伎にも挑戦。しかもそれがスペイン語という難しさもあるが、浜中は「スペイン語を話しながら歌舞伎をやる、見得を切るという歌舞伎のなかの形をやっています。獅子の舞です。もう先生にめちゃめちゃ褒めてもらいました。『もう最高だよ！』って」と、熱っぽく話す一幕もあった。
一方の江田は「以前近松門左衛門の舞台に出演したのでそのつながりなのかなって思っています」と話しつつ、「いろんな役者さんたちがけいこ場で芝居しているのを見て、こうやって楽しくしていくんだなって作品の作り方を学びました」と、勉強になったよう。
そんな江田がダンスの振り付けを任された部分があるそうで、江田は「スズカツさん（鈴木氏の愛称）が『こういうイメージで』と渡してくれたので、それに振り付けを付けました」と、サラリと話していた。
キャスト陣がコメントするのを見ながら鈴木氏は芝居の仕上がりへ「もうばっちりです。とてもいい経験になりました。満を持してなので、この劇場を好きになりました」と言わしめるほどだった。
江田から「役的にも大事業を成し遂げようということをしていますけど、カンパニーの力を合わせて大成功をと思っています！」と、気合を入れると、浜中からは、「いろんな角度から芝居を作っているので観ている方は飽きが来ず、あっという間に終わると思うので、楽しみに劇場に来てもらえれば」と、アピールしていた。
舞台『THE BLANK! ～近松門左衛門 空白の十年～』東京公演は14日から25日までよみうり大手町ホールにて、大阪公演は27日から29日までCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演！
■出演キャスト
近松門左衛門役：浜中文一
大石良雄役：江田剛
松鹿平馬役：内藤大希
長岡光太郎役：小林且弥
寺田秀樹役：細見大輔
大石良昭役：香取新一
松浦重信役：田村雄一
幕府隠密役：佐藤賢一
セファルディ―老師役：陰山泰
後水尾上皇／法皇役：ラサール石井
