岩田剛典 クリストファー・ノーラン監督とハグ！
ダンス＆パフォーマンスグループ『EXILE』で『三代目J Soul Brothers』の岩田剛典（28）が24日、都内で映画『ダンケルク』（監督・脚本・製作：クリストファー・ノーラン／配給：ワーナー・ブラザース映画）ノーラン監督（47）の来日記者会見に登場した。
『ダークナイト』『インセプション』など、クオリティーの高い映像表現と世界観で世界を魅了しているノーラン監督最新作。、本作は海の町・ダンケルクを舞台に、実際に怒った史上最大の英仏軍40万人の撤退作戦を陸・海・空と壮大なスケールで描いており、7月21日から全米で公開されるや早くも2018年のアカデミー賞の最有力候補と言われるほどの大反響を見せている作品だ。岩田はノーラン監督の大ファンということでゲストとなった。
ノーラン監督は『インセプション』以来7年振り4度目の来日とあり、客席からも登場時に思わず歓声があがるほどの人気ぶりを見せる。ノーラン監督は初めての史実に基づいた作品ということで、徹底的にリサーチを重ね、当時の様子を知るダンケルクの住人にも話を聞いて登場人物たちのキャラクターを作り上げていったという話。
さらに、戦争映画ながら血などの残虐表現は控えめになっていることへは、撤退作戦ということを意識していたそうで、「従来の映画だと戦争がいかに恐ろしいか、ホラーとして描くというのがあるのですが、この作品はホラーを語る手法ではなくサスペンス・スリラーを語る手法になっています。ですので、敵なども見せていません。あくまでもサバイバルなので、敵の存在感をジリジリと感じさせ、時間との戦いというのを感じてもらえればと思っています。この作品にある緊張感はほかの作品とは違う緊張感だと思います」との解説や、スティーブン・スピルバーグ監督からさまざまなアドバイスをもらったこと、若い人を意識した作りにもしていることなども話していた。
そしてイベント中盤から岩田が登場。ノーラン監督と固い握手をかわすと「自分は表現者である前に、1人のノーランファンなので」と、ニコニコといった表情を浮かべる。
ノーラン監督の一挙手一投足を目に焼き付けるようにじっと話す姿を見ていた岩田だが、以前、ノーラン監督のことを、「頭の中を覗いてみたい人NO1」と評していたそう。この真意を問われると、「ノーラン監督の作る作品は映画、すごくこう……決まっているというか、この画を想定して、どう作り上げていくのか、結果っが分かった上で、逆算して作っているというか、その映像を撮るには、自分の中に表現したいものがないとと思うんです。あるだけでは具現化できなくて、いろんな人の協力がないと形にするのが難しく、ハリウッドで商業映画の中で、自分の作りたいものを作っている監督って、稀有だなって。『この人の頭の中どうなってるんだ！？』って。才能が羨ましいですね」と、べた褒めで、これにはノーラン監督からも「Thank You！」と笑みが漏れた。
なかなかない機会ということで、岩田からノーラン監督へ質問することになり、「シンプルに、現場を大切にされる監督と伺っていて、カメラのすぐ脇でディレクションされているノーラン監督ですけど、作品作りで、もっとも大切にしていることは」と、尋ねると、ノーラン監督は「さまざまなところですね」と絞れないようで、撮影、編集、録音のことをそれぞれ手厚く語ることも。
もう1問可能と言われた岩田は、「連日、世界各国飛び回ってインタビューばかりになっていると思うので、映画とは全く離れたところで、日本の訪れた場所で好きなところは？」と、ノーラン監督を気遣った問いかけをし、「前回は家族と来て京都の旅館に泊まったんです。子どもたちもよく覚えてくれていて木刀を買って障子に穴をあけてしまって（苦笑）。京都旅行は良いものだったのでまた来たいと思っています」と、プライベートを引き出していた。
そんな岩田へは、ノーラン監督から本作の台本がサプライズでプレゼント。これには岩田も、「童心に帰りました」と、満面の笑みで握手＆ハグをしていた。
映画『ダンケルク』は9月9日より日本公開！
岩田剛典
岩田剛典
クリストファー・ノーラン監督
