永瀬廉“聖地”千葉の劇場に伊藤健太郎、坂東龍汰とリモート登場!5歳の女の子へ「あきらめない気持ちはどんなことにも通じる大切なこと」とメッセージも

永瀬廉“聖地”千葉の劇場に伊藤健太郎、坂東龍汰とリモート登場!5歳の女の子に「あきらめない気持ちはどんなことにも通じる大切なこと」1

 “キンプリ”ことアイドルグループ『King & Prince』の永瀬廉、俳優・伊藤健太郎、坂東龍汰が6日、千葉・京成ローザで開催された映画『弱虫ペダル』(監督:三木康一郎/配給:松竹)ご当地最速試写会にサプライズでリモート出演。現地には原作者の渡辺航氏も登場した。

 『弱虫ペダル』は2008年から渡辺氏が少年誌『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載しており、アニメ、アニメ映画、舞台、小説、ドラマなどさまざまにメディアミックスされている高校生たちの自転車競技にかける姿を描いた作品。永瀬は総北高校に通う主人公の高校生・小野田坂道(おのだ・さかみち)役を演じており、坂道は地元・千葉から秋葉原にママチャリで通うアニメ好き。あることをきっかけに総北高校自転車競技部に入部することとなり、そこで出会った仲間たちの為に、自分の限界や壁を越え、レースに勝利するための努力を見せることとなる。伊藤は総北高校自転車競技部の1年生で期待の新人エース・今泉俊輔役を、同じく経験者で負けん気の強い鳴子章吉役を坂東が演じている。

 イベントが開催された千葉は、原作の聖地にして作品のロケ地。イベントは千葉県在住の方を対象に開催され、3人は上映後に「キャストによる特別コメントを流させて頂きます」というアナウンスとともに、スクリーン上にサプライズ登場となった。

 永瀬はまず観客たちへ、「映画『弱虫ペダル』いかがでしたか?『弱虫ペダル』のご当地である千葉県のみなさんに、誰よりも早く、完成した映画を見て頂けて、とても嬉しいです」と笑み。伊藤「全国で1番最初に見た方々ですからね。みなさんの表情をみて、直接感想を聞きたかったですね」と、少し悔しげに話すと、坂東「そうですね。直接会いに行けたら嬉しかったんですけどね。」とまるで収録コメントかのような話ぶりをする3人。

 そこで、永瀬が「となると思って……実はこれリモートで繋げてもらってます!」とリモートでキャストらと劇場側が繋がっていることを明かすと、収録済のVTRだと思っていた観客たちからは驚きの声が飛び交う。伊藤が、客席が映っているモニターを見せると、実際につながっている実感がわいたお客様から大きな拍手が巻き起こり、大盛り上がりとなった。

 本作は今月5日に完成したばかりという裏話が明かされ、それをお客様に届けることができた気持ちを聞かれた永瀬は、「スタッフ誰もが完成するのか心配していましたが、こうして映画をちゃんと届けることができて、とても嬉しいです」と、安ど。伊藤は「完成した映画を昨日見ましたが、とても感動しました。僕ら自身も実際にどういう映画になっているの気になっていましたが、最高な作品になっていると思います」と、自信。

 坂東は「昨日映画をみて、僕たちが本当に頑張っている姿や表情が嘘ではなく、自転車に乗っている姿も本当にきつそうなのがリアルに伝わってきました。ずっと早く届けたいとドキドキ・ワクワクしていたのでみなさんに見て頂けたのが本当に嬉しいです」と喜びを話すと、永瀬も「ワクワクが強いですね。手に汗握る瞬間が多く、早くいろんな人に見てもらうのが楽しみです。来週、無事公開を迎えられるということは、とても幸せなことだと思います」と、公開を迎えられる喜びを語った。

 続けて、MCから渡辺氏が客席で映画を鑑賞していたことを発表。客先からは拍手が沸き起こる。映画を初めて観た渡辺氏は「CG全盛の時代に全員がちゃんと自転車に乗って走りながら、そして喋りながら演技をしているところに感動しました」と、感想を。それに対して永瀬が「一気に肩の力が抜けました。『弱虫ペダル』を作った先生の言葉は本当に自信につながります」とホッとした表情を見せると、伊藤も「実写化する意味を見つけられたらと思っていたのですが、そんな中で先生にそう言って頂けてとても嬉しいです」と、喜んだ。

 イベント中盤には、来場者からキャストに直接質問をするコーナーを開催。緊張しながらバトントワリング部の女子高校生から手が上がる。「1番やり切ったシーンについて教えてください」という質問に対して、永瀬は「1つ1つのシーンが過酷だったのですが、一番は、坂道がママチャリで今泉とレース対決をするシーンです。ママチャリはロードレーサーに比べてペダルが重く、それに対してロードレーサーで走る今泉とレースするというのは、大変でした」。

 伊藤は「ガッツポーズするシーンがあるのですが、本作の見どころの1つだと思い、しっかり決めたかったので頑張りました」というと、質問者が「あのシーン、泣きそうになりました」と答え、客席からは大きな拍手が!伊藤も「そう言ってもらえるのは本当に嬉しい」と、笑みがこぼれる。坂東は「レースに負けて、海に入りながら悔しさを爆発するシーンがあるのですが、あの撮影日は結構寒くて、大変でしたが、全てを出し切りました!」と、冬の寒さのなかでの撮影の苦労を語った。

 続いて、5歳の女の子が挙手。キャスト3人も思わず「かわいい~」と和む一幕もありつつ、女の子から「映画、楽しかったです。どうすれば上手に自転車に乗れるようになりますか?」という質問に、永瀬が「俺と一緒に乗りましょう!」と言うと、伊藤と坂東は「それ以上のカッコイイ正解はない!」と苦笑。気を取り直して、伊藤が「こけてもこけてもあきらめないで、乗り続けることが大切」と言うと、永瀬が「自転車に限らず、そのあきらめない気持ちはどんなことにも通じる大切なこと」と、伝える。

 坂東は「自転車仲間を作って、友達と楽しく、刺激し合いながら自転車に乗ることが大事だと思います」と答えると、永瀬も「仲間と一緒に自転車で走る楽しさをみをもって経験しました。」と本作での経験を語りながら、質問に答えた。

 さらに、ユニフォーム姿の自転車競技部の男子高校生からは「ロードレーサーに初めて乗った時にこけなかったのでしょうか?」という質問が……。永瀬は「こけました!足がペダルに固定されている中で降りようとしてしまって……」と明かせば、伊藤は「川の土手で練習中にスリップして、こけそうになりました」と、ロードレーサに乗る難しさを語る。坂東は「初日の練習のとき、跨ってすぐにこけました。きっとこけた人第一号です」とお茶目なコメントに会場を笑いに包んだ。

 そんな中、質問者の自転車競技部の男子から「みなさんの自転車の乗り方、とてもかっこよかったです」と言われ、キャストらは経験者からの感想に嬉しそうに笑顔を見せた。

 まだまだ客席からは手が上がる中、終了の時間が迫る。最後に代表して永瀬から「本当にこの映画はたくさんの人に支えられて、無事公開ができそうです。たくさんの人が経験している青春であったり、ロードレースの選手たちの熱、疾走感が伝わる作品です。いろいろな壁にぶつかっている人たちの背中を押す映画にもなっていると思ってますので、多くの方々に届けられるように協力してもらえると嬉しいです!」と、メッセージを寄せた。

 リモート出演終了後、初めてのリモート舞台あいさつに永瀬は「いろんな年代の方々にも見て頂けて嬉しいです。劇場に伺えなくて残念でしたが、新しい形でコミュニケーションができて嬉しかったです。また、渡辺先生にも来ていただいて嬉しかったです」と感想を伝えていた。

 映画『弱虫ペダル』は14日より全国公開予定!

 ※記事内写真は(c)2020映画「弱虫ペダル」製作委員会 (c)渡辺航(秋田書店)2008

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