草なぎ剛「ミッドナイトスワン」で最優秀主演男優賞をレッドカーペットで佐藤浩市、菅田将暉、小栗旬、二宮和也が拍手で祝福!その後のインタではお茶目さ全開も【スピーチ部分ノーカット】

 『新しい地図』の草なぎ剛が19日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された『第44回 日本アカデミー賞授賞式』で最優秀主演男優賞を受賞した。

 草なぎは、昨年9月に公開となった主演作『ミッドナイトスワン』(監督:内田英治/配給:キノフィルムズ)で優秀主演男優賞を受賞。作品は、草なぎ演じる新宿の街で生きるトランスジェンダーの凪沙(なぎさ)と、親から愛を注がれることなくネグレクトされ生きてきた中学2年生の少女・一果(いちか)の間に芽生える“切なくも美しい現代の愛の形”を描く“疑似母子”のオリジナルラブストーリーとなっている。

 壇上には草なぎとともに優秀主演男優賞を『罪の声』で受賞した小栗旬、映画『浅田家!』で受賞した『嵐』二宮和也、映画『Fukushima 50』で受賞した佐藤浩市、映画『意図』で受賞した菅田将暉が並んだ。

 席から立ち一礼すると、プレゼンターのシム・ウンギョンから、本賞のトロフィーに当たるブロンズを受け取りスピーチをはじめた。

 「いやほんと……マジすか……ごめんなさい、なんか頭真っ白になってしまって。えっと、本当にいままで……あの……なんだろう、みなさんと仕事をさせてもらえたこととか……仲間のみなさんに応援して頂いていることとか、(香取)慎吾ちゃんとかゴロさん(稲垣吾郎)とか、本当に近い人たちが支えてくれて、きょうここの舞台に立てたんだな思って、嬉しいです。僕は代表としてこれをもらうということで、1人の力では到底たどり着けないところですし、映画ってそれぞれ作り手の方とか、役者の気持ちとか、いろんな方向性があると思うんですけど、なんか、1人1人の人生がより良く、自由にまっとうできるようなそんな作品作りと、人と人とのかかわりのなかで、これからも自分の人生をもっとうしていきたいと思います。会ったこともない方でも、遠くからでも応援してくださる方、本当にありがとうございます。これからも精進して頑張ります。ありがとうございました」

 壇上で一礼した草なぎはそのままレッドカーペットを歩き退場。優秀主演男優賞を受賞した小栗旬、佐藤浩市、菅田将暉、二宮和也も拍手を送りながら続きとくに佐藤からは肩を笑顔でポンポンと叩かれる様子も。そして舞台袖まで来ると、左から菅田、佐藤、草なぎ、二宮、小栗と並んで一礼。温かい拍手が会場を包み、この光景に草なぎも顔をくしゃくしゃにしながら涙をこらえつつ降壇していた。

 そんな草なぎだったが、その後のインタビューでは、「第一声がマジすかでしたがどういった思いでしたか?」と問われると、「そんなこと言いました?僕。なんか頭真っ白になっちゃって、『おどろ木ももの木さんしょの木』みたいな感じでなんかビックリしちゃって」と、お茶目さ全開!さらに、「諦めずに続けているといいことあるんだなと思って。人生捨てたもんじゃないなとすごく思うところがあって、みんなも一緒に頑張っていこうね」と、メッセージを寄せていた。

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 ※記事内写真は(C)日本アカデミー賞協会

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