真山りか生誕ソロライブ「まやまにあ-Level.5-」開催!一人の女性としての成長も垣間見れるようなメモリアルなものに【夜公演レポ】

真山りか生誕ソロライブ「まやまにあ-Level.5-」開催!一人の女性としての成長も垣間見れるようなメモリアルなものに【夜公演レポ】5

 “エビ中”ことアイドルグループ『私立恵比寿中学』の真山りかが15日、東京・Zepp Tokyoで生誕ソロライブ『まやまにあ-Level.5-』夜公演を開催した。

 グループメンバーのバースデーに合わせ、自身のプロデュースで個性あふれる内容が楽しめる生誕シリーズ。本公演は1月に開催を予定されていたが新型コロナウイルスの影響で今回に延期されていた、まやまにあ(真山ファン)にとって待望のライブとなっている。

 配信生中継も用意された本公演では、開場時からステージ上にはリビングのようなソファの脇に、点灯された照明が1つ。定刻を迎えるとドアを開ける音とともに真山が「帰宅」。物憂げな雰囲気の中で照明を消灯してソファに座ると『曇天』でスタート。

 “中学生”をコンセプトとしているグループの成長とともにエビ中と数々のコラボ楽曲を重ねてきた吉澤嘉代子氏による本楽曲は、『大人の女性』を主人公にしているアイドル楽曲としても異質な生々しい歌詞と世界観を持っているが、ソファの上で身悶えるような大人の女性的な表現を交えながら24歳の真山が歌い上げていく姿に会場は吸い寄せられていく。続いて、Mega shinnosuke氏によるスリッピーで毒舌的なリリックのファンクチューン『踊るロクデナシ』を歌い上げる。

 多彩な楽曲を持つグループの中で、唯一の初期メンバーであり長いキャリアを持つ彼女ならではの歌詞の深度も高い楽曲セレクト。『テブラデスキー~青春リバティ~』に続いて2015年リリースのソロ曲『イー・アル・サディスティック』を披露。キョンシーをテーマにした過去のタイアップ楽曲も24歳の真山が披露すると妖艶な雰囲気を増した新しい表現に。iri氏プロデュースによる『I’ll be here』もチルなムードを印象づけていく。

 コロナの影響もあり歓声を出せない中、オーディエンスの体を揺らさせながら空間を共有していくと、インターホンを鳴らして登場したのはゲストギタリストの三沢崇篤氏。エビ中バンドのメンバーとしても縁のあるサポートを受けてアコースティックでセレクトしたのはORIGINAL LOVE『接吻』、そしてaiko『ココア』。エビ中のアコースティックシリーズ『ちゅうおん』などグループとしての経験にも裏付けられた、堂々とした歌唱力と選曲となった。

 リラックスしたムードの中で三沢とエビ中バンドでの思い出に花を咲かせる中、真山が突然三沢に焼きそばパンをリクエスト、ダッシュで買いに行ってもらうことに。買い出し中(?)にはソロ曲『Shen-Shen Passion Night』、川谷絵音による提供曲『あなたのダンスで騒がしい』でファンとダンスで盛り上げていく。

 会場が盛り上がっている間に買い出しを終えた三沢が戻り落ち着きを取り戻すと、椎名林檎『ありあまる富』、フジファブリック『虹』を披露。続いて、ラッパー・さなりによる提供曲『結ばれた想い』を、原曲の青春感あふれるフロウはそのままにアップテンポなスペシャルアレンジで新しい解釈を魅せた。

 三沢氏を送り出し、終盤に差し掛かるとソロデビュー曲のカップリングとしてリリースされた北川勝利による名バラード『蜃気楼』をスケール感たっぷりに歌唱、最新アルバム『playlist』に収録されている真山がフィーチャーされたマカロニえんぴつによるラブソング『愛のレンタル』でテンションを高めると、エビ中ライブ鉄板曲「HOT UP!!!」に雪崩れ込みライブムードを作り出す。

 本編最後に用意されていたのは、先日悪性リンパ腫からの寛解が発表されたばかりのメンバー・安本彩花の復帰を待つ時期に披露された、『イエローライト』。エビ中と最も多くの作品数と時間をともにしてきた、たむらぱんによる1曲は、今困難を迎えている全ての人にも通じるような“時に立ち止まってもいい”と寄り添ってくれる、優しい応援歌。

 メンバーソロとしては初めてとなるバージョンでファンにとっても今もっとも大切な楽曲を丁寧に、エモーショナルに歌い切った真山はそっとソファに佇む。無音の会場でそっと歌い始めたのはクリープハイプ・尾崎世界観から贈られた『蛍の光』。2nd fullAlbum『金八』でも当日の幼さそのままに一発録りで収められ、ライブでも披露されることが稀な1曲をまもなく新メンバーを迎えるグループとしてもターニングポイントとなるフェーズに初期メンバーの真山が語りかけるように歌う姿はこの日もっとも説得力のある、印象的なシーンとなった。

 「もう電気を消しておやすみなさい。いかなくちゃ」という歌詞と共に本編中点灯していた照明を自らの手で消すと、無言で会場を後に。自ら「エビ中第二章の終わり」と語っていた、ひとつのストーリーの終わりと、つぎのはじまりを予感させるようなメッセージが込められたハイライトとなった。

 会場からはメッセージを受け取ったかのような温かい拍手が返されると、束の間、トラックメイカー・さつき が てんこもりがリアレンジした“まやまにあ”のテーマソングのような位置づけの『MAYAMATURE』の爆音が鳴り響く。

 エビ中の出囃子『ebiture』をEDMアレンジしたこの楽曲で本編の心象的な流れを笑い飛ばすかのように盛り上げると、まやまにあ達がいつ演るか待ち疲れていたであろう彼女のソロデビュー曲『Liar Mask』をパフォーマンス。高速プログレ楽曲に南流石による超個性的な振り付けも壮大に魅せ切ってファンにも問答無用のエンディングと叩きつけた。

 彼女のプライベートなセンスにも近いメロウな楽曲を中心に、新しいフェーズを迎える期待と不安を織り交ぜたようなメッセージ感ある構成、そして最後はそんな小さな不安を初期からのエビ中のコンセプト通りユーモア全開に笑い飛ばすかのような終演のさせ方に、アイドル・エビ中としての心を忘れないままにパフォーマー、そして一人の女性としての成長も垣間見れるようなメモリアル公演となった。

 なお、本公演は4月16日(金)21時までアーカイブ視聴が可能となっている。真山りか生誕ソロライブ「まやまにあ-Level.5-」 Live at Zepp Tokyo 2021.4.15 PIA LIVE STREAM(https://w.pia.jp/t/ebichusolo/)

 M1:曇天
 M2:踊るロクデナシ
 M3:テブラデスキー?青春リバティ?
 M4:イー・アル・サディスティック
 M5:I’ll be here
 M6:ORIGINAL LOVE / 接吻 ※
 M7:aiko / ココア ※
 M8:Shen-Shen Passion Night
 M9:あなたのダンスで騒がしい
 M10:椎名林檎 / ありあまる富 ※
 M11:フジファブリック / 虹 ※
 M12:結ばれた想い ※
 M13:蜃気楼
 M14:愛のレンタル
 M15:HOT UP!!!
 M16:イエローライト
 M17:蛍の光(Acapella)
 SE MAYAMATURE
 M18:Liar Mask

 ※Guest Guitarist : 三沢崇篤

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