小瀧望 陽気さから取り乱し絶望姿まで熱演!目からウロコのアドバイスやジャニーズWESTメンバー出演ドラマ「観た!」と言いつつ“観てない”ものあること告白

小瀧望 陽気さから取り乱し絶望姿まで熱演!目からウロコのアドバイスやジャニーズWESTメンバー出演ドラマ「観た!」と言いつつ“観てない”ものあること告白5

 アイドルグループ『ジャニーズWEST』小瀧望(25)が28日、東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで主演舞台『検察側の証人』(翻訳・演出:小川絵梨子)取材会を開き、瀬奈じゅん、成河とともに初日を迎えての気持ちなどを語った。

 ミステリーの女王と呼ばれる世界的な推理小説家アガサ・クリスティ原作の法廷ミステリー。容姿端麗な青年レナード(小瀧)が大富豪で独り身の婦人を撲殺した容疑で起訴されるところから始まる。彼はまったくの無罪を主張しているものの、状況証拠は彼に不利なものばかり。レナードはあえなく逮捕され、敏腕検事のマイヤーズ(成河)が事件を担当することに。彼を裁く法廷が開かれ、法廷弁護人と検事の答弁が白熱の応酬となる中、唯一のアリバイを妻ローマイン(瀬奈じゅん)が証言する……はずだった。しかし、法廷に立った彼女から口を突いて出た言葉は、彼から『婦人を殺した』と告白された、という「検察側の証人」としてのものだった……。

 会見前にはメディア向けに3シーンを公開。逮捕される前の陽気なレナードの姿や、法廷シーンに入ってからは、さまざまなことに翻弄され取り乱し絶望で打ちひしがれていく演技を熱演。一方の瀬奈は冷酷に見えるほど落ち着いた証言をしたり、成河は小瀧を追い込んでいく演技など仕上がりの一端を窺わせた。

 本日初日を迎えることへ小瀧は、「信じられないというか、本当にギリギリの状態でやっているんです。毎日のように抗原検査、PCR検査をしてたどりついた……そう!たどり着いたという感じです。まずは、きょう初日、走り出しをいいスタートをしていきたいなと思います」と、意気込んだ。

 レナードを演じるうえで小瀧は「試行錯誤しています」と話しつつ「感情を作ってその感情を持ったまま台詞をいうということですね。その方法を間違って覚えちゃっていた部分があって、(演出の小川氏から)『台詞は相手へのプレゼントだからちゃんとあげないと』という言葉を頂いて、頭のど真ん中に置いてやってます」と、目からウロコのアドバイスをもらったのだとか。

 この小瀧の発言へ成河は「素晴らしいですよ。誰よりも実践していて。いつでもそこにあるという意識を持ってされていて」と、称えていた。実際にレナードが群衆から注目を受けるという役どころのため、その意識を普段の生活からしていることも明かしたり、レナードと自身の共通点として、「レナードは素朴なんです。僕も素朴ではあるので」とも話していた。

 小瀧といえば2020年の主演舞台『エレファント・マン』の主人公のジョン・メリック役の演技が評価され第28回読売演劇大賞の杉村春子賞を受賞したということで、受賞して演技などに変化はあった?との質問もあったが「いやー全然!賞はみなさんで頂いた賞ですし森さん(『エレファント・マン』を演出した森新太郎氏からは)『賞のことは1回忘れろ』と言われたんです。でも、どこかにその気持ちがあったみたいで、この舞台のけいこでやっとそれが取っ払えて。いまは『検察側の証言』のレナードに集中しています。意識を常にどん欲に、高みを目指して1日1日大切に向かっていきたいと思います」と、気持ちの流れを語っていた。

 ほかにも、瀬奈と小瀧が成河の「パワーのとエネルギーがすさまじい!」と、圧倒されているといい「消耗する?」との問いかけに小瀧は「めちゃくちゃあります!食らいついていこうと思ったら、こっちも死になっているんです。成河さんに助けて頂いている感じです」と、成河の演技に導かれているそうだ。

 また作品にちなんで、最近ついた嘘はあるかとの質問に小瀧は「僕はまだ観てない『ジャニーズWEST』のメンバーのドラマを『観た!観たよ~!よかった!!』と言った作品が何作かあります。タイトルは差し控えさせてもらいます(苦笑)」と、意外な告白が飛び出す。そこで記者が「いま放送されているやつ?」と、質問すると「今放送中のではないです」と、笑いながら答えていた。

 その話題に挙がった『ジャニーズWEST』メンバーたちからはグループLINEを通じて「『初日おめでとう!大変やろうけど頑張って』とメールもらいました。今回も来てくれる人は来てくれるんじゃないかと思います」と、メンバーの間の関係性を窺わせるようなコメントも残した。

 そして小瀧からは「きょうは初日を迎えられたことを本当に嬉しくう思います。エンタメができるということが当たり前じゃないということを2020年に感じました。逆にエンタメを届ける必要があると思いますし、2020年に生のエンタメに触れない時期が長かったすけどメンバーの舞台をに行ったときに、本当に涙が出てきたんです。キャスト一丸となって、1ヶ月やりきりたいと思います。頑張りますのでよろしくお願いします」と、メッセージを寄せていた。

 舞台『検察側の証人』東京公演は28日から9月12日まで世田谷パブリックシアターにて、兵庫公演は9月16日から同20日まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて、大阪公演は9月23日から同28日まで上演を予定している。

 ■出演キャスト
 青年レナード・ボウル:小瀧 望(ジャニーズ WEST)
 ローマイン・ハイルガ―/ブロンドの娘:瀬奈じゅん
 ウィルフリッド卿:大滝寛
 首席秘書カーター・判事:浅野雅博
 ハーン警部・警官:寺西拓人
 ワイアット博士:斉藤直樹
 グリーダ:林愛夏
 クレッグ・看守:西川大貴
 裁判書記・廷吏:阿岐之将一
 ジャネット・マッケンジー:那須佐代子
 事務弁護士メイヒュー:梶原善
 検察マイヤーズ:成河

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取材会は笑いの絶えない感じに