高畑充希 柳家喬太郎の「黙れじじい!」以降の反応に「どんどん可愛く思えてきて、エンジンかかっちゃった」と反省!大久保佳代子から「魔性の女」など温かさあふれる

高畑充希 柳家喬太郎の「黙れじじい!」以降の反応に「どんどん可愛く思えてきて、エンジンかかっちゃった」と反省!大久保佳代子から「魔性の女」など温かさあふれる4

 俳優・高畑充希(29)、落語家・柳家喬太郎(57)、『オアシズ』大久保佳代子(50)が11日、東京・シネスイッチ銀座で映画『浜の朝日の嘘つきどもと』(監督:タナダユキ/配給:ポニーキャニオン)公開記念舞台あいさつをタナダ監督とともに開いた。

 『百万円と苦虫女』『ロマンスドール』などを世に送り出したタナダ監督のオリジナル脚本作品。福島県・南相馬に実在する映画館「朝日座」を舞台に、東京の映画配給会社に勤めていた福島県出身26歳の“茂木莉子”こと本名・浜野あさひ(高畑)が高校時代の恩師・田中茉莉子(大久保)との約束である「朝日座」再建のため、館長を務める森田保造(喬太郎)のもと小さな“嘘”をついても映画館を守ろうと奮闘するという物語となる。

 ピンクチェックのドレス姿で登壇した高畑。あいさつをはじめたが、本作のフライヤーのキャッチコピーにもなっている「いらっしゃいませ、ようこそ映画館へ」を言うはずだったのがど忘れしてしまい、司会から促されて言い直し、ほかのキャストからもイジられるように「いらっしゃいませ、ようこそ映画館へ」と繰り返され4人で楽しげに笑いあうなど、温かい空気感に包まれるなか、スタートを切った。

 公開して、現在の心境として高畑は「去年の夏の暑い時期に撮影していて、新型コロナウイルスの自粛期間明けのお仕事だったんです。自分も気持ちが温まらない中、福島県に入りましたけど、タナダ監督の映画愛と、福島の空気にとっても癒やされていた時間だなと思いました。この映画で全国の映画好きの方とか、温かい気持ちになって頂ければ嬉しいなと思っています」と、伝える。

 喬太郎と初共演となり高畑は、「クランクインして初日から『黙れじじい!』というセリフがあって(苦笑)。台本に書いてあるからごめんなさいと思って。最初にごめんなさいと謝ったんですけど、その後も言われる師匠の顔がどんどん可愛く思えてきて、エンジンかかっちゃったことを反省しています」と、罵倒に力が入っていったとも。これに喬太郎は「普段から『黙れじじい』と言われているのですが高畑さんのような年齢の方から言われることはないので快感でした。この時間がずっと続けばいいと思いました」と、さらりと返してにっこり。

 そんな喬太郎へ高畑は「喬太郎師匠のことをWikipediaに“きょんきょん”と書いてあったので呼びたくて。撮影序盤から猫をかぶっていて呼べなかったのですが、きょう“きょんきょん”と呼ぼうと……」というと、喬太郎はこれに大テレで、「じじいにしてください!」と、赤面!しかし、高畑は手を緩めず「ねぇきょんきょん(笑)」と、満面の笑みをたたえて話しかけ、喬太郎は「本当に恥ずかしいですね。本家の小泉今日子さんにきょんきょんと呼んでいいと言われた時、以上の衝撃が走りました。映画を忘れてしまいました」と、コメントすると会場もドッと沸いた。

 さらに、大久保は伝えておきたいことは何かないかという質問が飛んだ際に、「充希さんと2人で取材で2ショットを撮ってもらうじゃないですか。私、あまり人と触れ合うの慣れてなくて。でも、写真を撮る時に『バックハグしてください』といわれて私はできないんですよ。でも、充希さんは慣れてて、なんだろうこの魔性の女は!とか、私は首から加齢臭してないかなと思ったりしながらでした」と、高畑の側面を伝え、高畑は「大久保さんは加齢臭はしませんでした!いい匂いでした」と、しっかりフォローもしていた。

 続けて、劇中で“まだ始まってない”といった喝を入れるようなセリフもあるということで、喬太郎と大久保から人生の先輩として12月に30代へと突入する高畑にアドバイスするコーナーもあり、喬太郎が「これからが青春」といえば高畑も「青春します!」と意気込んだり、大久保は「好きにやってください」というと、高畑も「好きにやります(笑)」と、楽しげだった。

 高畑には逆に、これからはじめようと思っていることはという質問となり、「あまり自分に興味がなかったんです。外に外に興味が向きすぎちゃって海外旅行に行ってきますとかなっちゃってて。でも最近おうち時間が増えて、自分に興味が出てきたので自分研究をしたいと思います。自分ってどんな色が似合うんだろうと考えたこともなくて、そうい些細なこととか、どんな人が好きなんだろう、どんな友達とか、自分に興味がなかったなって2代は走りすぎて。自分のことを知ってみようと思います」と、30代の目標を語っていた。

 そんな明るい感じで進んだ舞台あいさつだったが、終盤には、喬太郎はトーンを真面目に戻し、福島の現状といまの新型コロナウイルス禍の現状のことを切々と話したり、高畑からは「人に刺さる部分は違うかなと思いますが、私タナダ監督の視線がすごく好きです。いろいろごちゃっとした出来事も、いい具合にユーモアを加えながら刺さるんだけどクスッと笑えたりというか。映画館を出た後に1.5キロくらい軽くなるような映画になっていると思います。いろんな方に勧めて頂けると嬉しいです」と、メッセージを寄せていた。

 映画『浜の朝日の嘘つきどもと』は全国ロードショー中!

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喬太郎を赤面させる高畑

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