櫻井翔「ARASHI 5×20 FILM」へ「僕にとって夢の詰まった作品」!日本公開は11月3日から先行公開で「やっと言えた」

櫻井翔「ARASHI 5×20 FILM」へ「僕にとって夢の詰まった作品」!日本公開は11月3日から先行公開で「やっと言えた」2

 アイドルグループ『嵐』の櫻井翔(39)が15日、東京・丸の内ピカデリーでライブ・フィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』(監督:堤幸彦/配給:松竹)ジャパンプレミアに、堤監督とともに登壇し、司会は有働由美子アナウンサーが務めた。

 本作は、『嵐』20周年のツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』のなかで、2019年12月23日の東京ドーム公演を、「映画を撮影するため」に1日限りで開催する、過去に例を見ない「シューティング・ライブ」を敢行。カメラ125台で記録した、『嵐』の名曲とパフォーマンスを体感できる全篇ライブ・フィルムとなっている。

 櫻井は、「久々の登壇で少し緊張しているのですが、たくさんのチャレンジが詰まった作品をお届けできること、とてもワクワクしております」と、気持ちを伝える。

 『嵐』“初”のライブフィルムとなる本作を日本のファンに届けられる意義・意味へ、櫻井は「“嵐”初のライブフィルムをきょう9月15日、僕たちがハワイで結成した記念日に、こういった形でお伝えできるというのが、とても嬉しく思っているのと、およそ2年前のコンサートなんですけれど、とにかくあの時のみんなの熱気や我々の思いを真空パックのように閉じ込めたいなと思っていたところだったので、今その真空パックを開いて時の流れを感じずに楽しんで頂ける作品になったのではないのかなと思っております」と、感慨深げ。

 実際のライブ会場の客席にいるような一体感を感じる本作に対して、「このタイミングで満員のファンの方に埋め尽くされた会場をご覧頂きたいですし、その満員の会場をご覧頂いた中で劇場で感じる一体感のようなものもあると思うので、楽しんで、思い出して頂きたいのと、またそんな日が1日も早く来るようにという願いも込めながらご覧頂けたらなと思っております」といい、堤監督も「二年前とはいえ、我々の日常だった風景がここにあります。その時は5万2000人のお客さん凄いなと思いながらも、ある種自分が挑むべき仕事がそこにある。この人達に届ける、それを見る多くの人たちに届けるという使命感で心がいっぱいだったんですけれど、こういう事態になり、そのことを伝える意味が大きくなっていきました。いつかネガティブな状況が解消され、人類はそれに打ち勝ち、また日常の風景に戻っていけるように期待しております」と、胸の内を語った。

 続けて、本作を観た感想へ。櫻井は、「すごく印象的だったのが客席にいるところから僕たちが上を通る映像とかまるでその会場の客席にいるようなことが体感できるというところと、会場では味わえない興奮や距離感が感じられる作品だなと思っています。通常のDVD、Blu-rayは、いつもコンサートやっている風景を撮ってもらうんですれども、撮影のために集まってもらったので、我々『嵐』、スタッフ、そしてファンのみなさん。全員で1つの作品を作ろう!という意気込みで作ったので、ファンのみなさんはもちろん、今まで『嵐』のライブを見たことがない方にもチーム『嵐』の熱気を感じてもらいたいなと思います。総力戦です」と、ならではの見どころを語った。

 さらに125台のカメラを使った特殊な環境での撮影へ、櫻井は「スタッフのほとんどが過去に僕ら5人、あるいはそれぞれで仕事したスタッフに集まって頂いたので、僕でいうと『ヤッターマン』(2009年公開)でご一緒したカメラマンやほかの作品でご一緒した方ばかりで、温かく撮影できました」と、スタッフへも厚い感謝の気持ちを。

 堤監督は「5×20なので、“100台”っていうイメージはあったんですよね。やっぱりメンバー1人1人を多角的にもぎ取ろうと、一瞬たりとも撮り忘れている場所をなくそうと思って撮影していました。この映画は途中のMCやアンコールの間や楽屋裏もほとんどないです。ステージの上に登場するところから始まって、本当に一瞬です。だからこそ、そこに『嵐』がいるというライブな雰囲気を作ることができました。一瞬5人が寄った時にちょっとした手の触れあいだったり肩に手を乗せていたり、“『嵐』っていいな”って思えることが出来るカットが撮れて、125台で正解だったなと思っております」と、胸を張った。

 この堤監督のコメントに櫻井は「初のチャレンジ、初の試みというのは、ファンのみなさんの協力あってこそで、普段ライブの映像というのは、ご来場頂いたファンのみなさんの視界を遮らない場所にカメラを置くんですね。でも、今回はそれをご理解いただいて、熱気も凄かったんですよ。凄く素敵な時間になりました」と、ファンにも感謝の気持ちを伝えた。

 また2002年の映画『ピカ☆ンチ』で『嵐』初主演映画を撮った以来に5人を撮影した堤監督は、「やっぱり日本のアーティストの最高峰でありつつも、『嵐』はエンターテインメントの中心にいる人の余裕を感じますよね。振付、歌い方、立振る舞い、サービス精神。何を撮っても素晴らしいなと思います。そして、ピアノやダンスなどさまざまなチャレンジをみんなするし、観てて、惚れ惚れします」と、あらためて『嵐』の魅力を語った。

 イベント中盤には、櫻井から「映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』は、僕ら『嵐』がデビューした日、11月3日にドルビーシネマにて先行公開、そして(リーダー大野智の誕生日)11月26日より全国の劇場にて公開いたします。そしてドルビーシネマチケット、前売り鑑賞券(ムビチケカード)の発売日も決まりましたので本作の公式ホームページ、SNSにてぜひチェックしていただければと思います」と、日本公開情報も発表。

 続けて、「9月15日にこれをお伝えすること、そして11月3日のデビュー記念日に公開することはわれわれ5人とスタッフがこだわり続けた日にちだったので、やっとお伝えすることができて、嬉しく思っております。参加してくださったファンの方々はこれは一体何になるのか知らないまま2年近く待ってくださったので、やっと言えたという気持ちです」と、心待ちにしていた発表なことを明かしていた。

 本作の最先端の映像技術と音響効果、卓越したシアターデザインが組み合わされ、まるで映画の世界に入ったようなシネマ体験を実現したドルビーシネマでの公開決定に、堤監督は「没入感が全く違いますね。まさにドームの中にいるような感じ。もしかしたら、ドームで生の音を聞いているよりももっと耳
や目に訴える作品となっていて、自分でもびっくりしましたので、ぜひ劇場で堪能して頂ければ」と、その魅力について太鼓判。

 実際にドルビーシネマで本作を鑑賞したという櫻井も、「僕もあらためてドルビーの環境で観たのですが、最高峰。監督もおっしゃっていた没入感。これはDVD作品とは違う、映画館で観てほしい作品だなと思います。音源で聞くのと会場で聞くのとまた違う音に包まれているような感覚になるかと思います」と、迫力を語っていた。

 最後に櫻井から、「あらためてこうして公開をお伝えできること嬉しく思っております。劇場のポスターに“さあ、映画館で夢のつづきを始めよう。”と書いてあるんですが、本当に僕にとって夢の詰まった作品となりました。2年前のあのころの夢、観客が埋め尽くされているという今となってはの夢。そのたくさんの夢の詰まった作品を見て、これからの夢をご覧になった方に感じて頂けたらなと思っております。そして何より、松本潤も精魂込めて作ったコンサートですので、ぜひ『嵐』のコンサートに触れたことがないと言う方にもご覧になって頂けたらと思っております」と、メッセージ。

 さらに櫻井は「松本と2人で観たんですけど、コンサート部分のエンドロールで、“Directed by Jun Matsumoto”のクレジットをもの凄く恥ずかしがってました(笑)。僕は誇らしい気持ちになりました」と松本のリアクションまで話していた。

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 ※記事内画像は(c)2021 J Storm Inc. 

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