松下洸平 岡田准一からイジられ倒して「“つよがってる”?」!“松下売出し計画”に嬉しい修正や「あっ、殺される!」と感じてからの意外すぎるエピソード披露【原稿ロングめ】

山田涼介 「こんなフランクな会見なんですか!?」と困惑や意外な裏話の岡田准一へ「言わなくていいですよ!」と思わずツッコミ!「できた後輩」と言わしめる結果にも2

 アイドルグループ『V6』で俳優・岡田准一、アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』山田涼介、俳優・尾上右近、松下洸平が7日、東京・上野東照宮で主演映画『燃えよ剣』(監督:原田眞人/配給:東宝・アスミック・エース)公開直前イベントを開催した。

 本作は作家・司馬遼太郎氏の同名小説が原作。江戸時代末期の剣客集団『新選組』のたどる道を副長・土方歳三(岡田)にフォーカスを当てて描いた作品となる。徳川幕府の権力を回復させ外国から日本を守る佐幕派と、天皇を中心に新政権を目指す倒幕派の対立が激しくなるさなか徳川幕府の後ろ盾のもと結成された『新選組』は倒幕派勢力の制圧に八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍を見せる。

 まずは岡田から、「このような素晴らしい歴史ある場所で、必勝祈願をこのメンバーでできて幸せでした。とても重厚感のある奥で、いい経験をさせて頂きました。あと公開まで1週間ということで身が引き締まる思いでここにいます。素晴らしい映画ができたと思っています」と、あいさつ。

 斎藤一役を演じた松下は、「本当に僕はここに立っていることがほぼ奇跡です。僕、(この作品に)オーディションで参加させて頂いて、時代劇や歴史に特別詳しかったわけではないんです。とにかく芝居が好きで、原田監督とご一緒したいという思いで、一心でオーディションを受けさせて頂いて、斎藤一という役を頂き、素晴らしいキャストのみなさんと、お芝居することができました。それからもう2年近く経ってしまいましたけれど、あらためてこうして劇場でお客さまの前で『燃えよ剣』が上映されることはすごく嬉しいことですし、待ちに待った、記念すべき1日になると思います。みなさんお力添えをよろしくお願いします」と、真摯にメッセージを届けた。

 そんな生真面目な松下だったが、撮影時に印象的だった出来事は?という質問になった際に、岡田が「僕(撮影が始まった時期に)花粉症始まったんですよ」といきなり、柔らかい話をはじめ、右近も「本当にそれ!すごい覚えてます。あとでそれを言おうと思ったんですよ」と、乗っかり、間に挟まれた山田は「入り口それで行きます!?」と、ただただ困惑。

 続けて岡田は「松下くんは僕らの中では、この作品で売れる予定だったんです!でも延期になって、早く売れちゃったんです」というと松下は「いやいやそんなことないです」と、謙遜。しかし、岡田は止まらず「この作品の後に朝ドラ(『スカーレット』)があるというので、これ売れるなというのをみんなで話していたんです。それで朝ドラ受かるかもという話しをしていて……」というと松下も覚悟を決めて「そうだという話になってましたね」と乗っかる。

 岡田は「だから、この作品で彼はブレークするというプランが崩れました(笑)。うまくいかないものですね。これで売れてくれるという武器があったんですけど……みんな見つけちゃいましたね(笑)」と、自身の中にあった“松下売出し計画”に嬉しい修正が入ったのだとか。

 松下も「撮影中に何回も言われました。『松下くん、あとは売れるだけだね!』って、何回も(苦笑)。こんなキラッキラしたところに立てるなんてオーディションのときに思っていませんでした」といい、岡田も「みんなで副長(の斎藤一を演じる松下は)あれは売れるなと言ってました」と、目を細めた。

 さらに、撮影中の松下の様子について岡田は、「斎藤一を演じる松下くんは(沖田総司と並んで)一番強いというプレッシャーに結構やられていて、僕はアサシン的な振り付けをつけていったんです。刀だけど、アサシンという振り付けをつけて。それが予想外だったらしくて、すごい緊張していて。1、2テイクと何回か撮ってみて、『いまの変わってないから』って言ったときの返事が『はいぃぃぃっっ』(聞いたママ)って。赤ちゃんの『バブー』みたいな言い方で。心の中でバブーだったなぁって」と言い出し、松下は苦笑いしながら「『バブー』だったなぁというのがニュースになっちゃうから!やめてください」と大テレ。

 しかし、岡田の手は緩まず、「山田にさっきみなさんに記事になるよなことないかと聴いたら、山田はひどくて『僕は最近ゲームしかやってないです』というので。だから、きょうは松下くんは『バブー』となると」というと、イジり倒す。

 そんな松下だったが岡田には頭が上がらないようで、「岡田さんにはもうたくさん助けて頂きました。殺陣のこと以外にもお芝居のこととか。僕は映画はほとんど未経験な状態で参加させて頂いたので、お芝居のことにかんしても岡田さんからアドバイスを頂いたんです。隙あらば、岡田さんにくっついて、スキンシップをとらせて頂きました」と、師事したという。

 そのまま師弟話になるのかと思いきや松下は「ときどき、目が怖いんです。怒っていらっしゃるのかな?僕が前に行き過ぎたのかなと思ったときがあるんです。そのときに、岡田さんが『いや……』と言いながら袖口に手を入れるんです。『あっ、殺される!』と思ったんですよ。そうしたらスッと鼻炎薬を取り出すんです。土方歳三はそんなところに鼻炎薬入れないと思いますよ!」と、まさかの意外なエピソードを繰り出すことに。

 その逆襲からか、格好良い男の定義というトークテーマとなった際に、岡田がいきなり松下に最初に答えるように振る。いきなりで驚いたのか松下は言いあぐねていたが、岡田がいきなり「『つよがり』?」とニヤリ。これは今年8月に松下洸平名義になってからの初めてリリースした楽曲『つよがり』というタイトルを入れ込んだもので、松下は「僕のメジャーデビューシングルのことじゃないですか(笑)」と、ニッコリ。

 ちなみに、その質問に対しての松下の答えは意志を貫く人のようで「これをやるというのを貫く男性は格好良いですね」と、真面目に答えていたが、あまりの堅い回答からか岡田は「ごめん、聴いてなかった」と、とぼけて、爆笑を誘い、山田も「パーテーション越しにしゃべるな!(笑)こんなフランクな会見なんですか!?」と、ツッコまざるおえない状況に。

 畳み掛けるように再び岡田が「松下くん格好いいです。家に絵とか何を飾ってるのって聞いたら、『自分で描いた絵ですね』といわれて。これですよ。しかもうまいんです。多彩ですよ」と、褒め殺しに入り松下は「もう上着脱いでいいですか?」と、真っ赤になってしまったが、岡田は「“つよがってる”?」と、イジり倒す結果になっていた。

 映画『燃えよ剣』は15日より全国公開予定!

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