俳優・鈴木拡樹（36）、荒牧慶彦（31）が7日、東京・天王洲 銀河劇場でW主演舞台『「バクマン。」THE STAGE』（演出・脚本：ウォーリー木下）ゲネプロを開き、熱演で魅せた。
本作は、『週刊少年ジャンプ』（集英社）で連載されていた、大場つぐみ氏、小畑健氏による『週刊少年ジャンプ』の連載を目指す高校生マンガ家コンビを描いた作品。
高い画力を持つ真城最高（ましろ・もりたか）役を鈴木、その同級生で文才に長けた高木秋人（たかぎ・あきと）役を荒牧が演じることとなる。『ジャンプ』連載をめぐり、競い合う最強のライバル新妻エイジ役には橋本祥平。ライバル、友人として最高＆秋人と張り合うマンガ家・福田真太役をオレノグラフィティ、平丸一也役に福澤侑、中井巧朗役に村上大樹。ジャンプ編集部編集長・佐々木 尚役に唐橋充。最高＆秋人の才能を見抜き2人を担当するジャンプ編集部・服部哲役に長谷川朝晴。最高の叔父で漫画家の川口たろう役に片桐仁がキャスティングされている。
ステージは主に1階と2階に分かれてのものに。1階部分中央には水が張られ、キャスト陣の足元は水に浸かりながらの演技となる。それに合わせ水量の多い雨の演出もさまざまなシーンに取り入れられており、水の跳ね方1つでも、キャラクターの心情が伝わるような仕掛けが。そんな舞台の仕掛けにキャスト陣の熱演が乗り、エモーショナルなシーンが連発する仕上がりを見せた。
歴代のジャンプ作品がプロジェクションマッピングで映し出されるなど、往年のファンも思わず見入ってしまう演出。さらに、クレジットこそないが、ヒロイン・亜豆美保も“登場”しており、どんな演出になっているのかは、現地でのお楽しみにもなっている。
初日へ向け演出のウォーリー木下氏、鈴木、荒牧からそれぞれコメントが寄せられた。
○ウォーリー木下
はやくみなさんに観てほしいとこんなに思った舞台は珍しいです。
創っている自分たちがわくわくしている証拠だと思います。もちろん創作の悩みや苦労などもたくさんありましたが、それを凌駕する興奮にあふれたけいこでした。それはひとえに初めての挑戦が多かったからだと思います。それに悩んでくれたキャスト・スタッフのみなさんのおかげです。青春に、年齢は関係ありません。と僕は思います。まさに『バクマン。』のような舞台になったかと多みます。ぜひ体験してください。
○鈴木拡樹
舞台でやる意味をフルに活かした作品に仕上がりました。
息づかいだけではなく、さまざまな仕掛けで役やストーリーの変化を表現しています。
忘れられない作品になること間違いありません。お待ちしています。
○荒牧慶彦
「演劇」というものの底力を感じました。
今作では「水」を漫画を描くためのインクの表現や感情の表現としてふんだんに使っているのですがその「水」が「今ここに生きているもの」を表す表現としてこの上ない表現方法となっております。
豪華な役者陣が織りなす真っ直ぐに、熱く、純粋に夢を追いかける物語を楽しんで頂けたら幸いです。
舞台『「バクマン。」THE STAGE』東京公演は8日から同17日まで天王洲 銀河劇場と同21日から同24日までTOKYO DOME CITY HALLにて、大阪公演は10月28日から同31日までメルパルクホール大阪にて上演予定！
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