有村架純「るろうに剣心」も「太陽の子」も「難しさを考える時間が楽しい」!「第13回TAMA映画賞」に最優秀女優賞を受賞で30代は「演じる役の幅を増やしたい」

有村架純「るろうに剣心」も「太陽の子」も「難しさを考える時間が楽しい」!「第13回TAMA映画賞」に最優秀女優賞を受賞で30代は「演じる役の幅を増やしたい」2

 俳優・有村架純(28)が21日、東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで『第13回TAMA映画賞授賞式』に最優秀女優賞を受賞したことから登壇した。

 有村は本年度最も心に残った女優を表彰する最優秀女優賞を尾野真千子とともに受賞。『花束みたいな恋をした』『映画 太陽の子』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』などの作品の演技が評価された。なお、『花束みたいな恋をした』は共演の菅田将暉も最優秀男優賞、土井裕泰監督・坂元裕二氏、及びスタッフ・キャスト一同は映画ファンを魅了した事象に対し表彰となる特別賞を受賞となりともにステージにあがった。

 有村は胸元の開いたブルーのドレス姿で登場。「このような素敵な賞を頂けて本当にありがとうございます。『花束みたいな恋をした』がもたらしてくれた幸運をいま噛み締めております。キャスト、スタッフとみんなが、いてくれたから、きょうを迎えられているのだなと心から感謝しています。作品を観てくださった多くのみなさんへ感謝しております」と、厚い感謝とともに、「これからも自分の好きなお芝居を続けていけるように、その続けていけるわけをしっかりと考えながら邁進していきたいと思います」と、前を向く。

 司会からは『花束みたいな恋をした』の役作りについて質問が。「役作りといえるか分からないですけど、私が演じた八谷絹は1人でも生きていける女性なのかなと思ったりしたんです。自分の好きなものを大事にしていますし、その大事にしているものが、周りに、受け入れられないんだなという、社会に対する生きづらさを感じていて、きっとこの先も1人で生きていくというなかで、菅田さん演じる山音麦と出会ったことで、2人で共有できる喜び、幸せを感じてしまったといいますか……その様子を菅田さんとともに現していければいいなと思っていました」と、裏話を語った。

 『るろうに剣心』では幕末、『太陽の子』では戦時、そして『花束みたいな恋をした』へ、「撮影自体は『るろうに剣心』も『太陽の子』も2019年に撮影していたので、そんなに難しさを感じませんでした。たとえ難しいと感じても、その難しさを考える時間が楽しいなと思っていました」という。

 本イベントでのパンフレットも作成されており、そのなかで有村は30代に向けてビジョンがあるとも語っているそうだが、このことについて水を向けられると有村は、「具体的なビジョンというより漠然としたものですけど、演じる役の幅を増やしたいということだったり、現場にいる先輩の背中をずっと追いかけているので、追いつけるようにしっかり歩いていきたいと思います」と、意気込みのことだったと明かしていた。

 そして今後へ、「これからも自分ができることはどういうことだろうかと考えながら、作品を愛して、現場を愛して、出会う方を愛して、真心を通していきたいと思います。現場がすごく大好きなので、その時間を大切に自分の中にしまいながら邁進していければと思っています」と、抱負を語っていた。

 ほか、イベントには役所広司、菅田将暉、尾野真千子、藤原季節、金子大地、伊藤万理華らも登壇した。

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