阿部寛 佐藤健から「日本アカデミー賞」壇上で“疑惑の視線”や佐藤を「彼の集中力があって僕らは相当助けられた」と称賛【主なやりとりあり】

 俳優・阿部寛(57)が11日、東京・品川の品川プリンスホテル 新高輪で開催された『第45回 日本アカデミー賞』授賞式に映画『護られなかった者たちへ』(監督:瀬々敬久/配給:松竹)にて優秀助演男優賞を受賞したことから登壇した。

 『護られなかった者たちへ』は、『このミステリーがすごい!』受賞作家・中山七里氏の傑作小説を映画化。東日本大震災から10年目の仙台で起きた不可解な連続殺人事件を軸に、その裏に隠された切なくも衝撃の真実を描く、生活保護制度に潜む矛盾や問題点を炙り出した感動のヒューマン・ミステリー。過去に起こした放火事件で服役し、出所したばかりだが今度は連続殺人事件の容疑者として追われてしまう主人公・利根泰久役に佐藤健、彼を追う刑事・笘篠(とましの)役を阿部、笘篠の部下・蓮田智彦役を林遣都、仙台市若葉区保健福祉センターの職員・円山幹子役に清原果耶がキャスティングされた。

 トークパートで阿部は、まずロケ地となった宮城県内への思いを語ることがあり、いまだに復興をされていないところを見て、「こういう作品を形にして出していくことに意義を感じています」と、しみじみ。

 印象に残っているのは佐藤演じる利根を阿部演じる笘篠と、林のその部下・蓮田が追いかける陸橋で走るシーンだそう。2日かけて撮影したそうだが「200メートルを50本くらい佐藤健くんと走りましたけど、その後、半年間は足がおかしくなりました」と、告白。

 そこで、同作で優秀主演男優賞を受賞し出席していた佐藤にそのときの話が振られたが、「僕と林遣都と阿部さんと3人で走って、僕と林くんは本当に現場でもはあはあと息を切らせていたんですけど、阿部さんだけは涼しい顔していました。たぶん、今のは話は僕は疑わしいと思ってます……」と、疑惑の目を向けると阿部はすかさず「いや本当に半年足がだめでした」と、返し、佐藤は「ものすごいポーカーフェースです。あまり苦しい顔をされない方なんだと思いました」と、感じたことを話していた。

 さらに、阿部による佐藤の話は続き「朝撮影現場に入るときから利根でいるんです。彼の集中力があって僕らは相当助けられたと思います」と、その佇まいを称えると、逆に佐藤は「阿部さんにタックルされるシーンがあるんですけど、ワイヤーアクションしてるくらい飛びました」と、振り返っていた。

 ほかにも阿部は、同じく優秀助演男優賞を受賞した堤真一と鈴木亮平を挟んで横並びということで堤から「嬉しい」と声をかけられることも。その堤からは「第一声はお互いの子供のことを心配し合うという感じで」と、いきなりプライベートの話題を暴露され、阿部に思わず笑顔が浮かんでいた。

 ※『護られなかった者たちへ』過去関連記事
 ・佐藤健 主演映画「護られなかった者たちへ」で第76回毎日映画コンクールで男優主演賞受賞で清原果耶は女優助演賞に!「るろうに剣心 最終章 The Final」もTSUTAYA映画ファン賞に
 ・佐藤健 本番前から怒りでワナワナと震えていた……主演作「護られなかった者たちへ」メイキング映像が解禁
 ・佐藤健 主演作「護られなかった者たちへ」で「1番心を打たれ」た部分とは?阿部寛に何度も投げ飛ばされ吉岡秀隆から「かわいそう」やうどんの食いしん坊エピソードも

 ※記事内写真と記事SNSは事前レギュレーションに従い削除いしました。

 ※記事内写真は(c)東京写真記者協会

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