俳優・吉沢亮主演で板垣李光人、原菜乃華、眞栄田郷敦、関口メンディー、満島真之介らが共演し7月4日より上映予定の映画『ババンババンバンバンパイア』(監督:浜崎慎治/配給:松竹)。本作で吉沢が歌唱するキャラクターソングがあることが5月20日に解禁となった。
漫画家・奥嶋ひろまさ氏が『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)に連載している同名作が原作。銭湯で働く450歳のバンパイア・森蘭丸(吉沢)。究極の味わいである「18歳童貞の血」を求める蘭丸は、銭湯の一人息子・立野李仁(板垣)の純潔を見守る日々だったが、ある日、李仁がクラスメイトの篠塚葵(原)にひと目惚れしてしまうことに。李仁の“初恋”が成就を阻止するべく蘭丸による決死の大作戦を行うというラブコメディ作品となっている。
今回の発表にあわせキャラクタームービーが公開。そのムービー第1弾内では森蘭丸役の吉沢による「バババババババンパイア~♪」という美声や、渋谷のど真ん中で「森蘭丸 森蘭丸 森蘭丸 450歳~♪」とマントを広げながら、自らの名前を意気揚々にひたすら連呼する様子も。
さらに、満月が光る闇夜の中を飛行したり、匂いを嗅いで美味しい血を探し求めるバンパイアらしい姿の蘭丸が紹介されたと思いきや、自身が働く銭湯でギターをかき鳴らすようにデッキブラシを振り回すバンパイアらしからぬ暴れっぷりが映し出される様子も。それだえにとどまらず、蘭丸が純潔を見守る李仁(板垣)の姿や、李仁の初恋相手・葵(原)、葵の兄であり脳筋番長・フランケン(関口)、バンパイアハンターとして蘭丸を狙う怪しげな坂本先生(満島)、蘭丸に積年の恨みを抱く、蘭丸の兄・長可(眞栄田)といった、蘭丸を囲む超個性的なキャラクターに加え、戦国時代から生きていた蘭丸がかつて仕え寵愛を受けていた織田信長(堤真一)との妖しげなシーンも。さらに、ウブすぎる李仁に蘭丸がズキュンするシーンや、李仁と葵のいい感じな雰囲気に思わず地団駄を踏む姿、蘭丸が李仁にバックハグをするシーンなど、“NO RIHITO NO LIFE”な蘭丸の日々が溢れるキャラクタームービーとなっている。
また、蘭丸のキャラクターソングの印象などへ吉沢へインタビューが行われた。以下、全文。
――最初に楽曲を聞いたときの印象を教えてください。
吉沢:こんなかっこいい曲なの?!と思いました。コメディ作品なのでもう少し可愛らしい曲、コメディっぽい曲になるのかと思っていたんですが、バリバリのミュージカルソングのようなかっこいい曲だったので、本当に歌えるかな?という不安が最初はありました。
――歌うにあたって、こだわったポイントや苦労したことを教えてください。
吉沢:今までの蘭丸の人生や李仁への思いが込められている曲なので、まずは蘭丸としての声の出し方や、李仁の名前を呼ぶ時の響き、その両方をすごく意識しながら歌いました。
難しいポイントとしては、音程が高い(笑)!とにかく高くて、これ絶対高い音は出ないと思いながら何回も声がひっくり返りながらも、出るまで録るというなかなか過酷なレコーディングでした。
――監督から何か歌い方についてリクエストや演出などはございましたか?
吉沢:蘭丸っぽさや、李仁の名前を呼ぶ部分の声のトーンは監督もすごくこだわっていて、「もっと欲しがってる感じで!」とリクエストをいただき、「分かりました!」というやりとりをしました(笑)。蘭丸っぽさをやはり監督も求めていらっしゃいました。
――楽曲の中で、お気に入りのフレーズなどがあれば教えてください。
吉沢:かっこいいので全部好きなのですが、李仁について歌っているパートは、蘭丸が李仁の血を渇望している気持ちが前面に出ている部分なので、そのあたりは是非聴いてほしいです。僕史上一番エロく言ってみました(笑)。そこは結構こだわりポイントではありますね。
――最後に、歌を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いいたします。
吉沢:『ババンババンバンバンパイア』の森蘭丸としてキャラクターソングを歌わせていただきました。壮大な曲で、すごくかっこいい曲に仕上がっています。この作品は笑えるところもありながら、アクションなどスタイリッシュでかっこいいシーンが沢山ありますので、是非キャラクターソングとあわせて作品を楽しみにしていただけたら嬉しいです。
※記事内画像は(c)2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会 (c)奥嶋ひろまさ(秋田書店)2022