俳優・坂本昌行が6月27日に東京・後楽園のIMM THEATERで主演ミュージカル『ブラック・ジャック』(演出:栗山民也)フォトコール&取材会を俳優・矢吹奈子、味方良介、大空ゆうひ、今井清隆とともに開催した。
漫画家・手塚治虫氏が1973年に『週刊少年チャンピオン』で連載しいまなお愛され続けている『ブラック・ジャック』。「命の価値」、「再生」をテーマに、生演奏でのミュージカル作品で上演坂本は“B・J”ことブラック・ジャック・間黒男役を。双子の姉の腹の中で18年間生き続けていた畸形嚢腫でB・Jに摘出され人工の身体を得た女の子、ピノコ役を矢吹。安楽死の必要性と正しさを信念とする医師ドクター・キリコ役を味方が演じる。
坂本は取材会で「あのブラック・ジャックがミュージカルに変わるのか想像できなかったんですが、(演出の)栗山さんの頭の中にはすでに完成されていたみたいで、けいこで、かなり脳みそが汗をかきました。1個1個できあがっていく時間が楽しくもあり、非常に勉強する時間でもありました」と、栗山氏の演出についていくことが大変だったという。
作品は基本的には「緊張感の中進みます」という坂本。その張り詰めた中で、少しホッとするような気分で見れるシーンが「ピノコが非常に明るい空気を醸し出してくれるんです。一瞬の温かさを感じられるシーンがあります」とのことでけいこ中でも、「ピノコのシーンになるとみんなニコニコするんですよ。裏の主役です」とのことだった。
そして坂本から「命というテーマを考えさせられる事案もありました。これをどのように受け止めてくださって楽しんでくださるのか、われわれも楽しみにしています」と、メッセージが寄せられていた。
ミュージカル『ブラック・ジャック』東京公演は6月28日から7月13日までIMM THEATERにて。ほか、8月までの期間に新潟、名古屋、浜松、札幌、兵庫にて上演予定!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ