音楽ユニット『TM NETWORK』で音楽家・木根尚登と作詞家で歌手・きたやまおさむがラジオ番組『上柳昌彦 あさぼらけ』(ニッポン放送、月曜・午前5時~、火~金曜・午前4時30分~)の人気コーナー『ウルトラヒットの道標』に出演予定であることが8月19日に発表となった。
事前に同局内で収録。きたやまが8月25日から8月29日にかけて連日登場となり、きたやまに憧れ続けていたという木根が初対面。その模様が8月27日以降に放送されるという。
猛暑の中、外を歩くのも難しいので、エアコンの真下でルームランナーを使って体力作りの為に1万歩をのウォーキングをしているというきたやまだが、飽きない様にウォーキングをしながらタブレットで観ているアニメ作品について、その作品の根底にある人間の悪と善というテーマの魅力等、“ながら族”きたやまならではのエピソードを披露。
「今の若者をどう感じるか?」というリスナーからの質問には「若い人を見てほっとすることが多い」としつつ、「世の中、記録、記録になっているが、記録にならない記憶が大事」と警鐘を鳴らす。また、前回同番組の出演時に話題となった「“虚しさ”の味わい方」について改めて尋ねると、「海外ではempty(虚しさ)はあまり好かれないが、日本では空(くう)・無・空蝉・うつろいなど、割と親しみを持って受け入れられてきた。しかし、最近は空(くう)が苦手になっていきている。間を埋める為にすぐスマホを見てしまう。空(そら)をみたり散歩した時に、何かを思いつく。空(くう)はクリエイティビティの第一歩であり、大事である」と強調した。
さらに昨今ではチャットGPTなども増えていて、精神分析の仕事には特に大きな問題だという。「患者の多くがAIに話しかけているが、AIには生々しいことは聞けないし、泥をかぶるとダメになる。泥をかぶってもワイルドに生きられるのは人間」だと言う。
今秋に開催される「あの素晴らしい歌をもう一度コンサート2025」の話題に移ると、今回共演するTM NETWORKの木根尚登がスタジオに登場。木根はきたやまの半世紀以上のファンで、「雲の上の存在」だといい感無量の初顔合わせとなったが、きたやまからあるアーティストのファンだったと衝撃の事実が明かされると、木根は「間違えてTM NETWORKに入ってしまった」と笑わせた。
木根からきたやまに、影響を受けたアーティストについて質問が飛ぶと、「本来、ミュージシャンは旅をする存在で、その生き様に憧れていた」と数名の名前を挙げ、さらには今気になる若手アーティストについても独自の目線で紹介。また、木根に印象に残る映画について聞かれると、きたやまは「ミュージシャンの半生を描いた映画が好き」と幾つかの作品名を挙げ、映画や小説、音楽は人間にとってどんな存在なのかも語った。
この模様は8月25日から8月29日の5日間、 『上柳昌彦 あさぼらけ』で連日5時15分頃に放送。(きたやまと木根の共演は8月27日(水)~29日(金)に放送) 4時台にもき
たやまおさむ、木根尚登が選曲した思い出に残る昭和ソングを様々なエピソードとともに紹介する。さらに前週の8月22日午前4時台にもきたやまのリクエスト曲をオンエア。思いがけないカラオケの定番曲や、意外なカラオケの楽しみ方も明らかになる。