俳優・橋本環奈、眞栄田郷敦、櫻井海音、安斉星来、鈴木福、本田真凜、吉田剛明が8月26日に東京・青稜中学校・高等学校で映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』(監督:羽住英一郎/配給:ワーナー・ブラザース映画)学校プレミアに登場した。
バラバラになった体を見つけ出すまで、同じ日を繰り返す『カラダ探し』を描いたホラー作品。小説創作プラットフォーム『エブリスタ』で人気となり2014年には漫画家・村瀬克俊氏が漫画誌アプリ『少年ジャンプ+』で連載しコミックスのシリーズ累計発行部数(電子版を含む)は410万部を突破している。2022年に映画化されており、橋本、眞栄田も出演しているが、最新作の本作でも同じ役での出演。今回は陸人(櫻井)たちが修学旅行先で訪れた遊園地で“カラダ探し”に巻き込まれるものとなる。
会場には夏休み中ながら約500人の生徒らが集まるなかでのものとなった。
以下、公式レポート部分。
イベントは学校内の2会場で実施され、まずは体育館からスタート。生徒たちは本作の宣伝用CM撮影とだけ知らされて集められており、タイトルコールの練習が終わりいよいよ撮影開始──というその瞬間、「ちょっと待った~!」と主演・橋本環奈の声が響き渡る。続いて眞栄田郷敦、櫻井海音、安斉星来、鈴木福、本田真凜、吉田剛明といった豪華キャストが登場し、会場は悲鳴にも近い大歓声に包まれた。
橋本は「皆さん、夏休みなのにこの暑い体育館に集まって盛り上がっていただいて、ありがとうございます。みんな、元気―?」と呼びかけると、生徒たちからは「はーい!」と元気なレスポンスが。「ザ・青春という感じで皆さんの世代ならではの熱い思いを感じて嬉しく思ってます!」と笑顔で挨拶し、生徒たちとの撮影タイムを楽しんだ。撮影後はキャスト陣が生徒たちの作った花道を通って退場し、間近で目にした生徒たちは終始興奮を隠せない様子だった。
続いて行われたトークイベントパートは、本編の特別上映とともに映画のプロデューサーによる〈ホラー映画の作り方〉の特別講義という形でスタート。まず登壇したプロデューサー・原祐樹は「まさに作品を鑑賞した後の皆さんの表情を見られるのが嬉しい。これを見るために映画を作っています。本作は、皆さんのような10代が映画館でホラー映画を観る、その体験を届けたかった」と語ると、「みなさんにプレゼントがあります」と切り出し一度降壇。すると入れ替わりでキャストたちが登場するというまさかのサプライズ演出が仕掛けられた。スクリーン越しで観たばかりのキャストが目の前に現れると、生徒たちは驚きと歓喜の声を上げ、教室の熱気は一気に高まった。
橋本は「みなさん、映画は楽しんでいただけましたか?」と呼びかけ、生徒たちからは大きな拍手と「可愛いー!」との声も。眞栄田は「一緒に“カラダ探し”を盛り上げていければ嬉しいです!」と意気込みを語り、本田は「制服がめちゃくちゃ可愛くて羨ましい!」と微笑むと、生徒たちの顔には満面の笑みが広がった。
2022年に興行収入11.8億円を突破し、同年ホラー映画No.1ヒットとなった前作から続投した橋本は「前作ではカラダを探す側だったのが、今回は探される側になるという違いがあった。だから高広(眞栄田)のことを信じて、正義に立ち向かっていくという場面が多かった」と振り返り、「ポップな映像だったり音楽だったり、同世代のキャラクターたちがともに戦っていくところに共感していただけると思います」と本作の見どころを語った。
眞栄田も「前作から高広はキャラクターも身長も成長しています。明日香(橋本)との恋愛パートもあって、僕自身もキュンキュンできるようなポップで楽しめる部分も多いので、ぜひ友達や恋人と観に行ってほしい」と呼びかけた。
新キャスト5人も制服姿での撮影エピソードを披露。櫻井は「僕は学生時代に制服を一度も着たことがなくて、ずっと憧れがあったんです」と話し、生徒やキャストから「えー?」と驚きの声が。「だから制服デートとかしたいなって思ってたんで、疑似的に体験できました」と振り返る。
安斉は「コロナで学生時代に何も味わえなかったので、共演者と制服を着る事ができて、毎日が青春でした」と顧み、鈴木は「ジェットコースターのシーンは青春感がありました。カメラが回っていない時も皆で乗って…」と明かすと、櫻井が「フリーフォールは嫌だった」と、苦手なアトラクションを使っての撮影を振り返り笑いを誘った。
本田は「通っていた学校がスカートは膝下丈じゃないといけなくて、携帯も禁止だったので、短めのスカートやリボンを長くしてみたり、役柄が“一軍女子”だったのでギャルっぽい姿で撮影できたのが楽しかった」と語った。吉田は「実は、僕は青春真っ只中の皆さんと同じ高校生なんです」と明かすと、生徒からは驚きの声が。「遊園地でみんなとデジカメで写真を撮った時に心の中で『青春やなー』と感じた」と話すと、鈴木が「今日はテンション高いけど、撮影初日はまったく喋らなかった」と暴露され、吉田はたじたじに。劇中のキャラクターたちと同様に仲良しトークで会場は大盛りあがり。
続いて、学校ならではの企画〈中高生なら絶対共感できる“青春あるある”対決!〉を実施。男子チーム(眞栄田、櫻井、鈴木、吉田)と女子チーム(橋本、安斉、本田)がフリップに“青春あるある”を書いて発表し、生徒たちの拍手で勝敗を決めた。男子チームは『イベントで気合い入れがち』と発表し、眞栄田は「僕の頃はイベントの時に髪の毛をチネチネして気合を入れていた」と付け加えた。女子チームは『コンビニ自販機行きがち』と発表し、橋本は「私も高校生の時に学校の斜め前のコンビニで生ハムとか牛タンを買ってた」と語ると、生徒たちは「あるある」と頷き、結果は見事女子チームが勝利。
男子チームに共感した生徒の一人は「自分は気合を入れたことがないので、これからやってみたい」と話し、鈴木は「インスタで僕の卒業式の写真が出てくるんですけど当時、役で変な髪型をしていてセットせずにそのまま卒業式に参加してしまい後悔してる。だから絶対やったほうがいい!」とアドバイス。女子チームに共感した生徒が「放課後に友達と勉強しているとき、おつまみで生ハムを買いに行く」と答えると、橋本は「学生時代に通っていた学校側のコンビニはいつも生ハムが売り切れで…。多分そのお店は多めに仕入れてたと思う」と会場を笑わせた。
最後は橋本が代表して「こうして中高校生のみなさんとお会いする機会はなかなかないので、映画を観た直後にお会いできて嬉しかったです。皆さんが喜んでくださって元気をもらいました。ぜひ公開後は友達や家族と観に行って、青春を感じてほしい」と挨拶し、生徒たちにとって一生忘れられない特別な夏休みイベントは、熱気と歓声に包まれたまま大盛況のうちに幕を閉じた。
※記事内写真は(C)2025「カラダ探し THE LAST NIGHT」製作委員会