山下美月 成瀬あかりは「自分にとって宝物のような役」!人の心を掬っているポイント語る

山下美月 成瀬あかりは「自分にとって宝物のような役」!人の心を掬っているポイント語る2

(撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ)

 俳優・山下美月が5月29日に都内ホテルで舞台『成瀬は天下を取りにいく』(脚本・演出:G2)記者会見を俳優・藤野涼子、『南海キャンディーズ』山崎静代、ISSEI、天宮良、田畑智子、演出のG2氏とともに開いた。

 作家・宮島未奈氏の小説を舞台化した作品で、舞台版はデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』と続編『成瀬は信じた道をいく』(ともに新潮文庫)をもとに構成したもの。滋賀・大津市を舞台に周囲におもねることなく自由に生きる主人公・成瀬あかりと、成瀬に影響を受けて新しい生き方を見つけていく人々の姿を生き生きと描きだす。

 役衣装で登場したキャスト陣。本作の成瀬あかり役で初の舞台単独主演を果たすこととなった山下は、「去年の夏ごろにお話を頂いて、そのころ本屋さんに、バックパネルにもある成瀬のビジュアルがたくさん見ました。最強で天才なあかりを私に演じられるかなと不安には思っていたんですが、素敵なキャストのみなさんと演出・構成も楽しみにしています。私も成瀬のキャラクターに助けてもらいながら、夏は成瀬とともに爽やかに全力で駆け抜けられれば」と意気込んだ。

 記者からオファーを受けた時のことへ山下は「あかりには奇想天外な行動が多く、どう舞台化するんだろうと感じました。短いエピソードが重なってできている原作なので、どう表現するんだろうとか、あかりの格好良さ、天才な部分をどう表現するのかを考えたんです……」と、首をかしげたそうだが「演出がG2さんということで、全部解決してくれるだろうなと丸投げにしつつ、でも自分でも頑張れるところは頑張りたいと思います」という心境なのだとか。

 成瀬というキャラクターへ山下は「天才ではあるけど完璧ではないという不完全さを感じるんです。そこが人の心を掬っているポイントなんじゃないかって感じていて、舞台ではそこが出ているように感じています」と、台本を読んでみてのポイントも話していた。

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 G2氏は、キャスト陣へ「芝居が大好きという人が集まっています。若い子たちのキラキラした目を見て楽しみでなりません」とニコニコと見回す。全体像としては「成瀬が自分が何をすればいいのかというのを見つけていく話だとも思っているんです。共感はダメなキャラクターの方にあると思っています。成瀬は人の目を気にせず我が道を行くじゃないですけど、すごく変わり者に見えて、そんな世の中でいいのかという辛口な引き落としのベースで感じています。そこを出していければ」という。

 演出についてG2氏は、「ちょっと変わったビジュアル演出を考えています。劇場に入って入口から“どう芝居するんだろう”っていうものをビジュアルとして飾ってやっていこうと思います」と、驚かせるようなものを考えているのだとか。さらに、G2氏は「音楽劇なのでアーティストと生コラボレーションしながらやっていきますが、原作だとそれぞれのキャラクターが出いてる回も少ないんです。中途半端にバラバラな作品になるのが嫌なので、全員がなぜか出ているという形にしたいと思っています」と、キャストを多く板の上に立たせるというプランがあるそうだ。

 あかりの親友・島崎みゆき役を演じる藤野とは同い年という山下。藤野へは、「こうして同い年の2人でできるのが嬉しいなって思います!藤野さんは映像作品のイメージが強いのでクールな方なのかなって思っていました」と、こうして一緒に立ってみてイメージと違うと話す。

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 このコメントを受けて藤野は「普段ふわふわしていて、『何言ってるの?』と言われることが多いんです」と苦笑いしつつ、山下とは「共通の趣味があって1人旅行されるということを伺っているんです。『危ないことなかった?』とか、共有していければ」と、話を膨らませたいとしていた。

 ほかにも成瀬はかるたとけん玉ができるキャラクターだそうで、G2氏は「けん玉、かるたはやってもらいます」というと、山下は「期待しないでください」と苦笑い。それでもG2氏はかるたはごまかしがきいても、けん玉はちゃんとしてほしいと粘る。しかし、山下は「期待しないでください」と、ひたすら苦笑いだった。

 元『乃木坂46』メンバーとして現役・OGかかわらず「総出で、全員1人残らず来てもらえれば、会場も賑わうでしょうし」と大きく呼びかけていた山下。「久々の舞台なので、ゼロからのスタートだと思っています。確実に言えるのは10代で舞台に立っていたときより、お芝居が大好きになっているので久々に舞台に立てるのが楽しみです。自分にとって宝物のような役になるだろうなって。全力でやり切るしかないなと思っています」と、メッセージを寄せていた。

 舞台『成瀬は天下を取りにいく』東京公演は7月4日から7月12日まで東京・サンシャイン劇場にて、京都公演は7月16日から7月26日まで京都・南座にて、滋賀公演は7月28日と7月29日に滋賀・大津にて上演予定。

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ

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