「神クズ☆アイドル」ファンミ!冒頭いきなりZINGSライブ

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 TVアニメ「神クズ☆アイドル」合同ファンミーティングが15日、神奈川・ハーモニーホール座間 大ホールで開催され仁淀ユウヤ役の今井文也、最上アサヒ役の東山奈央、吉野カズキ役の堀江瞬、瀬戸内ヒカル役の寺島拓篤、岬チヒロ役の佐藤拓也、内濱アキラ役の小林竜之、灘ユキナリ役の石谷春貴、伯方ホマレ役の阿座上洋平が登場した。

 『神クズ☆アイドル』は、漫画家・いそふらぼん肘樹氏が『月刊コミックZERO-SUM』(一迅社)にて連載しているアイドルコメディ漫画が原作。顔はいいが全くやる気のない“クズアイドル”仁淀ユウヤが伝説の“神アイドル”最上アサヒの幽霊に出会い、自身に憑依させることでアイドル界のトップを目指していくドタバタコメディ。軽快なストーリーと個性豊かなキャラクター、多種多様な劇中CGライブ楽曲や毎話ごとに変わる特殊エンディングなど見どころ満載の作品となっている。TVアニメは2022年7月から全10話で放送・配信された。

 以下、公式レポート部分。

 TVアニメ「神クズ☆アイドル」放送終了後の集大成として行われた本イベントには、仁淀ユウヤ役の今井文也、最上アサヒ役の東山奈央、吉野カズキ役の堀江瞬、瀬戸内ヒカル役の寺島拓篤、岬チヒロ役の佐藤拓也、内濱アキラ役の小林竜之、灘ユキナリ役の石谷春貴、伯方ホマレ役の阿座上洋平の8名が出演。イベント開始前から東山演じるアサヒによる影ナレーションが入り、注意事項を呼びかけます。『みんなで一緒に作るのがファンミーティングです!みんなで一緒に楽しみましょう!』と客席に元気に呼びかけ、すでにアニメの世界に入り込んだような感覚に、観客の期待も否応なしに高まります。

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 アサヒの呼び込みにより、オープニングアクトは仁淀ユウヤ・吉野カズキによるアイドルユニット“ZINGS”の生ライブからスタート。緞帳が上がり、ステージ中央には今井扮する仁淀と堀江扮する吉野の姿が。キャラクターのライブ衣装を身にまとい作中から飛び出してきたかのような2人が、ZINGSのデビューシングル「恋のBANG」を歌唱。色鮮やかな照明が輝く舞台で、合間に目線を交わしながら、王道アイドルソングを息ピッタリな軽快なダンスと共に披露し、開幕早々の生ライブというまさかの展開にファンの鼓動も一気に高まります。

 1曲を終えると、ステージには本日の出演者全員が登場。本作に登場するアイドルキャラクターを演じるキャスト陣8人が初めて一堂に会する本イベント『TVアニメ「神クズ☆アイドル」合同ファンミーティング!』の幕がついに上がります。

 今井・堀江・東山に加え、本作でのイベントが初出演となるCgrassのメンバーキャストが登場。寺島が「みんな、やっと会えたね」と役柄そのままに挨拶すると、待っていたとばかりに会場は大きな拍手で包まれました。

 作中キャスト一同和気あいあいとした雰囲気で、イベントが改めてスタート。冒頭のコーナー『マル秘を丸っと暴露コーナー』では、アニメで放送された名シーン・珍シーンにちなみ、キャストへの質問を交えて本編を振り返っていきます。

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 こちらのコーナーでは進行を寺島が担当。第1話での仁淀が曲の歌詞を忘れて観客に歌わせようとするシーンにちなみ、『実際にこういうことはありますか?過去に経験したステージ上での変わったトラブルは?』と聞くと、堀江は「紙吹雪を使った楽曲後のステージは、めちゃくちゃ滑る」と答え、一同からは共感の声が。さらに重ねて寺島も「実は自分のファーストライブで歌詞を忘れ、仁淀同様に観客にマイクを向けてごまかしたことがある」とかつての出来事を暴露。東山は驚きつつも、自身も「ソロライブの歌唱中に、スタッフからの指示を受けるためのレシーバーを落としたことがあります」と経験を語り、思わぬエピソードの連続に会場からは思わず拍手が巻き起こりました。

 さらに第3話で“ありのままの自分でいいんじゃないか”と仁淀に慰められるアサヒのシーンにちなみ、『皆さんの自分らしくいられる最高の時間はありますか』という質問へ。こちらに問いに今井は「最近は半身浴と初めまして…」と答え、最近ピラティスを辞めたばかりの堀江に向けて「ピラティスとは違うから!」と叫ぶと、一同爆笑。会場にも拍手が響きわたります。さらに阿座上は「僕はキャンプ。携帯をいっさい触らず、火とゆっくり対話する」と趣味を語り、共演者からはかっこいいとの声が。一方、堀江は「寝ながらマックを食べているときが最高」と欲望のままの答えをはなち、重ねて佐藤も「シンパシーを感じる。俺もとんがっているコーンを指にはめながら食べているとき」語り、再び会場は大きな拍手で包まれました。

 続いてアニメ本編内でも行われたファンイベント『じゃんけん大会』にちなんで、出演キャスト陣全員でじゃんけん大会のトーナメントを行う企画を開催。

 初戦は阿座上と小林が対決することに。小林が本編さながらに、体全体をつかってチョキやパーなどじゃんけんの手を表現すると、それに答えるように阿座上も応戦。体全体のじゃんけんが繰り広げられる中で阿座上が勝ち、トーナメントを勝ち進みます。他キャスト同士も高度な情報戦と心理戦が繰り広げられた結果、決勝戦は今井と東山の”ヒロイン対決”へ。初代神クズじゃんけん王は見事東山が勝ち取りました。

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 ここでバースデーBGMが会場に流れ出し、灘ユキナリ役の石谷の誕生日を祝うサプライズ演出が。石谷は驚きつつも「31歳は大人な男になります!」と笑顔で意気込みを語りました。

 告知パートを挟み、イベント後半はいよいよお待ちかねのライブパートへ。

 仁淀(今井文也)・吉野(堀江瞬)が再びライブ衣装でステージ中央に現れ、本作のオープニングテーマでもある『Let’s ZING!』と『裏表のデュエット』を続けざまにパフォーマンス。お馴染みの人気楽曲を初歌唱とは思えない息の合ったダンスで歌い上げ、会場のファンもペンライトを振って呼応します。

 ここからアニメ最終話の本編で描かれた”ZINGS2周年ライブ”を再現するような形で、仁淀・吉野によるMCでの掛け合いも交えつつライブが進行していきます。アニメでお馴染みのやりとりを目の前に、まるで本物のZINGSのライブを見ているような光景に会場全体が神クズの世界観へとどっぷりと漬かってゆきます。

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 ロックなサウンドが鳴り響き、つづいて披露するのはZINGSの楽曲の中でもハードな1曲となる『絶対証明ロック』。力強い振り付けと歌唱でパワフルな1面を見せつけました。

 楽曲を終えると、ハイテンポなライブ進行に早くも息の上がった仁淀が『もう俺たちは終わりにして、あの人たちにお願いしよう…』と舞台袖へと去ってしまい、吉野が慌てて追いかける展開へ。アニメとは異なる展開に息を呑む観客の前に現れたのは、瀬戸内ヒカル(寺島拓篤)、岬チヒロ(佐藤拓也)、内濱アキラ(小林竜之)、灘ユキナリ(石谷春貴)、伯方ホマレ(阿座上洋平)によるグループ“Cgrass”。瀬戸内が『今日はたくさんのファンの皆さんに来ていただけて光栄です』と爽やかな笑顔を見せ、メンバー1人1人からも挨拶を送り、Cgrassの持ち曲『INNOCENT STORY』を全員で歌唱します。5人の歌声が美しく重なり、ZINGSとはまた違ったCgrassの魅力を感じる、しっとりとしたメロディーに観客も静かに聴き惚れました。

 再びZINGSへとバトンを戻し、つづいて送るのは『ZINGSスペシャルメドレー』。『イタズラHoney』『Hero’s』『MORNING』『二人三脚☆宣言』と人気楽曲が次々と繰り出され、怒涛の楽曲披露に会場のボルテージも最高潮に盛り上がります。

 ここで吉野が『楽しい時間はあっという間に過ぎちゃいますね。名残惜しいですがこれでお別れのようです』とファンへ向けての挨拶を述べると、ライブは一旦幕引きへ。一度ステージが暗転したのち、静かに音楽が流れ出します。

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 『今日、まだステージに立っていないZINGSメンバーがいる』と仁淀が語ると、呼応するように客席からピンクのペンライトがポツポツと灯し出されます。『みんなの目には見えないかもしれないけど、きっと心には届くと思うから』の言葉と共に再びスポットライトが照らされ、ステージに元気よく飛び出したのは東山扮する最上アサヒ。『みなさんのキラキラ輝く笑顔を見ていたら歌いたくて仕方がありません!やっぱりアイドルは死んでもやめられませんね!』と生き生きした姿を見せると、自身の楽曲『ハレラルラ』を披露。キレキレのダンスで愛らしい笑顔を振りまき、客席一人一人と目を合わすようなステージングをする様は、まさにザ・正統派アイドル。“神アイドル”・最上アサヒとしての背中を見せつけました。

 続いてしっとりとしたイントロにのせ、ゆっくりとステージ中央に向かって歩み寄るZINGSが、バラード曲『乗り越えてLOST』を歌唱。向かい合わせで時折視線を交わしながら、真剣な眼差しで想いを込めて歌う2人の姿は物語の感動的なシーンを思い返させます。優しく包み込むようなハーモニーに、客席には思わず涙ぐむファンの姿も見られました。

 この楽曲に自分自身も励まされたという吉野は、『どうしようもない壁にぶつかって悩んでいる人の背中を後押ししたい、もう大丈夫だよって一緒に歩んであげたい、そんな思いを込めて歌わせて頂いています』と優しく語り、仁淀も『俺自身一人で悩んでさまよっていた時もありましたが、こうして皆さんの前にZINGSの一人としてステージに立てて本当に幸せです。皆さんと一緒に周年ライブを迎えられて良かった』と改めてZINGSとして歩んだ軌跡を振り返り、最終話のエンディング曲『フィナーレ~その先へ~』へと繋ぎます。作品の集大成ともいえる楽曲を、ふたりのこれまでの苦労と成長が一気に思い起こされるような歌声と、息を合わせたダンスで絆を表現し、会場はこの日一番の大きな拍手に包まれました。

 ライブパートを無事に終えると、最後に出演者全員が再びステージに登場。

 改めて本日のイベントを振り返り、阿座上は「神クズのイベント出演は初めてだったので不安な部分もあったけれども、ZINGSの温かい空気を共有できて本当に嬉しかったです」、石谷は「観客のみなさんのペンライトやグッズ、そして目がキラキラと光る様子が本当にアニメの中のようでした」、小林は「実はかなり緊張して臨んでいたのですが、優しい先輩たちにフォローして頂きつつ、沢山のファンの皆さんの顔を直接見られて幸せでした」と語りました。また佐藤は「リハの時からCgrassの一体感を強く感じていて、今日1日楽しくなるなと確信をもっておりその通りになりました。すごく幸せなイベントでした。」、寺島は「オタクである自分と、ステージに立つ自分と重なるところが多い役だと本当に感じていました。またいつの日か皆さんとお会い出来たら嬉しいです」と本イベントを名残惜しそうに振り返りました。

 そして全10曲の生ライブを無事に歌い切った堀江は「オーディションから振り返ると2年が経ち、いつかライブがしたいとずっと話していました。その時は遠い未来に感じたものが、まさに今日実現できて本当に感無量です。偉い人たちに言いたいのですが……ぜひ2期をお願いします!」、唯一の女性キャストで臨んだ東山は「私はこの作品が大好きで、13年間仕事をしてきた中でここまで役に気持ちが重なったことがないです。スタッフの皆さんの愛情を本当に感じる現場で仕事ができたことは本当に幸せでした。今日の思い出は大切に心に刻んで、きっとまた再びお会いしましょう。”フィナーレ、その先へ”!」と楽曲にかけて語り、最後に今井は「言いたいことはたくさん考えたけど、言葉が出てこない」と感慨深げに振り返り、「役が決まった時、最初はこんなにいろんなことをやらせてもらえるとは思っていなかった。楽曲も沢山歌わせて頂いて、イベントや今日のライブまで、本当に良い経験をさせて頂いたと思います。本当にありがとうございました」と語り、晴れやかなフィナーレに笑顔を見せました。

 最後にキャスト全員でメインエンディング曲『キミキラ』を全員で歌唱し、出演キャストと会場が一体にとなったハートフルな空気のまま、本イベントは幕を閉じました。

 ※記事内写真は(c)いそふらぼん肘樹・一迅社/「神クズ☆アイドル」製作委員会

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