板垣瑞生 永田崇人と窪田正孝に「ついていこう」と惚れ惚れ

板垣瑞生 永田崇人と窪田正孝に「ついていこう」と惚れ惚れ6

 俳優・板垣瑞生が29日、東京・歌舞伎町にある東急歌舞伎町タワー内の新劇場『THEATER MILANO-Za』で舞台COCOON PRODUCTION 2023『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』(構成・演出・振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ)製作発表会見に俳優・窪田正孝、石橋静河、永田崇人、坂ノ上茜、村田寛奈、宮下今日子、田中哲司、構成・演出・振付 のシディ・ラルビ・シェルカウイ氏とともに登場した。

 同所のこけら落とし公演となる本公演。オリジナルアニメーション発の人気コンテンツ『エヴァンゲリオン』が舞台として繰り広げられる。壊滅的な状況になった地球と生き残った人々。人類再生の“切り札”を発見し、希望に向けて突き進む「エヴァンゲリオン」と搭乗する14歳の少年少女たち。しかし、計画に繋がりを持つ青年・渡守ソウシ(窪田)は、新たな悲劇の扉が開くのを目撃。真相を探るため、ソウシは特務機関の女性・瑞穂ユウ(石橋)に接触する――。舞台ならではの演出によるオリジナルの物語が展開する。

 本作では村上虹郎がナヲ役で出演予定だったが今月15日にけいこ前ではあるが、自身の心身の不調により降板を発表。板垣は村上が演じる予定だったナヲ役を担当することとなった。

 まずは、板垣が発表当時蓮見タン役から「役名が変わりまして」と説明しつつ、「ナヲ役を演じます。最初に突然お話を頂いて、『やってみないか?』と。自分は演劇とか舞台に立ってお芝居するということに挑戦したくて」と、オファー時の思い出を。

 さらに「僕は映像作品しかやったことがないので 生でお芝居を伝えるというか、誰かの人前でお芝居をするという行為をしたことがないので、緊張しています」と、本公演で自身初舞台への心情。そこから、同所のこけら落とし公演となることへも「僕も人生の初コケラ落としなのですごく光栄です。不思議です。みなさんのように、これまでこういう劇場を体験してきてという感覚がないし、僕にとっての初舞台ですし、ここの舞台も初ですし、一緒に成長できたらいいなと思っています」と、気持ちも語っていた。

 また、『エヴァンゲリオン』というコンテンツへ「僕個人が救われることがたくさんあったんです。おうちから出たいけれど出れない、開放されたいけど開放できないという方に、エネルギーとかパワーを送れたらいいなって。目の前で生きているからこそ伝えられることもたくさんあると思うので、そういう気持ちを、この作品が上演されてから観たことのないような、おうちの外に出せるような作品をと思っています」と、意気込みを添えてコメント。

 すでにけいこも始まっているそうだが、板垣は「めっちゃ楽しいです!」といい雰囲気とともに、思わず「コックピット……」と口走った後に「どこまでしゃべていいか」と、辺りを見回し隣の永田に話を振ることも。すると永田はどこまで話していいか共感するようにうなずきながら、けいこ場でのエピソードとして、「窪田さんが僕らが苦労していたことを1発でやっちゃうんです」と明かすと、板垣も「ついていこうと思いました」と、惚れ惚れするような動きをしていたそうだ。

 COCOON PRODUCTION 2023『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』東京公演は5月6日から同28日までTHEATER MILANO-Zaにて、長野公演は6月3、4日にまつもと市民芸術館にて、大阪公演は6月10日から同19日まで森ノ宮ピロティホールにて上演予定!

 ■STORY
 人生にかけられた重い枷。そこから目を逸らし生きてきた渡守ソウシ(窪田正孝)。
 贖罪、そして再生のため、彼は世界の秘密を解き放つ――。
 15年前、世界各地に謎の「侵略者」が出没。公式には日本のある集落に巨大隕石が落下し巨大なクレーターが生まれ、そこから「宇宙からの侵略者、使徒」が出現したと発表される。
 使徒に対抗するため、特務機関「メンシュ」最高司令官、叶サネユキ(田中哲司)は部下の桜井エツコ(宮下今日子)とともに四体のエヴァンゲリオンを開発。サネユキは自らの息子トウマ(永田崇人)をパイロットとしてエヴァンゲリオンに搭乗させる。
 さらに、現場指揮官のイオリ(石橋静河)のもと、ヒナタ(坂ノ上茜)、エリ(村田寛奈)、そしてナヲ(板垣瑞生)ら少年少女もパイロットとして秘密裏に配属され、彼らにはその任務の証としてブレスレットが与えられている。
 ある朝。ヒナタ、エリ、ナオが中学校の教室で話をしていると、そこにトウマが現れる。
 トウマは「僕らがやってることのすべては嘘の上に成り立っている」と言ってブレスレットを外し、この世界から消失する――。
 トウマの生死がわからず、それぞれに動揺する人々。
 だが、サネユキは感情をあらわにすることなく、対応策をエツコに指示する。
 15年前、幼い頃に巨大隕石事故で両親と故郷を失ったイオリは、使徒がその惨劇を引き起こしたと信じ、使徒たちを倒すためメンシュに参加。現在は司令官として前線に立っている。
 次々と襲来する使徒、しかしパイロットたちの思いは様々でやがて彼らの思いはすれ違っていく。そしてイオリも自らのパイロットたちへの対応に疑問を持ち悩む。
 イオリの前に大学時代の友人であり、恋人だったソウシ(窪田正孝)が現れる。ソウシはイオリのことを気遣いつつ、エヴァパイロットが通う学校の臨時教師になったことを告げる。
 そして三度目の使徒襲来で起きた意外な出来事を通じて、人々の心は大きく動き始める。
真実が次々と明らかに、そして驚くべき結末へと向かっていく。

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