和田琢磨、松田凌が語る舞台「仁義なき幕末」さらなる飛躍の可能性

和田琢磨、松田凌が語る舞台「仁義なき幕末」飛躍の可能性3

 東映ムビ×ステ 舞台 『仁義なき幕末 -令和激闘篇-』(作・演出:毛利亘宏)ゲネプロが27日、東京・池袋のサンシャイン劇場で開催。ゲネプロ前に、大友一平役の和田琢磨、村田恭次役の松田凌、大友小夜役の水谷果穂、演出の毛利氏がメディア向けに会見を開いた。

 映画と舞台を連動させる東映ムビ×ステの第5弾となる作品。令和のヤクザである村田らが幕末にタイムスリップ、そこで出逢った坂本龍馬と出会うが村田をかばって落命してしまう。龍馬は村田に瓜二つだったことから、村田は龍馬の代わりとして生き抜こうとするのだが……。今年3月に公開された映画とはまた違った側面を楽しめる作品。

 ステージ衣装で登場したキャスト陣。見どころとして、和田は、「任侠の世界は僕にとっては憧れるところがあって、格好いいなと思いながらけいこを重ねてきました。きっとほかの男性キャストのみなさんの同じ気持ちだと思っています。殺陣など技術的なこととか多いので、いろんな方面から、楽しんでもらえると思います。多角的に楽しんでもらえれば」と、アピール。

 松田としてはキーワードとして「ロマン」を挙げる。これは、「憧れてきたり、夢見てきた世界が、人間や人間ではないものを含めて演じさせて頂く機会を感じていてて。演者1人1人がどう感じているか分かりませんけど、おのおのの俳優陣には、超えていかないといけない壁もあったと思います」と、壁を超えた先の演技を見せることを誓っていた。

 一方、本作で初舞台を踏む水谷は、「ドキドキしています。練習通り頑張りたいと思います」と表情も硬かったが、「私は歌うシーンがあって、歌詞も毛利さんが『自分の中のすべてのセクシーを出し切った』という歌詞があるので頑張りたいと思います」とも。ちなみに、水谷としては、男性キャスト陣の「殺陣がすごいなと思っています。ただ激しいだけじゃなく、個性が出ているなと思います」と、迫力のポイントを。

 和田からも作品で細かく楽しめる部分として、「中岡慎太郎役の赤澤燈くんが、独特なポジションを築いてくれています。緩和剤として観てもらえると思います」といえば松田は、「新選組を演じるお三方。新選組のシーンは心打たれるシーンが多いのではと個人的には思っています」とのことだった。

 けいこ場の話題へ。毛利氏は「“仁義なきけいこ場”でした。お互いキャラクターを背負って意見をぶつけあってて、とてもクリエイティブでした」と、活気ある意見が交わされたよう。「毛利さんとご一緒するのは初めて」という和田は「フェアな対等な作品作りをできたなと思います。それが毛利さんとだけではなく果穂さんともそうで、意見を交換しながらときに悩みながらでした。いまもしっかり出来上がっていますが、上演中に作品自体がもっと成長していくかもしれないと思いながらのけいこになりました」と、さらなる飛躍の可能性を感じていたそうだ。

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笑顔を浮かべる3人

 そして松田から、本作で『仁義なき幕末』が「終わるんだなって感じていますが、まだまだ盛り上げていきたいと思います。琢磨くんが言ったように、もちろん今の段階でも完成したと言えるかもしれませんが、我々の力でより見いだせるものがあると思っています」と、和田と同じ思いを口にすると、和田からは、「舞台だけでも十分楽しんでいただけますが、凌くんが言ったように、映画と見比べてより楽しめるものとなっていると思います。劇場に足を運んで頂いて、僕らの熱量を体験してたいだければ幸いです。大阪千穐楽まで誰一人欠けることなく駆け抜けられれば」と、意気込んでいた。

 東映ムビ×ステ 舞台 『仁義なき幕末 -令和激闘篇-』は27日から5月7日まで東京・サンシャイン劇場にて、5月18日から同21日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演予定!

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