赤楚衛二ドラマ「コールドケース3」にゲスト出演で「いろいろ思い切って挑戦した役」!第5、6話ゲスト発表で松澤匠、織田梨沙、小久保寿人、山口紗弥加、久保田紗友

赤楚衛二ドラマ「コールドケース3」にゲスト出演で「いろいろ思い切って挑戦した役」!第5、6話ゲスト発表で松澤匠、織田梨沙、小久保寿人、山口紗弥加、久保田紗友1

 女優・吉田羊(年齢非公表)が主演するドラマ『連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~』(WOWOW)の第5話、第6話のゲスト、タイトル、あらすじが15日、解禁となった。

 アメリカ・CBS で放送され高視聴率を記録し、全世界でも大ヒットを記録したドラマシリーズの日本版。闇に葬られた悲しき未解決凶悪犯罪、通称“コールドケース”を扱う捜査チームの活躍を描いた作品。WOWOW開局30周年記念作品の1つとしてスタートし2016年、18年と制作され、永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和の豪華俳優陣が、吉田扮する石川百合が率いる神奈川県警捜査一課チームとして動く。

 第5話のタイトルは『夜のドライブ』。長野県警から捜査一課の百合(吉田)たちの元に、身元不明の男で自称・鈴木和也が盗難車でスピード違反を起こしたとの連絡が入る。その盗難車が実は、一昨年に行方不明となった弁護士の久保沙織が婚約パーティーの最中に駐車場で攫われた事件現場で目撃された車だった。さらに、当時現場に残されたコサージュに付着した血と鈴木和也の唾液のDNAが一致した。事件の真相を吐かせるため、百合と高木(永山)は長野から神奈川県警まで鈴木を連行することに。道中、百合たちと鈴木の駆け引きが続き、ついに鈴木は沙織を誘拐した日のことを話し出す。そんな中、捜査を進める捜査一課の面々が、横須賀の空き家から腐敗した遺体を見つけて─―。

 同話のゲストとして、身元不明の謎の容疑者・鈴木和也役に松澤匠。行方不明となった弁護士・久保沙織役に織田梨沙。沙織の婚約者・谷口翔馬役に小久保寿人がキャスティングされた。

 第6話のタイトルは『壁の女たちへ』。捜査一課の刑事・百合と信次郎が通報のあった大学のキャンパスを訪れると、そこには「平山
陽介はレイプ犯」と落書きがされていた。この平山とは 25 年前にキャンパス内で何者かに殺害された当時大学4年生の男であった。成績優秀、スポーツ万能、親は大学に多額の寄付、そんな大学のスターが殺された事件を洗い直すことになった百合たち。捜査を進めると、事件と同じ年に平山の名前が加害者として記載されたレイプの被害届が残っていた。被害者の名は牧村美里、平山と同じサークルに所属している苦学生だった。美里に話を聞きにいくと、今でもレイプの傷を背負いながら生きていた。その後の捜査で平山が持っていたサークルの名簿から、美里以外にも多数の被害者がいたことが明らかになり、全員が容疑者となった。被害にあった彼女たちの事情聴取を進めると、平山という男がいかに傲慢で卑劣な男だったかが浮かび上がる。しかし全員が口をそろえて「殺していない」と証言しだす。次々に増えていく被害者と容疑者。百合たちは、この未解決事件を捜査することに大きな戸惑いを隠せずにいた─―。

 同話のゲストとして、レイプの被害者である牧村美里役に山口紗弥加。若き日の美里役に久保田紗友。レイプ犯で殺害された平山陽介役に赤楚衛二。

 ■出演ゲストコメント
 ○松澤匠
 鈴木和也は謎が多い男です。生い立ちや家族などの背景も掴めない。名前ですら偽名です。「誰なんだ、こいつは……」と台本を初めて読んだ時思いました。おそらくこの情報解禁で、私の名前を知った多くの方々も同じことを感じられたかと思いますが……(笑)。でもそんな私だからこそ、鈴木を演じる意義みたいなものも感じましたし、内片監督とお話させて頂いたり、鈴木をイメージして作ってくださった衣裳などをヒントに創造することができました。現場ではシリーズを重ねてきたみなさんの団結力や空気作りのおかげで、有意義な時間を過ごすことができました。この得体の知れない鈴木和也を通して、2020 年、見えない敵と戦っている多くの方々に何か届けられればいいなと思います。

 ○織田梨沙
 まさか自分が「コールドケース」に出られるなんて、と正直まだ実感が湧いておりません。それぐらい、出演させて頂けて嬉しかったです。今回誘拐される役を演じるにあたり、監禁場所やセリフの言い回しを自分なりにいろいろ想定してから撮影に臨みました。ですが、スタッフのみなさんにヘアメイクや撮影セットなどを創りこんで頂いたこともあり、実際に芝居をしながら何度もリアルな恐怖を味わう瞬間が多々ありました。例えば、監禁されて犯人にライトを照らされるシーンは、演技だと分かっていても「犯人が目の前にいる」と感じて目を開けるのも本当に怖かったです。その恐怖感やリアルさが視聴者のみなさまにもお伝えできればと思います。

 ○小久保寿人
 今回お声をかけていただいて本当に光栄でした。僕自身も(撮影当時)入籍したばかりだったので、役とすごくリンクするというか、タイミングってやっぱりあるんだなと思いながら、楽しみに撮影させていただきました。僕は普段、鈴木のような殺人鬼や犯人側などのミステリアスな役を演じることが多いのですが、今回は翔馬という被害者側をやらせていただけて。沙織と過ごしてきた日々を、セリフにはない、台本にはないところで深めようと思いました。一番大事にしていたところは、誰にでも起こり得る被害者側の心情をできるだけ丁寧に演じるということです。沙織を愛する強い気持ちが視聴者のみなさんにも伝われればいいなと思います。

 ○山口紗弥加
 数日の撮影でしたが、へとへとで、気分も重たくて、こんなにも役を自宅に持ち帰るのは初めてかもしれないぐらい、何とも言えない時間を過ごしました。事件が解決しても、人の心や問題を解決するのはなかなか難しいことだなと強く感じました。ただ、一見百合はドライな部分があるように見えて、羊さんが演じている百合だからこそ、心をこちら側に寄せてくださっているのがすごく伝わってきて、目を見ただけで演じながら涙が出てきてしまいました。今回、尊敬する偉大な先輩方とご一緒できてすごく嬉しかったですし、現場の雰囲気も「なんていいチームなんだろう」と本当に思いました。スタジオでも自然と羊さんを中心としてみなさんが集まっていて。私も「あの中に入りたいなぁ、いいなぁ」と思っていました(笑)。でも新参者の私でも温かく迎え入れてくださって、本当に心地良かったです。視聴者のみなさまには、やはり未解決事件の奥にあるもの、そして百合さんが一歩踏み込んだその先にあるものを感じとっていただけたらと思います。

 ○久保田紗友
 今回私は美里の過去のパートを演じさせていただきましたが、1人の人生を同じシーンで2人で演じるという経験は初めてでした。年代は違いますが、自分以外の人が同じ役を演じている姿、山口さんのお芝居を見て、かなりプレッシャーもありましたし緊張もしましたが、美里という役を、山口さんと共有できたことが嬉しかったですし、とても勉強になりました。脚本を初めて読んだ時、自分にとっての挑戦だと感じました。現代の社会問題(レイプなど)を調べていると、女性の3人に1人がそういう性被害にあったり、トラウマを持っているという記事を読んでとても悲しくなり、その重みを役を通してでも自分が背負うことができるのかとすごく不安だったからです。ですがそういった問題を世間に伝えることで、作品のメッセージ性を受けとって頂けると信じて撮影に挑ませていただきました。視聴者のみなさんの心に作品や美里の想いが届くと嬉しいです。

 ○赤楚衛二
 今回平山という役を演じながら、もちろん楽しい部分もあったのですが、ただ苦しいなという、常に2つの感情が入り混じっていました。ですが、無事撮影も終わったので平山君も成仏してくれたのではないかなと思います(笑)。平山の最初の印象は最低な奴だなと思ったのですが、次第に平山がただフォローやアフターケアがド下手くそな、本当に何も考えてない奴なのではと思い始めてからは、不思議と彼に人間味を感じることもできました。もちろん、彼がしたことは悪いことなんですけど。また、同世代の久保田さんとは初共演だったのですが、大胆さと繊細さを併せ持った女優さんだなと思いました。一緒にお仕事ができて楽しかったのですが、ほんとに後半に関しては怖かったですね(笑)。今回自分の中ではいろいろ思い切って挑戦した役ですので、そこに注目していただきたいという思いはありますが、やはり物語のテーマや被害者の女性たちの気持ちの部分を見て、現代を生きるみなさんに何かを感じていただけたらと思います。

 ※記事内画像は(C)WOWOW/Warner Bros. Intl TV Production