アニメーション『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』プレス発表イベントが13日、都内で開かれ冴羽獠役の神谷明、アンジー役の沢城みゆき、海原神役の堀内賢雄、楽曲『Get Wild』を歌った音楽ユニット『TM NETWORK』のシンセサイザー・キーボード担当・小室哲哉、ボーカル担当・宇都宮隆、ギター・キーボード担当・木根尚登、こだま兼嗣総監督が登場した。
漫画家・北条司氏の人気作『CITY HUNTER（シティーハンター）』。その人気から何度もアニメ化され、2019年には20年ぶりに『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』（監督：こだま兼嗣／配給：アニプレックス）も公開され100万人を動員し大きな話題となった。
今回発表された本作では、神谷をはじめとしたオリジナルキャストの続投、沢城、堀内のほか関智一、木村昴の出演。主題歌はOP・EDともに『TM NETWORK』、ポスタービジュアル、そして公開日が9月8日となったことが明かされた。
今回のオファーに神谷は「前作から4年ぶりということで早く新作を作ってくれないかなという思いを持っていましたし、同時に嬉しかったです」と心境を話す。
沢城は依頼人のアンジー役を演じる。「昨今、私がヒロインをやらせて頂ける作品があるとということと、それと劇場という大きな舞台で夢がかなう感じで決まって。緊張と嬉しさとが同時に来たような気がしています」と、あふれでる思いがあったという。
さらに、沢城といえば日本では2019年公開となったフランス実写映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』にてエロディ・フォンタン演じるカオリ役の声も当てているということで、その話題も振られ、「フランス版のシティーハンターでは、フランス版のカオリをやらせて頂きましたが、演じているエロディを丁寧に日本語版にするという感じでした」と振り返りつつ「ですので、本家本元のシティーハンターに出演できることが嬉しかったです！」と、小躍りするような気持ちだったそうだ。
堀内は獠を育て上げた傭兵団のリーダー・海原神役で出演。「TVシリーズのときに、私は6話に端役で出演させて頂いて、すごく緊張した記憶があるんです。そのときに、神谷さんのお芝居を見て、いつかこういうお芝居できるようになるのかなと思っていたんです。そして数十年経って出演させて頂けて嬉しかったのと、楽しかった収録でした」と、胸を弾ませる。ちなみに、堀内は本日のイベント前日も寝れなかったともいい、「本当なんですよ（笑）。やばいですよ、これ。眠れないって」というほど気持ちが沸き立っていたそうだが、「一睡もしない？」という司会の声には「そこまでは冗談ですけど、それくらいのプレッシャーがありました」と、きちんと返していた。
また、イベント内では本作が『最終章』となることも何度も触れられることに。司会からこだま総監督にこの『最終章』のことが振られると「僕自身は30数年前のTVシリーズで頭は止まっているんです。けれど、今回作品に入り込むことは難しくなかったんです。ただ、もう避けて通れない冴羽獠の過去を表現しないといけなかったので、そこが1番難しかったです。何度も何度もシナリオの方たちとやりとりしながら、どうやって表現しようかと悩んできました。原作者の北条先生からもアイデアを頂き、やっと完成しました」と、作品の一端を窺わせるようなコメントも。
続けて神谷も「最終章ということは、海原も出てくるし、これで終わりかな……という感じで演じたんです」と、アフレコに込めた思いとともに、「でも、どうなんでしょうね。“序章”なのかなという印象もあるんです。ただ、この作品を僕の表現でお伝えしますと、ゲラゲラ・ワクワク・ハラハラ・ドキドキ・ジーンで、遊園地のジェットコースターに乗っているかのように展開されるんです。本当に面白かったです。演じていても面白かった。気がついたらこんな場面に！？自然だから導かれるように、ストーリーに寄り添って演じることができました」と、感触を伝えていた。
『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』は9月8日より公開予定
※シティーハンター過去記事
・「シティーハンター」新作劇場版の制作決定！北条司氏「ひと味もふた味も違ったものになりそう」や続投の神谷明「待たせたな。俺を呼んだのは君だろ！」
・「シティーハンター」大ヒット舞台挨拶は神谷明はじめアツい裏話満載！植田P「小室哲哉さんも試写を観てすごく喜んで頂いた」とも
・神谷明シティーハンター“功労者”の山寺宏一ら出演に「感激です」！伊倉一恵、飯豊まりえ、戸田恵子らとみんなで「もっこり～！」
