“母の日”で来ると思わなかったのか驚きの表情を浮かべる高山（撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ）
タレント・高山一実が5月11日に東京・新宿バルト9で原作を務めた映画『トラペジウム』（監督：篠原正寛／配給：アニプレックス）公開記念舞あいさつに声優・結川あさき、羊宮妃那、上田麗奈、相川遥花、グローバルボーイズグループ『JO1』木全翔也、篠原監督とともに登場した。
『トラペジウム』は元『乃木坂46』1期生・高山一実が2016年から雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載を開始し、小説家デビューを飾った累計30万部を売り上げた作品が原作。アイドルを目指す高校生・東ゆうが、東西南北の美少女を集めながら自らの夢に向かって進むという物語。「アイドル」とは何なのか？、「アイドルが放つ輝き」とは何なのか？という“想い”を追い求めたゆうの10年間の青春物語となっている。
ついに公開となった作品へ、高山は「小説を書き始めたのは8年前でこんなに大きなものにつながると思いていませんでした。ビクリしています」と心境とともに、“東西南北”の出演キャストを見回すと「みなさんが可愛くて、いろんな感情が巡っていて、作品に昇華して頂けて」と、感謝とともに感無量といった様子。
さらに、自身の手を離れてアニメ制作スタッフたちの動きを見ていて「たくさんの方が関わると、こういうことが生まれるんだなと感じることが多かったんです。素敵なことも感じました」と、感じ入ることもあったそうだ。
劇中、お気に入りのシーンとして、作品冒頭のMAISONdesによる主題歌『なんもない feat. 星街すいせい, sakuma.』だそうで「オープニングソングが大好きです。小説では味わえない感じだなって。星街すいせいさんと、ゆうの始まる感じがしていて」とポイントも挙げていた。
また、明日5月12日は母の日ということで、“作品の生みの親”の高山へキャスト・スタッフ一同から花束がプレゼント。結川が「作品に会わせてくれてありがとうございます。そしてわたしはゆうというキャラクターに会えて良かったです」と感涙すると、高山は、「母と言われると申し訳ないぐらい。わたしは土台の土台ぐらいしか作っていませんから」と、謙遜しつつ、「みなさんがキャラクターのことを考えてくださっていて、いろいろ深い部分まで形作ってくださっています。声優さんって本当にプロフェッショナルな職業だなと思いました。いい出会いに感謝します。ありがとうございます」と、厚い感謝の言葉を返し、結川は胸いっぱいになったのかさらに落涙していた。
そしてイベントの締めの言葉を求められた高山だったが、これまで数度の舞台あいさつに立ったものの「いつもうまく話ができない」と切り出すと「人と人とのつながりが好きなのですが、それを言葉にするのが苦手なんです。そんなコミュニケーションの難しさや人間ならではのぶつかり合いが詰まっています。みなさんの生活にスパイスになれたら嬉しいです」と、メッセージを寄せていた。
映画『トラペジウム』は公開中！
取材・撮影：水華舞 （C）エッジライン／ニュースラウンジ
キャスト一同から熱視線を浴びる高山