グローバルボーイズグループ『JO1』豆原一成が5月30日に東京・丸の内TOEIで主演映画『BADBOYS -THE MOVIE-』(監督:西川達郎/配給:東映)初日舞台あいさつを『INI』池﨑理人、俳優・山中柔太朗、井上想良、西川達郎監督とともに開催した。
漫画家・田中宏氏が1988年から1996年まで『ヤングキング』(少年画報社)で連載し、シリーズ累計発行部数5500万部を誇る同名不良漫画。過去に何度も映像化されている作品。豆原は自分を助けてくれた伝説の不良・村越に憧れ、お坊ちゃんから「極楽蝶」八代目トップとなる桐木司役を演じる。司と永遠の絆で結ばれる、陽二(池﨑)、寿雄(山中柔太朗)、エイジ(井上想良)ら「極楽蝶」幹部メンバーたちとの関係も描かれる。
以下、公式レポート部分。
この日の舞台挨拶の様子は、全国の劇場にも生中継。ステージ上で4人のキャスト陣を見た西川監督は「チーム全員が今日という日に向かって頑張ってきたので、大変嬉しく思っております。そして今日は極楽蝶の4人とこうして再会できて本当に良かったです。嬉しくて今日は眠れませんでした」と挨拶し、会場は大笑い。そんな本作が初日を迎えた気持ちを訪ねられた豆原は「皆さんの前に立ってみて、あらためて本当に自分がこの映画の主演を務めたんだなということを感じています。この4人の中で自分が主演ということでしゃべらせていただいていることが、こんなにも素晴らしくて、ありがたくて、そして嬉しいことなんだなというのをあらためて皆さんの前に立って感じています」と感激した様子。
続く池﨑も「うちの家族は先日のイベント上映に来てくれて。今日も朝から福岡で観てくれた親戚もいるんですけど、めちゃくちゃ面白かったし、熱い友情が伝わったと言ってくれて。そして全国どの劇場でもいっぱいのお客さまが来てくれたみたいで、感動しました。自分が出演する作品が公開されるということは、本当に感謝すべきことだなと思いました」と語ると、豆原が「1回目のこの劇場での舞台挨拶前の上映を、うちのリーダー(與那城奨)が観てくれてたんですよ」と明かし、会場には「ええ!」と、どよめきの声が。その様子に笑顔を見せた豆原は「僕のところに来てくれて、めちゃくちゃ良かったよと言ってくれたのが本当にうれしくて。奨くんと僕とは7歳も離れていて、ご存知の通り僕はJO1では最年少なんですが、愛を感じて嬉しいなと思っています」と語ると、池﨑も「すごく優しいリーダー」としみじみコメント。
山中も、「先ほどインスタでみんなの写真をアップしたんですけど、そこでも観たよとか、カッコ良かったというコメントをいただいて。胸が熱くなりました」とコメント。そして井上も「友だちが完成披露イベントを見に行ってくれて。そういうところで感想をもらったりもしたので、これからは(SNSなどを)調べていこうと思います」とコメントした。
さらに西川監督が「この映画は青春映画でもあるので。仲間のために戦うヒーローであるということが大事なんですけど、みんなちゃんとそれを受け取ってくれた」と語ると、キャスト陣に向かって「みんな、ちゃんと届いているよ!」と呼びかけると、キャスト陣は「ありがとうございます!」「やった!」「熱い男たちだよ!」等々と大盛り上がりとなった。
本作の主人公・司は、伝説の不良、村越に憧れて家を出ることとなったが、「キャスト陣にとっての憧れの存在について」という質問も。それには池﨑が「憧れはつくると超えられないからな」とおどけつつも、山中が「まめ(豆原)が憧れです。筋骨隆々で、見るたびに身体がでかくなって。僕もトレーニングをやり始めたんですけど、やりはじめて分かるまめの凄さ。食事管理もしてて、憧れです」と語ると、井上も「僕もこの3人です。実はさっきの舞台挨拶ですごい汗をかいていたんですよ。そしたらプロは汗すらも流さないんだと言われて。だから今回は耐えて、頑張っています」とコメントするも、池﨑が「じんわりと汗をかいているけどね」とツッコみ、会場は大笑い。そんな池﨑は「僕もこの3人です。僕は(井上)想良くんと逆で、めっちゃ冷え性で、足先がキンキンに冷えているんですよ。だから代謝が良くなりたい」と語ると、豆原が「それは足トレをやってください」とアドバイスし、ドッと沸いた会場内。そんな豆原も「この3人です」とのことで、「俺は舞台上ではこんな感じですけど、実は人見知りなんですよ。撮影中も頑張ったんですけど、3人がいたからこそ普通にしゃべれている。コミュニケーション力がすごいなと思って。3人は憧れです」と語るなど、お互いがお互いのことをリスペクトしあっている様子のトークとなった。
さらにこの日は「青春映画である本作にかけて、人生が巻き戻るとしたらどんな青春を過ごしたい?」という質問も。それにはまず山中が「僕はもう一度M!LKに入りたい。でも、もうちょっとダンスを練習してから入って、グループでも上手いキャラで君臨したい。実は幼少期の頃に親にダンスをやれと言われていたんですよ。でも嫌だ嫌だと断り続けて今になったので。あの時、親の言うことを聞いておけば良かった」と語ると、豆原も「僕もJO1をもう一度やりたいけど、それと学生をもう一度やりたい。僕は高2でJO1になって、地元の学校を辞めてから、こっちの高校に編入したので、地元の高校生活を3年間送ってみたい」とコメント。
続く池﨑は「俺はアメリカの陽キャかな。向こうの高校のアメフト部に入って1軍に入って、うらやましがられるような。でも今からだと無理なので、この人生ではあきらめていますけど、本当に憧れています」とユニークなコメントで会場を沸かせると、井上が「実はこの中で僕だけがグループに入っていないんですよ。だからグループに入って頑張りたい」とコメント。すると池﨑が「楽屋で想良くんが(JO1とINIのメンバーを決める)オーディションを見てくれていて。ここに2人(豆原と池﨑)がいるわけだから、誰が受かるのか決まっているのに、2人に結末を言うな!って言うんですよ」と笑いながら報告すると、井上も「今からでも投票する気だったんですけどね」と笑いながら付け加えた。
そしてJO1が歌う本作の主題歌「Be brave!」についての話で盛り上がる中、池﨑に「最近お気に入りの曲」と質問が飛ぶと、池﨑が「今日はちょっとその曲を聴いてもらいたくて・・・スターティン!」と合図をすると、突如誕生日ソングが。そして、この日23歳の誕生日を迎えた豆原のために用意された、劇中で豆原演じる司が乗るバイクが乗った特製のバースデーケーキが登場し、会場全員で大合唱。そして西川監督から花束を受け取った豆原は「本当にうれしいです。この映画が公開する日付が5月30日で、僕の誕生日なんです。主演映画の公開日が僕の23歳の誕生日ということもあって。心からうれしく思います」と語ると、「今日もわりと朝早く起きたんですが、何をやろうかなと思った時に、やっぱり俺はトレーニングをするしかないなと思って(笑)。そんな毎日をくれるのは皆さんのおかげですし、自分が好きなことを、JO1として活動して、こうして『BADBOYS』の主演としてこうしてステージに立てているのは本当に皆さんのおかげなので。これからもJO1、そして『BADBOYS』をよろしくお願いします」とファンに向けて呼びかけた。
そんな祝福感あふれるこの日のイベントの締めくくりとして、あらためて最後のメッセージを求められた豆原は「今日、5月30日から全国公開です。最高のメンバーとともに作り上げたこの映画は熱い男たちの友情と、そして映像から熱気があふれてくるような、そんな映画になっています。皆さんの心にもどこかそういう熱い思いがぶっ刺さってくれたらいいな思っていますので、今後とも『BADBOYS』をあと2回、3回、4回と、いっぱい見に行ってくださると嬉しいなと思います!」と会場に呼びかけた。そして駆けつけた大勢のファンからの拍手喝采が送られる中、イベントは幕を閉じた。
※記事内写真は(c)田中宏・少年画報社/映画「BADBOYS」製作委員会