TVアニメ『ちびゴジラの逆襲』怪獣島住民集会2025が5月31日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開かれちびゴジラ役の福山潤、ちびメカゴジラ役の松岡禎丞、ちびモスラ役の高橋李依、ちびラドン役の下野紘、新海岳人監督が登壇した。
『おはスタ』(テレビ東京系、水曜・午前7時5分~)番組内にて3分くらいで放送中のショートアニメ『ちびゴジラの逆襲』。2023年4月から放送がスタートし、2024年4月から2025年3月には1年間にわたって続編が放送された。そんなTVアニメ『ちびゴジラの逆襲』初ファンミーティングイベントとなる。
以下、公式レポート部分。
豪華すぎる声優陣でクセが強すぎるちび怪獣たちの、ゆる~い日常を描くノンストップモンスターエンターテインメントTVアニメ『ちびゴジラの逆襲』。本日5月31日に、初となるファンミーティングイベント「怪獣島住民集会2025」が都内映画館で実施され、声優の福山潤(ちびゴジラ役)がMCを務めた。福山の呼び込みにより、満員御礼の会場に、演じるキャラクターの可愛らしいぬいぐるみを手に持った、松岡禎丞(ちびメカゴジラ役)、高橋李依(ちびモスラ役)、下野紘(ちびラドン役)ら豪華声優陣、そして新海岳人監督、ちびゴジラ(着ぐるみ)が登壇!
今回のイベントは、怪獣島で日々暮らす住民(=ファン)と住民代表(=キャスト&スタッフ)が集い、これまでの怪獣島での出来事や、これからの発展についてトークするアットホームなイベント。これまでのちびゴジラの活動を振り返る「怪獣島活動報告会」、怪獣島住民の感想コメントを読み上げ、住民代表がファンからの質問に答える「住民大討論会」、怪獣島のさらなる発展に向けた今後の展開を発表する「怪獣島発展戦略発表会」などを行った。
「怪獣島活動報告会」の中で発表された“推しキャラアンケート”では、なんとちびラドンが1位に!これにちびラドン役の下野は「意外ですね~!10位に入っていればまあまあかなと思っていたので」と驚きつつ「これからも全力でイジりを受け止めて、体がボロボロになろうがイジられ続けてラ、ド~ンッ!していきたいです」と意気込んだ。またそんなちびラドンの第一印象については「メンタルが強くてナルシストな印象で、最初のアプローチの方向性的には『ちびまる子ちゃん』の花輪クン。でも扱われ方があまりにも違う!」と会場のファンを笑わせた。
さらに過去の放送回にゲスト出演した、山寺宏一、村瀬歩ら実力派声優陣も話題に!福山から「次は誰に出て欲しいですか?ここで言うのはタダですから!」と尋ねられた高橋は「レジェンドで野沢…決まったわけではないから名前を言うのはここまでにします!」と控えめにラブコールを送ると、下野は「レジェンド野沢と言ったら…一人しかない!金色オーラをまといそう」、松岡は「絶対に金ピカ」と大盛り上がりで妄想していた。
また初めて脚本を読んだ際の感想について聞かれると、福山は「カワイイとオモシロイの間はどんなものかと、収録前に色々なパターンの声を考えました。それくらい幅の広い脚本だったので気合が入りました」と回想。高橋も「大人でもフフフと笑ってしまう展開で、キャラクター解説から飛び出るような脚本でした」と同感。松岡は「…やるしかねえなと。ただそれだけでした」と謎の男気を発動し、下野は「キャラクター解説ではラドンはナルシストと書いてあったのでお金持ちキャラをイメージして、喋り方を練習しました」と役作りの工夫を明かした。これら声優陣の熱演に新海監督は「皆さんイメージを超える演技を披露していただき、本当に素晴らしかった」と絶賛した。
担当キャラクターとの共通点について高橋は「オタク趣味があるのは私と一緒。それに好きなものを語る時に早口になるのも同じ。私に向いているキャラクターだと思った」と早口でまくし立てた。下野は、ずばり「いじられるところかなあ?」と苦笑。一方、松岡が「アフレコをしていると『松岡君がいるだけで現場の温度が上がる』と言われる。それは気合や精神論の話ではなく、物理的に温度が上がっているという事。最近はブロワーを扇風機代わりにして涼んでいる」というルーティンを明かすと、福山は「熱暴走を起こしているのね!?」と笑わせた。そんな福山はちびゴジラについて「楽しい方向に移行しようとするところや定期的に破壊衝動が湧き上がるところが似ている。破壊衝動と言っても物理的な事ではなく、トーク中に話の流れが見えたときにその流れを壊したくなるような破壊衝動です」と、ちびゴジラの意外な部分に共鳴していた。
またイベントの中で、『ちびゴジラの逆襲』TVアニメシリーズ最新作が7月2日(水)から放送開始となる事も発表。松岡は「…頑張ります!いや、現在進行形でアフレコを頑張っています!」と宣言。また新キャラ・ちびJJの声を、声優の小西克幸が務めることも明かされ、小西と同じ誕生日・同じ血液型という下野は「小西さんがチームに入ってくれたことにより、よりにぎやか感がパワーアップするのでは?ちなみにアフレコ収録は進んでいて、ちびJJは…ヤバい警察でした!」とファンの期待を煽っていた。
加えて、主題歌が水曜日のカンパネラの書き下ろし楽曲に決定。高橋は「凄い!今まで主題歌なんてありましたか!?」と驚きつつ「どちらも“水曜日”で良かった!まさかの御縁。嬉しいです!曲もテンションが上が
ります!自然と体が動いちゃう」とすっかりお気に入り。新海監督も「イメージ通りの踊れるピコピコした感じの楽曲で、この作品の世界観に合っている」と手応え十分だった。
ファンには嬉しい様々な情報が飛び交った「怪獣島住民集会2025」もあっという間に終了の時刻に。松岡は「『ちびゴジラの逆襲』をやっているとストレス発散になる。大変ではあるけれど、スッキリする。これからもずっと続けていきたい」、高橋は「約3分間のアニメですが、アフレコも手際が良くて私たちもテスト&本番を走り切って気持ち良く仕事が出来ています。しかもこれから新作もあるので、これからさらに皆さんの朝を盛り上げたいです!」とやる気十分。
下野は「今『ちびゴジラの逆襲』が世の中の波に乗っている感がある!このまま何かと同時上映の形でも映画をやれたらいいと思っています。そこまで行きたいという思いがあるので、応援よろしくお願いいたします!」、新海監督は「このようにイベントを開催できて、毎週のように自分の監督作がテレビ放送されるのはとても幸せな事。またこのようなイベントが出来るよう頑張っていきたいです」とコメント。最後に、MCも務めた福山から「皆さんにお届けするまでの間も我々も笑顔で各パートを担当して作品を作っておりま
す。10月29日にDVDも発売されるということで、7月2日からのシリーズ最新作も含めて、皆さんと一緒に楽しい一日の幕開けを始められたら幸せです」とイベントを締めくくった。
※記事内画像は(c) TOHO CO., LTD.