ロックバンド『King Gnu』のメインボーカルで俳優・井口理が2025年12月より上演予定の舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』(演出:小貫流星)を主演することが7月31日に発表となった。
日本でも大劇場から小劇場まで何度も舞台化されている現代喜劇作品。ロンドン郊外のエリック・スワン(井口)の自宅が舞台。社会保障手当を不正受給し生計を立てるエリックのもとに、社会保険省の調査員・ジェンキンズがやってくる。この難局を乗り切ろうと、間借り人のノーマン・バセット(矢本悠馬)を言いくるめて嘘に加担させるのだが、次から次へと訪問してくる人まで巻き込んで、大騒動へと発展していくこととなり……。
メジャーデビュー後初となる舞台出演となる井口は、本作へ、「『キャッシュ・オン・デリバリー』は、学生の頃、今回演出をする小貫流星くんと一緒に上演した作品です。僕が今回演じる役を当時は小貫くんが、矢本悠馬さんが演じる役は僕が演じていました。その小貫くんがある日久しぶりに連絡をくれました。ここ10年、お互い別々の道でやってはいましたが、小貫くんも東宝で演出助手として頑張っていたのを知り、お互いの積み重ねた成長を今また、みなさんに見せられたらなということで今回の舞台が決まりました」と、出演の経緯を。
続けて井口は、「矢本さんも小貫さんも、コメディをとても楽しんでやれるエンターテイメント精神を持った方々なので、僕自身一緒に舞台を作れることが楽しみですし、どこまでできるか分からないですが、みなさんの笑顔が見られるように精いっぱいやりたいと思います。劇場でお待ちしております」と、メッセージを寄せた。
一方、矢本は、「主演の井口理さんをはじめ、初めましての方が多く、早く座組の皆さんにお会いしたいなと胸躍らせております。自分が演じるノーマン・バセットは、作中で井口さん演じるエリックとはバディですし、物語の中心人物。もうすでに緊張しております。何度も公演され、たくさんの演者の方が彩ってきた人気作品『キャッシュ・オン・デリバリー』、お話を知っている方や作品のファンの方が驚くような仕事ができればと腹をくくっております」と、意気込んでいる。
舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』東京公演は2025年12月にTHEATER MILANO-Zaにて、大阪公演は2026年1月にクールジャパンパーク大阪 WWホールにて上演予定!
■公式サイト
https://www.tohostage.com/cashondelivery/
《あらすじ》
10月の雨の降る朝。ロンドン郊外にある、エリック・スワン(井口理)の自宅。
エリックには、妻のリンダに大きな隠し事があった。
2年前に電力公社を解雇されて以来、架空の間借り人を何人もでっちあげ、社会保障手当を不正受給し、生計を立てていたのだ。
良心の呵責を感じ始めたエリックは、でっちあげた人物を抹殺しようと決意する。
ところがそこへ、社会保障省の調査員、ジェンキンズ氏が訪ねて、エリックが生み出した架空の人物への面会を求める。
2階のホンモノの間借り人・ノーマン(矢本悠馬)を巻き込んで、嘘を重ねるエリック。
ごまかせばごまかすほど嘘がこじれ、エリックとノーマンは窮地に立たされていく。
2人は嘘をつきとおすことができるのか?
綱渡りの極限の状態で、エリックは――