声優・上坂すみれが8月1日に東京・明治座で舞台『ゲゲゲの鬼太郎2025』(脚本・演出:堤泰之)合同取材会に俳優・荒牧慶彦、声優・大塚明夫、俳優・植田圭輔、廣野凌大、美弥るりか、浅野ゆう子とともに登場した。
『ゲゲゲの鬼太郎』は漫画家・水木しげるさんが1965年に『週刊少年マガジン』で連載をはじめ、その後、漫画だけにとどまらず、映画、小説、ドラマ、ゲームなど多くの人に愛さている作品。登場する妖怪たちの多くは日本古来より伝承された存在で水木さんが新たな解釈やデザインのアレンジを加えたことで妖怪そのものが広く周知され、日本の妖怪伝承において大きな影響も与えている。そんな舞台版は2022年に『ゲゲゲの鬼太郎』として上演されたが、今回は水木さん没後10年にあたる節目の年となる2025年に新作として上演となる。
荒牧は主人公・ゲゲゲの鬼太郎役、ねずみ男役を大塚、ねこ娘役に上坂すみれ、吸血鬼エリート役に植田、インフルエンサー・ムサシP役に廣野、謎の女役に美弥、鬼太郎最大の強敵となる吸血鬼カミーラ役を浅野が演じる。
ねこ娘衣装で登場した上坂。「私は普段声優をやってるんです。本当に生まれてから今まで殺陣というものに馴染みがなかったので、ゼロから殺陣の何たるかを教えていただきまして、ねこ娘ちゃんは結構すばしっこいっていうファイトスタイルなんですけど、“100メートル12秒かかる走り”の私が……」とコメント。
それは速いんじゃ……という空気が漂いかけたところで、キャスト陣から「50メートル?」との声があがり、「あっ、50メートルだ!100メートルだったらめっちゃ速い(笑)。失礼いたしました」とお詫びする一幕があり、カンパニーから愛されぶりを窺わせるとともに、「すっごく運動神経のない中で、どうやってこう機敏な動きをすればいいのかっていうのを、本当に優しいこのカンパニーのみなさまが教えてくださって、どうにか、ねこ娘っぽい動きを練習することができました!」と、学ぶものが多かった様子を窺わせていた。
その後、ゲネプロが開催。現代のSNSに親しんで映像演出で可愛らしいポーズから変顔までさまざまに披露していたり、話していた殺陣シーンもあり、爪と構えなどで戦う様子を見せていた。
舞台『ゲゲゲの鬼太郎2025』は8月2日から16日まで上演予定!
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ