舞台『移民』(作・演出:加藤拓也)が2027年1月に東京・東京芸術劇場シアターイーストで上演予定であることが6月16日に発表。あわせて、俳優・岡田将生、土居志央梨が出演することもアナウンスされた。
本作は、2024年に梅田芸術劇場と英国チャリングクロス劇場が日英共同で演劇作品を上演するプロジェクトとして、チャリングクロス劇場にて上演された『One Small Step』を日本版として新たに脚色した作品。同作のタイトルを『移民』とあらためて上演する。
『One Small Step』を手掛けた加藤拓也氏のオリジナル作品をもとに開発。加藤氏と英国のスタッフ(照明・美術・音響ほか)がディスカッションやリーディングを重ねながら創作を進め、新たな戯曲として上演された意欲作となる。『移民』でも引き続き、加藤氏が作・演出を担当しており、本凱旋公演として銘打たれることとなった。
作品は、観客を月と地球の異空間に誘いながら、生命の誕生という人智を超えた領域に直面した時浮き彫りになる男女のテーマや人類が向かうその先を切り口に、鋭い台詞劇が描かれる。
この発表に加藤氏、岡田、土居がそれぞれコメントを寄せた。以下全文。
●作・演出 加藤拓也
人類が他の星へ移り住もうとしている。そんな現実を背景にしながら、この物語が見つめているのは、ある一組の夫婦のごく私的な会話です。他の星に都市を築き、人類を繁栄させようとする壮大な計画の中で、一組の夫婦が、正しさや役割によってお互いの道を塞ぎ合っている。私的な対話と壮大な計画のすれ違いは、新しい世界を築こうとする手と、目の前のひとりの声を聞こうとする手の違いなのかもしれません。劇場でお待ちしています。
●岡田将生
最後に舞台に立ったのはもう何年も前の話で随分と時間が経ってしまいました。今回、また舞台の機会を頂き加藤さんには感謝しています。なんだか台本を読ませて頂いてから心も体も緊張状態なんですが、加藤さんについていこうと思います。密室で夫婦のリアリティを維持したまま物語が展開する様は、さぞや覗いている感覚に陥ると思われます。このカンパニーでの稽古時間を大切に、積み上げたものを皆様に届けられるよう頑張りたいと思います。さぁ、頑張ろう自分。
●土居志央梨
加藤さん、岡田さんとのクリエーションが今からとても楽しみです。壮大な世界の中で、些細で個人的な感情が細かく渦巻いている様子を丁寧に演じられたらと思っています。その先に何が見えてくるのか‥。今は正直想像もつかないですが、この物語の2人と同じように、未知の領域を一歩一歩踏みしめる気持ちで稽古、本番期間を過ごせればと思っています。

