“キスマイ”の愛称で親しまれているアイドルグループ『Kis-My-Ft2』玉森裕太が7月1日に都内で主演ドラマ『マイ・フィクション』(ABC テレビ・テレビ朝日系、日曜午後10時15分~)制作発表会見を俳優・森川葵、宮澤エマ、野村周平、お笑いコンビ『レインボー』のジャンボたかおと池田直人とともに開いた。
完全オリジナル脚本作品。平和な町で平凡に暮らす男の身に起きた、「記憶」にまつわる不可思議な物語が描かれる。ある日、事故に遭った主人公・伊川正樹(玉森)が目を覚ますと、他人になりすまされ、さらに、愛する妻・伊川真弓(宮澤)や同僚からも忘れ去られている……というショッキングな始まりを見せる。自分が生きてきた人生や、相手との関係性を定義する「記憶」。しかし、もしそれが相手の記憶と異なっていたり、記憶そのものが無くなってしまったら……。自分自身の存在や、まわりとの関係性を、どうすれば証明できるのか? もし記憶がなくなったら、自分が確かに感じた愛すらも、なかったことになってしまうのか……? 激変した日常に翻弄される主人公を中心に、自分自身の存在とはなにか、愛は“失われた記憶”を超えることができるのか……を問いかける。
ブラウンのロングジャケットとのセットアップにオレンジのネクタイ姿で登壇した玉森。玉森は脚本を読んで、「最初に思ったのが“何だこれは!?”という感情を持ったんです。すごくやりがいがあるだろうなって思えたし、たくさん頭にハテナを飛ばしながら読んでいたので、その都度、プロデューサーや監督に確認しながら日々撮影していました」と手探りしながらといった様子。池田が司会を務めるなかでの会見となったため池田が「よく確認に行くんですか?」と詳細を尋ねると、玉森は「確認しに行きますね。分からなくなっちゃうので。これ“どこのどこだ?”という感じになっちゃうので確認しながらです」と、丁寧に感情を作っている様子を窺わせた。
主題歌はキスマイの楽曲『My Affection』も使用されており、その曲の感じへは「まっすぐ気持ちを伝えている歌詞になっておりまして、テンポ感もいまの僕たちキスマイを歌っているような世界観な歌詞になっています」と説明。キスマイといえば、現在アリーナツアー中で、本作の撮影と切り替えができている?という問いも飛んだが「できてるんですかね……?(苦笑)でも、みなさんが自分をグッと持っていってくださるので、みなさまのお力を借りながら役と対峙しています」とのことだった。
作品にあわせて、明日1日限定で周囲から忘れられたら?という質問が飛ぶ。玉森は「スーパー銭湯とかに行きたいなって」と漏らすと池田が「前々から行きたかったんですか?」と、強い願望かどうか確認すると、「もともとそんな行かないですけど、何も気にしなくていいなら」と、スーパー銭湯への温度感を語った。
記憶がテーマということで自身がインパクトに残った記憶について質問。玉森は「撮影中の記憶でもいいんですかね?……1話のことですけどこれはネタバレに……」と、恐る恐る確認していたが、とりあえず出してみようと促される。玉森によると、「自動車に乗るシーンがあるんです。緊迫した感じで『助けてください!!!』と乗り込むんです。その自動車が助手席だったんですけど、後は1枚ドアの自動扉だったんです。『助けてください!!!』という状況に対してゆっくりしまっていって……。すごく緊迫しているのに、のほほんとしちゃって。俺、そこ、すごい思い出に残っていて、面白かったなって」と証言。
森川もこの状況は頭に焼き付いていたようで、「“これはコントでもやってるのかな?”っていうかくらい、一瞬みんな扉を目で追ってて。それはみんなで笑っていて」と、その場の空気感を伝えていた。
玉森演じる正樹の妻・真弓役を演じる宮澤は「初日の撮影がハードだったんです。(玉森と)はじめましての状況で夫婦の温かいシーンを撮影していくことになって。膝枕をして頂いて耳掃除をしてという状況で、ほぼ知らない、はじめましての人に耳掃除されたくないじゃないですか。ファンのみなさまに申し訳ないですし、耳掃除専門店で耳にカメラまで入れて頂いて、そうしたら綺麗だったんですけど、(耳の中まで)万全の状態で臨ませて頂きました」と、羞恥心を覗かせる。
これに玉森も「人さまの耳の中に耳かきを入れる経験がないから大丈夫かなって思っていたんですけど、“なんで撮影初日にこれをやってるんだろう”って思いながらやってました」と、当時の心境を振り返るとともに、宮澤の耳の中は「とっても綺麗でしたよ!」と、宮澤の名誉をしっかり守る紳士ぶりを見せていた。
そんな“はじめまして”の状況は野村も面食らったそうで、「きょうも玉さんとかと言えてますけど、PR動画を撮影した時に、はじめましての状況で、俺から話を振って始まって……。あんなに気まずいPR動画は初めてでしたよ!」と、話していた。
イベント後半には、キャスト5人が撮影中にあった出来事を話すなかで、誰か1人だけ嘘をついており、それを当てるゲームコーナーを開催。玉森は『左右逆』エピソードとして「嘘みたいな本当の話なんですよ!撮影現場にうちの(『Kis-My-Ft2』)メンバーの宮田(俊哉)さんが『アサデス。』という番組のレギュラーで取材にしてきてくれたんです。“久しぶりー”って言ってきて、靴をまさかのまさかの左右逆に履いていたんです。“そんなことあるかね?”と思いながら。違和感感じながら。宮田さんももう37、38歳で“間違えるわけないだろ”と。それで『ボケかなんかですか?』って聞いたら、滝汗が流れてきて、『マジで間違えました!!』っていう嘘みたいなお話があるんです」と話す。ジャンボは「宮田さん本当だったら心配ですよ」と感情を込めると、玉森も「そうなんですよ。心配なんです」と、このエピソードを締めくくる。
ゲームは玉森が嘘をついていると野村、ジャンボ、森川が疑っていたが、野村が嘘をついていたという結末に。玉森は自身の話の裏付けを「できる人もいるんです」と、宮澤を挙げ宮澤もニッコリうなずいていた。さらに、靴が左右逆だった宮田について、「朝早かったし、福岡から来たと言ってたし現場も遠いところだから疲れてたのかなって」と、宮田の名誉も守っていた。
そして玉森から「まもなくみなさんのもとに届くと思うと楽しみです。考察で盛り上がってくれたら嬉しいです。作品のテーマの愛や記憶を、それぞれの解釈でこのドラマに向き合って頂いて、この夏、面白かったと思えるドラマになっていたらと思っています」と、メッセージを送っていた。
ドラマ『マイ・フィクション』は7月5日午後10時15分より毎週日曜日に放送!放送終了後、TVerで見逃し配信。
文:水華舞
写真は©ABCテレビ



