小栗旬、自信満々の太宰治役に「僕のこと嫌いにならないで!」死ぬほど恋するなら「申し訳ないけど、二階堂さんの役は正直、キツい」

小栗旬、自信満々の太宰治役に「僕のこと嫌いにならないで!」死ぬほど恋するなら「申し訳ないけど、二階堂さんの役は正直、キツい」1

 俳優・小栗旬(36)が25日、都内で主演映画『人間失格』(監督:蜷川実花/配給:松竹、アスミック・エース)の限定試写会に共演の沢尻エリカ(33)、二階堂ふみ(24)、成田凌(25)、蜷川監督(46)とともに出席。「ホントに僕にとってもみなさんに自信を持っておもしろいと言える映画。でも、(観た後に)僕のこと嫌いにならないでください」と茶目っ気たっぷりにPRした。

 天才作家・太宰治が死の直前に完成させた”世界で最も売れている日本の小説”「人間失格」だが、小説よりもはるかにドラマチックだったその誕生秘話を太宰自身と彼を愛した3人の女性の目線から、事実をもとにしたフィクションとして映画化したもの。

 蜷川監督から「太宰役は小栗くんしかいない!」と強いオファーをもらったという小栗だが、「素直にうれしかったし、台本を読んだらムチャクチャむずかしそうだけど、これをやらなかったら(俳優として)どうなんだろうと思った。撮影は楽しい半分、しんどい半分。沢尻さんとはとても素敵なラブストーリーをやれたし、(二階堂)ふみちゃんとはドロドロもやれたし。でも、ふたりのとってもかわいい子どもたちを前にして、『お父さん、出かけてくるね」と言うのがしんどかった。後半、太宰がどんどん追い詰められていく姿もぜひ、楽しんで欲しい」。

 一方、愛人・静子役の沢尻は「自分の欲望に貪欲な女性で、撮影現場では楽しいしかなかった。(蜷川)実花さんがまた映画を撮ると聞いて、どんな重い役がくるのかと思ったが、ずっと恋してルンルンの役で、苦しい部分もあったが、恋しているが勝っていたので楽しかった」とご満悦。一緒に死ぬことを懇願する最後の女・富栄役の二階堂は「ジメジメしている役だたが、小栗さんが圧倒的で、現場に現れただけで空気が変わる存在だったので、身をゆだねて生きていた」と振り返った。

 お題にちなんで、作中の人物で死ぬほど恋するなら誰?の問い小栗は「申し訳ないけど、(二階堂演じる)富栄さんは(重すぎて)ちょっとキツい。やっぱ、(正妻の)美智子さん(宮沢りえ)ですかね。どうですか、成田さん?」と振ると、成田も「そうなりますよね、帰る場所があるっていいと思う」としみじみ。一方の沢尻は「千葉(雄大)くんが演じている静子の弟。かわいいけど、芯がある。そういう人が好き」と意外な人物を挙げると、小栗も「そう、(静子の弟は)いい子だ。(沢尻は)意外にちゃんとしているのね」と茶目っ気たっぷりに笑っていた。

 作品はベネチア国際映画祭に出品されることも決まったが、小栗は「すごく日本が感じられる作品。昔の三鷹の街並みとかいい絵だったな。太宰は日本の文化みたいなものじゃないと生まれなかった作家だと思う」としみじみと振り返っていた。

 9月13日公開!

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小栗旬

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沢尻エリカ

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二階堂ふみ

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成田凌

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