TrySailが「三笠」をライトアップ
3人組ガールズユニット『TrySail』の麻倉もも、雨宮天、夏川椎菜が14日、神奈川・横須賀 三笠公園でアニメーション『劇場版 ハイスクール・フリート』（監督： 中川淳／配給：アニプレックス）世界三大記念艦「三笠」TrySail ライトアップ点灯式に登場し、700人のファンが詰めかけた。
アニメ『ハイスクール・フリート』は“はいふり”との略称でも親しまれた作品で、『ストライクウィッチーズ』『ガールズ＆パンツァー』などを手がける鈴木貴昭原案のオリジナルアニメーションとして2016年4月からTV放送された。“国土水没により海上大国となった日本”という時代背景に合わせち密な設定と世界観を舞台に、教育艦「晴風」の艦長となった明乃をはじめ、副長の宗谷ましろら、艦で共に過ごす仲間たちの豊かな個性や、少女たち同士の関係性を魅力的に描き出した。しかも、可愛いキャラクターたちとは一見ミスマッチな艦隊バトルシーンは、ミリタリーファンも納得の綿密な設定考証に基づきリアルに描写されるなど話題にもなった作品だ。『TrySail（トライセイル）』の3人は、作品への出演はもちろんのこと『TrySail』としても、作品の楽曲『Free Turn』を歌っている。
約700人のファンの歓声に応え、三笠の艦内から登場した『TrySail』の3人。集まったファンの多さに驚きながらも、さっそく点灯式へ。作品にちなみ、ファンと一緒に「ヨーソロー！」と声を合わせると、艦首からイエロー・ピンク・ブルーと『TrySail』のイメージカラーにライトアップ！メンバーたちは興奮気味に「綺麗！」「強そう！「TrySail のグッズみたいだね（笑）」と、楽しんでいた。
これまでイベントなどで横須賀を訪れる機会が多かったという夏川は、劇場版の発表を受けた際の心境へ「横須賀を訪れる度に街全体が『ハイフリ』を応援してくれていて！ 自分が演じるキャラクターが商店街のいろいろな場所にあるのを見ていたので、そのみなさんに新しいストーリーをお見せできる喜びを強く感じました！」と、熱弁。
そして、『TrySail』が担当する劇場版主題歌『Free Turn』のMVが会場限定で初公開。TVアニメのOP『High Free Spirits』を引き継ぐ楽曲の世界観を見せるものに。
ちなみに、タイトルの『Free Turn』は、“リターン”という単語も込められていると話す雨宮は「自由にそれぞれの道を行くけれど、歌詞の中に＜ただいま言える場所＞というフレーズがあるように、いつでも帰ってこれる場所といったニュアンスが込められています」と、思いを。夏川は、明乃の信念でもある“海の仲間はみんな家族”に通ずる部分がある歌詞だと語る。
麻倉は「それぞれの道を行くけどまた同じところに戻ってこれるよ、という意味が込められたストーリー仕立てのMVになっています」と、3人のさまざまな表情が垣間見える映像に言及。ストーリーも事前に用意されており、それぞれ割り振られた役に沿って収録を進めたという裏話も披露していた。
なお、MV冒頭から確認できる夏川のフェリー上のシーンは、実際に早朝から航行中の船内で収録したのだとか。
初回生産限定盤・通常盤のジャケット撮影は三笠の艦内で行われており、夏川は「3人集まれば『TrySail』ごっこができます！（笑）」と茶目っけたっぷりのコメント。さらには、雨宮も「“海しりとり”をすれば、それは『TrySail』ですね（笑）」と撮影中は“海しりとり”なる、海に関するワード限定のしりとりをしていたことを明かし「素の表情がいっぱいで楽しい雰囲気になっています」とジャケットのポイントを解説。
最後は3人から一言ずつ、劇場版や『Free Turn』に懸ける想いが語られたところでイベントは締めくくられた。
期間生産限定盤
初回生産限定盤
通常盤
アーティスト写真